季節の花と言葉の花束

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季節の花の紹介と言葉の花束を書いています。

季節の花「合歓の木 (ねむのき)」

2016-08-15 03:35:24 | 暮らし
愛と励ましの言葉(渡辺和子著より)


「心に愛がなければ」

愛すると言うことは、「好き」と同一ではない。それは

エーリッヒ・フロムの言葉を借りれば「決意であり、判

断であり、約束」なのだ。相手を好もしく思う要素が消

滅した後でさえ、守り抜かなければなたない人格的責任

を要求するものなのである。

歳時記

お盆

本来お盆は7月15日を中心として行われる先祖供養の仏教行事ですが、

ここ最近では月遅れの8月15日に行われるところも増えているようです。

お盆は、仏教の「盂蘭盆会(うらぼんえ)」を略したもので、語源は梵語の

「ウランバナ」で、地獄の責め苦から救うという意味があります。

餓鬼道に堕ちて苦しんでいる弟子の母を、お釈迦様供養して救うことができた

という故事が始まりとされています。

盆迎えの朝は盆棚を作り、季節の野菜や果物、水、白玉団子、そうめんなどを

供え、ご先祖の乗り物になる、きゅうりやナスに割り箸で足をつけて牛や馬の

形にした物を並べます。

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6月に咲いていた花「合歓の木 (ねむのき)」

開花時期は、 6/15 ~ 7/20頃。
・日当たりのよいところに生える。

・夏の夕方に、
 かわった紅の花を咲かせる。
 花は化粧用の刷毛(はけ)に
 似ている。

・オジギソウの葉は
 触るとシューッと閉じるが、
 ネムノキの葉は
 触っただけでは閉じない。
 夜になると
 ゆっくりと自分で閉じる。
 それがまるで眠るようなので
 「眠りの木」、
 そしてしだいに
 「ねむの木」に変化していった。

・地方によっては「七夕」の日に
 「ネム流し」といって
 合歓の木の枝と大豆の葉を
 川の流れに流して
 邪気をはらう行事がある。

・地方によって
 いろんな呼び名があるが、
 (ねんねの木、眠りの木、
  日暮らしの木・・・)
 眠りを意味するものがほとんど。


・「昼は咲き
  夜は恋ひ寝(ぬ)る
  合歓木(ねぶ)の花
  君のみ見めや
  戯奴(わけ)さへに見よ」
   万葉集
   紀女郎(きのいらつめ)

 「合歓咲く
  七つ下りの 茶菓子売り」
   小林一茶

 「象潟(きさかた)や
  雨に西施(せいし)が
  ねぶの花」
   奥の細道
   松尾芭蕉
 (”西施”とは、
   中国の春秋時代の
   傾国の美女のこと。
   花をこの美女にたとえた)


(季節の花300より)


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