一日一言
板につく
「板」は、部隊と言う意味で、役者の演技が
舞台にはまり調和していると言う意味から
その仕事などにすっかり馴染んでいるさま、
または、服装や態度などがしっくり合ってい
るさまのたとえに用いる。
★彼の包丁さばきは板前としてすっかり
板についている。
4月に咲く花「山吹」
開花時期は、 4/ 5頃~ 4/ 末頃。
夏に再び少しだけ咲くこともある。
・山の中に生え、花の色が蕗(ふき)に似て
金色で美しいことからこの名前に。
また、しなやかな枝が風にゆれる様子から
「山振」の字があてられ、じきに「山吹」に
なったとも。
・”やまぶきいろ”と呼ばれる鮮やかな黄色。
絵の具とか色えんぴつに「やまぶき色」と
いうのがありますね。
「レモン色」というのもね。
・イギリスでは
「イエロー・ローズ(黄色いバラ)」
「ジャパン・ローズ(日本のバラ)」
と呼ばれる。
・八重山吹と違ってこちらは一重(ひとえ)。
・一重の山吹には実がつくが、
八重山吹には実がならない。
・「ほろほろと 山吹散るか 滝の音」
松尾芭蕉
「山吹や 葉に花に葉に 花に葉に」
炭太祇(たんたいぎ)
「山吹の 立ちよそひたる 山清水
汲みに行かめど 道の知らなく」
高市皇子(たけちのみこ) 万葉集
「花咲きて 実は成らずとも 長き日(け)に
思ほゆるかも 山吹の花」 万葉集
「蝦(かわづ)鳴く 甘南備河(かむなびがわ)に
かげ見えて
今か咲くらむ 山吹の花」 万葉集
厚見 王(あつみのおおきみ)
(季節の花300より)