一日一言
韋駄天(いだてん)走り
「韋駄天」とは、仏法の守護神の一つで、足が
大変速く、仏舎利を盗んだ鬼を追いかけてそれ
を取り戻したと伝えられている。そのことから転
じて、非常に速く走ることを言うのに用いる。
★江戸時代の飛脚は江戸と大坂を韋駄天走り
して手紙を届けた。
4月に咲く花「花梨(かりん)」
開花時期は、 4/ 5頃~ 4/20頃。
・1000年以上前に日本に渡来。
・実は香りよく、のどの薬として有名。
「カリンポリフェノール」という成分を
含んでおり、のどの炎症をしずめて
風邪やぜんそくのせきを止め、たんを取る。
中国ではそのいろんな効用から
「杏一益、梨二益、カリン百益」
と呼んでいる。
・実はかなり固くて酸味が強く、そのままでは
食べられないので、ハチミツ漬けやジャム、
果実酒などに用いられる。
・近縁種にマルメロがあり、果実もカリンに
よく似ているが、マルメロの方が
ややでこぼこで丸型なので区別できる。
長野県諏訪地方でたくさん栽培される。
・’83年頃、柏原芳恵の「カリン」という
歌があった。
(季節の花300より)