NHKの映像の世紀 NHKのかすかに残された 良心のひとつです。
昨夜真夜中 東京裁判 が 放映されました。
ドイツの戦犯を裁いた ニュルンベルグ裁判と同様に 国が起こした
戦争という 犯罪(勝った側から視た) の責任を 個人に求めた裁判
でした。
東条英機は裁判直前 自殺を図りますが アメリカの 死なせてなる
ものか (なぜだかおわかりと思いますが)という 執念で延命します。
東条は 昭和天皇に 累を及ばさないよう つとめることにします。
そして あの戦争が 『自衛のための』戦争だったということを論拠に
戦います。
しかしながら 彼は ポロリと『天皇陛下のおことばに我々が逆らえる
はずがない』と言ってしまう。アメリカは大いに焦ります。
なぜなら 戦後日本の支配のために 天皇の存在は必須と 考えていた
からです。
元外相 総理大臣を務めた廣田 弘毅は 東条英機とともに ピックアップ
されていました。広田は 文官であるにしても 戦争を止めえなかった
責任を痛切に感じ 死を覚悟していました。答弁もしませんでした。
6:5の小差で 死刑判決を受けましたが そのとき 彼は 弁護を担当
した三男に目をやり 傍聴していた次女三女に 微笑んだのです。
慈愛をこめたまなざしでした。
12月23日 7名が 絞首刑を執行されました。
7名は 天皇陛下万歳 を 三唱し 従容と死に赴いたそうです。
翌 24日朝 巣鴨プリズンから 三人の男が 釈放されました。
A級戦犯容疑者だった三人とは....
自ら 『満州はオレがつくった』と豪語し 満州つながりから国際
勝共連合=統一教会と深く係わり 4年後総理大臣となって
日米安全保障条約を締結し 安倍元首相の 義父でもある
岸信介
釈放後 笹川財団 のちの日本財団をつくり ,全国に競艇を普及させ
モーターボート競走会連合会会長,日本船舶振興会会長として競艇収益
の配分権をにぎり,政界のフィクサーとなった
笹川良一
のちのちの自民党である民主党に結党資金を提供し 右翼のフィクサー
となった
児玉富士夫
やはり A級戦犯として 逮捕され 不起訴となり 釈放された 長年
CIAのスパイであり 読売新聞社主であった
正力松太郎
おなじくCIAのスパイであり 日本の情報をアメリカに流していた
吉田 茂
が 日米合同委員会というアメリカの意を汲む 日本政治と経済の
仕組みをつくりあげていきました。アメリカが 種を撒き 育て 収穫する
枠組みです。その収穫も 国民の資産のみならず 国民の命を検体として
捧げる最後の段階に入りました。
アメリカは 戦争に勝つ前から 周到に種子を撒き続けていました。
太平洋戦争とは アメリカの企画した 戦争であったと わたしは思って
います。日本はアメリカに追い詰められ 内なる敵に唆され 悲惨な戦争
への一歩を踏み出した。
アジア諸国へ迷惑はかけましたが それは たしかに 自衛のためでも
ありました。
東京裁判は 世界に向けて発信された ショウ でした。正義の味方
たる 英米を知らしめるための....ですね。
最大の戦犯 最大の殺戮者は アメリカです。
アメリカ合衆国が関与した戦争一覧 - 21世紀 - わかりやすく解説 Weblio辞書
アメリカ そのウラの イスラエル あたまがよすぎるので
日本は とても かなわないでしょう。
今度こそ 巻き込まれないように アメリカの戦争に......