かつては京都駅の八条口から
タワーが見えたのだが
高層のターミナルビルができてから
見えなくなってしまった。
新幹線到着のホームでも
見えなくなったので、
京都へ着いたときの感慨が
ひとつ減ってしまった。
京都駅からJRで
ナッちゃんとカミさんは
USJへ、自分は金光大阪へ出向いた。
かつてのシルバーシートは
今はブルーシートになり
妊婦・怪我人・老人のイラストが
記してある。
駅ビルの中は
モダン建築でまるで
近未来都市のような建物である。
平等院へ赴く途中
観月橋あたりに
京滋バイパスができ
四重の立体交差した道路があった。
道路沿いの温度計が
40度だったのには驚いた。
平等院は10円の
裏のデザインであることは有名だが
一万円札の裏の鳳凰も
そのデザインであることは
知らなかった。
ミュージアム・ホールでは
貴重な仏像類を
鑑賞できた。
醍醐寺の五重塔は
朱色が褪せてはいるが
堂々とした体躯で
その構築美は
目を見張るものがあった。
次期一万円札の裏にでも
意匠されても
ふさわしいような
美しさである。
醍醐寺境内のなにげない参道にも
京らしい風情があった。
山門の装飾には
一々目が留まった。
最終日、新幹線の時間まで
1時間ほど間があったので
予定にはなかった
雪舟寺に立ち寄った。
もう、何十回となく訪ねている
京都在住中は、もっとも愛した寺である。
猛暑のあおりで
「鶴亀の庭」の
苔の大半が枯れていたのは
残念だった。
でも、放射能汚染されていないだけ
まだ、よしとしなければ、とも思った。
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