一日一言
煙に巻く
大げさに言って相手を戸惑わせる、または、
一方的に言い立てて相手に切り込むすきを
与えないという場合の例えに用いる。
「煙に巻く」ともいう。
★彼と話をしていると、いつも私を煙に巻くような
結果しか感じられない。
5月から咲いていた花「杜若 (かきつばた)」
開花時期は、 5/ 5頃~ 5/ 末頃。
梅雨のちょっと前に咲く。花は紫、青紫、白。
・昔、花の汁で布を染めたので
「書き付け花」となり、だんだん
「かきつばた」に変化していったらしい。
「燕子花」とも書く。また、万葉集の時代には
「垣津幡」「加古都幡多」などと書いた。
・1770年頃、ロシアのバイカル湖の近くで
パラス(Pallas)さんが初めて発見した。
・”いずれ文目(あやめ)か 杜若(かきつばた)”
= 区別できないたとえ
文目は乾いた土地、杜若は水の中から生える
ので、2つを並べた場合は区別できそうです。
花菖蒲はこれらより開花が遅い
(6月になってから)。
詳しくは下記の「見分け方」参照。
・5月13日、7月3日の誕生花(杜若)
・花言葉は「幸運、雄弁」(杜若)
★三河の国(愛知県)八橋(やつはし)は昔から
杜若の名所だった。そこで詠んだ歌。
「から衣 着つつなれにし つましあれば
はるばる来ぬる 旅をしぞ思ふ」
在原業平(ありわらのなりひら)
(伊勢物語)
「か」「き」「つ」「は」「た」の5文字が、
それぞれの句の先頭にある。
・愛知県の県花(杜若)
・「かきつばた 衣(きぬ)に摺りつけ
大夫(ますらを)の
着襲(きそ)ひ猟(かり)する
月は来にけり」
大伴家持 万葉集
「神山(こうやま)や 大田の沢の
かきつばた
ふかきたのみは 色に見ゆらむ」
藤原俊成(ふじわらのしゅんぜい)
■アヤメなどの見分け方(開花順)
ジャーマンアイリス(ドイツ文目)
4月~5月頃に咲く。
乾いた土に生える。根茎。
花色は白、黄、青、紫等の原色っぽい色。
花の様子は、なんとなく洋風。
花びら中央部のひらひらは「ブラシ状」。
真ん中2枚の花びらは直立する。
葉っぱは幅広で、筋は無く、ほぼ平坦。
ダッチアイリス(オランダ文目)
4月~5月頃に咲く。
乾いた土に生える。球根。
花色は白、黄、紫等のやや原色っぽい色。
花びら中央部には、ジャーマンアイリスの
ような「ブラシ状」のひらひらは無い。
葉っぱはやや細めで、くるりと巻く。
一初
4月下旬~5月中旬頃に咲く。
乾いた土に生える。
花色は主に青紫色(まれに白色あり)。
花の様子は、なんとなく和風。
花びら中央部のひらひらは「とさか状」。
うしろ2枚の花びらは斜め上にひろがる。
葉っぱは幅広で、
縦に何本も筋(突起した脈)がある。
文目
5月上・中旬頃に咲く。
乾いた土に生える。
花色は青紫か白。
花びら中央部に網目模様があるのが特徴。
葉っぱは細長く、花菖蒲ほどでもないが
縦に小さな筋(突起した脈)がある。
黄菖蒲
5月上・中旬頃に咲く。
湿地に生える。
花色は黄色。
葉っぱは細長く、
縦に筋(突起した脈)がある。
杜若
5月中旬頃に咲く。
水の中から生える。
花色は青か青紫(白いのもある)。
花びら中央部に白い筋模様がある。
花びらの中央部は、めくれ上がる。
葉っぱは幅広で、筋は無く、ほぼ平坦。
花菖蒲
6月頃に咲く。
湿地に生える。
花びらの中央部に黄色い筋がある。
葉っぱは細長く、
縦に筋(突起した脈)がある。
(季節の花300より)