季節の花と言葉の花束

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季節の花「柿」

2015-11-29 03:59:04 | 暮らし
愛と励ましの言葉(渡辺和子著より)

「美しい人に

他人の評価によって上がりもせず

下がりもしない自分の姿を見極め、

その自分を一歩一歩、なるべき

自分の姿、つまり理想像に近づけて

行くことこそ、人間一生の間の課題

なのです。


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11月に実る果樹「柿」

秋の果物。
 甘柿(富有、次郎、
    江戸一、御所等)、
 渋柿(西条、平核無等)
 がある。
 実の表面に黒い斑点が
 ポツポツあるものは
 どちらかというと
 「甘い」そうだ。

・春の新緑若葉は
 とてもすばらしい色で、
 林の中でよく目立つ。
・葉は”柿の葉のお茶”
 としても使われる。


・花はあまり目立たない。
 5月頃に咲く。
 花は終わりかけになると
 ボトボトッと
 音をたてて地面にどんどん落ちる。
 その場に居合わせると壮観。

 時期はだいたい
 5月下旬から6月初め頃。
 梅雨の前。
 「柿花落」は
 その頃の季語だったと思う。

 この、花が落っこちてくるようすは
 青桐も同じ。


・秋に紅葉する「赤」い葉と
 「黄」色の実から、
 「赤黄」→ 「あかき」
   → 「かき」になった、
 という説がある(名前の由来)。


・「桃  栗 3年、

  柿8年、梅は酸い酸い13年、 

  柚子は大馬鹿18年、

  林檎ニコニコ25年」。

 実を結ぶ時期のこと。
 何事も、時期が来なくてはできない
 というたとえ。
 ただし柿は鉢作りなら
 3~4年くらいで結実するらしい。


・英語では
 「パーシモン(persimmon)」。
 ゴルフのクラブの
 ヘッドの材料として
 柿の木が使われた時期があった。
 (パーシモンヘッド)。
 柿の木の前には
 「ブナの木」が使われていた。


・劇場が新築されてから
 初めて行われる劇のことを
 「柿落とし(こけらおとし)」
 という。

 この場合の「柿」の字は、
 右側の「市」の部分の縦棒が
 上から下まで突き抜けている字で、
 「こけら」と読み、
 「材木のけずりくず」などを
 意味する。   
 新築、改築工事の最後に
 足組みなどの
 柿(こけら:
   材木のけずりくず)を
 払い落としたところから。


・「柿食へば
  鐘が鳴るなり 法隆寺」
   正岡子規

 「柿食ふや
  遠くかなしき 母の顔」
   石田波郷

 「おりたちて
  今朝の寒さを 驚きぬ
  露しとしとと 柿の落葉深く」
   伊藤左千夫

(季節の花300より)


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