季節の花と言葉の花束

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季節の花「山吹」

2017-04-14 04:36:28 | 暮らし
忘れかけていた大切なこと(渡辺和子著より)

「一期一会②」

先生によれば、「一期一会」というのは、柳宗悦の「心得」の

一句のように、「今ヨリナイ」という心で生きることなのだそう

です。ですから、生涯の中の特別な一回を指すのではなく、繰り

返しの毎日、繰り返しの仕事、出会いの一つひとつに、新しい心

で接することなのだと教えて頂きました。

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4月から咲く花「山吹」

開花時期は、 4/ 1 ~ 4/末頃。
・山の中に生え、
 花の色が蕗(ふき)に似て
 金色で美しいことからこの名前に。
 また、しなやかな枝が
 風にゆれる様子から  
 「山振」の字があてられ、
 じきに「山吹」になったとも。

・”やまぶきいろ”と
 呼ばれる鮮やかな黄色。
 絵の具とか色えんぴつに
 「やまぶき色」と
 いうのがありますね。

 ・山吹は一重(ひとえ)で
 八重山吹は八重。
・山吹は実がなるが、
 八重山吹は実がならない。

・イギリスでは
  「イエロー・ローズ
     (黄色いバラ)」
  「ジャパン・ローズ
     (日本のバラ)」
 と呼ばれる。


・「山吹の
  立ちよそひたる 山清水
  汲みに行かめど
  道の知らなく」
   万葉集
   高市皇子(たけちのみこ)

 「花咲きて
  実は成らずとも
  長き日(け)に
  思ほゆるかも 山吹の花」
   万葉集

 「蝦(かわづ)鳴く
  甘南備河(かむなびがわ)に
  かげ見えて
  今か咲くらむ 山吹の花」
   万葉集
   厚見 王
   (あつみのおおきみ)

 「春雨の
  露のやどりを 吹く風に
  こぼれてにほふ
  山吹の花」
   金槐和歌集 源実朝 

 「山吹や
  葉に花に葉に 花に葉に」
   炭太祇(たんたいぎ)

 「ほろほろと
  山吹散るか 滝の音」
   松尾芭蕉



(季節の花300より)


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