一日一言
朝夕の煙
朝夕、炊事の時に上がる煙のことで、
転じて、毎日の暮らし、生活のことを
指して言うのに用いる。
5月に咲いていた花「エゴノキ」
開花時期は、 5/10頃~ 5/ 末頃。
・とてもきれいで清楚な花。
初夏の頃、桜に似た花をいっぱい咲かせる。
・実の皮は有毒で魚をマヒさせるような毒があり
食べたときにのどを刺激して
”エグイ(ひどい)”味がすることから
この名になったらしい。
・「売子の木」とも書くが、
あまり一般的ではない。
・別名 「萵苣の木」(ちしゃのき)。
別の木で、同じ「萵苣の木」
というのもある。
「轆轤木」(ろくろぎ)。
ろくろぎ → 昔はこの材をロクロで細工して
おもちゃなどを作ったところから。
この木の白い材は固く粘りがある。
・「知左(ちさ)の花 咲ける盛りに
愛(は)しきよし
その妻の子と 朝夕に 笑みみ笑まずも」
(知左=エゴノキ) 大伴家持 万葉集
(季節の花300より)
一日一言
薊(あざみ)の花も一盛り
あまりパッとしないアザミの花でも、それはそれで
綺麗な時期があるものだと言う意味で、転じて、
たとえ見目かたちの劣った女性でも、ある年れに
達すれば、それなりの魅力が出てくるものだという
場合に用いる。
類語:①蕎麦の花も一盛り ②番茶も出花。
5月に咲いていた花「芍薬(しゃくやく)」
開花時期は、5/10頃~ 5/ 末頃。
・中国原産。
・牡丹(ぼたん)とそっくり。
牡丹は”樹木”、芍薬は”草”に分けられる。
牡丹が咲き終わるのを待つようにして咲く。
・漢名の「芍薬」を音読みして「しゃくやく」。
・「芍」は味がよい、の意味。
根を乾燥したものは「赤芍(せきしゃく)」、
「白芍(びゃくしゃく)」として
鎮静、鎮痛剤として使われている。
・「立てば芍薬、座れば牡丹、歩く姿は百合の花」
美人の姿を形容することば。芍薬と牡丹の違いは
芍薬は枝分かれせずにまっすぐに立つのに対し、
牡丹は枝分かれしやすく横張りの樹形になること
から。
・別名 「枸杞」(ぬみぐすり。
”のみぐすり”ではないようです)。
「花の宰相」(はなのさいしょう)。
・5月8日の誕生花(芍薬)
・花言葉は「生まれながらの素質」(芍薬)
・「芍薬や 棚に古りける 薬箱」
水原秋櫻子
(季節の花300より)
一日一言
朝日の昇勢い
朝の太陽が勢いよくぐんぐん昇ところから
勢力が盛んなさまをたとえて言う場合
に用いる。「朝日の昇ごとし」と言うようにも
使う。
類語:旭日の勢い。
5月に咲居ていた花「黄菖蒲」
開花時期は、 5/ 5頃~ 5/ 末頃。
・「文目」と同じ頃に咲く。
・群生して植えてあると、黄色がとても目立つ。
(青字はリンク先より)
■アヤメなどの見分け方(開花順)
ジャーマンアイリス(ドイツ文目)
4月~5月頃に咲く。
乾いた土に生える。根茎。
花色は白、黄、青、紫等の原色っぽい色。
花の様子は、なんとなく洋風。
花びら中央部のひらひらは「ブラシ状」。
真ん中2枚の花びらは直立する。
葉っぱは幅広で、筋は無く、ほぼ平坦。
ダッチアイリス(オランダ文目)
4月~5月頃に咲く。
乾いた土に生える。球根。
花色は白、黄、紫等のやや原色っぽい色。
花びら中央部には、ジャーマンアイリスの
ような「ブラシ状」のひらひらは無い。
葉っぱはやや細めで、くるりと巻く。
一初
4月下旬~5月中旬頃に咲く。
乾いた土に生える。
花色は主に青紫色(まれに白色あり)。
花の様子は、なんとなく和風。
花びら中央部のひらひらは「とさか状」。
うしろ2枚の花びらは斜め上にひろがる。
葉っぱは幅広で、
縦に何本も筋(突起した脈)がある。
文目
5月上・中旬頃に咲く。
乾いた土に生える。
花色は青紫か白。
花びら中央部に網目模様があるのが特徴。
葉っぱは細長く、花菖蒲ほどでもないが
縦に小さな筋(突起した脈)がある。
黄菖蒲
5月上・中旬頃に咲く。
湿地に生える。
花色は黄色。
葉っぱは細長く、
縦に筋(突起した脈)がある。
杜若
5月中旬頃に咲く。
水の中から生える。
花色は青か青紫(白いのもある)。
花びら中央部に白い筋模様がある。
花びらの中央部は、めくれ上がる。
葉っぱは幅広で、筋は無く、ほぼ平坦。
花菖蒲
6月頃に咲く。
湿地に生える。
花びらの中央部に黄色い筋がある。
葉っぱは細長く、
縦に筋(突起した脈)がある。
(季節の花300より)