一日一言
衣鉢を伝える
学問技芸などの真髄を弟子や後輩に
伝えることを指して言う場合に用いる。
★亡くなられた師匠の技芸を、確実に
弟子たちが衣鉢を伝えるよう祈る。
10月より咲いている花「藤袴(ふじばかま)」
開花時期は、10/ 1頃~11/25頃。
・小さいピンク色の花がたくさん咲く。
・花の色が藤(ふじ)色で、花弁の形が
袴(はかま)のようであることから
この名前に。
・全体に桜餅のような香りがする。
・平安時代の女性は、これを干した茎や
葉っぱを水につけて髪を洗った。
また、防虫剤、芳香剤、お茶などにも
利用した。
・葉が3深裂するのが特徴。ほとんど別の
葉っぱのように見えて、元は一つの葉です。
・秋の七草のひとつ。
(季節の花300より)
一日一言
衣鉢(いはつ)を継ぐ
「衣鉢」は、師や先輩から伝えられる学問
技芸の奥義のことで、それを師から受け継
ぐことを指して言う場合に用いる。
「衣鉢」は「えはつ」とも読む。
★この家元の華道は、先代から衣鉢を継いだ
ものである。
10月より咲いている花「背高泡立草」
開花時期は、10/ 1頃~11/20頃。
・北アメリカ原産の帰化植物。
戦後、各地で大繁殖。
繁殖力が強すぎてかえって自ら
繁殖力を弱めている、との説もある。
・花を、酒を醸造するときの泡立ちに見立てて、
さらに背丈が高いので「背高泡立草」。
(草木染に利用されることもあり、
染めるために煮立てると名前のとおりに
泡が立つらしい。いろんな「泡立ち」)
・秋の花粉症の原因にもなっている。
(筆者も花粉症です。鼻水が出ます)
・雑草だが、よく見るときれいな花。
たくさん群生している姿は結構圧巻。
(季節の花300より)
一日一言
意馬心猿(いばしんえん)
馬が駆け回り猿が跳びはめるのを制御
することは難しいと言う意味から、人間
の煩悩や妄念(もうねん)を制止し難い
と言うことのたとえに用いる。
★昨日の和尚の講話は凡人の意馬心猿
について如何ともしがたいと言う内容であ
った。
9月より咲いている花「ユリオプスデイジー」
開花時期は、 9/25頃~翌5/ 末頃。
長い間咲き続ける。
・南アフリカ原産。
1972年にアメリカから輸入された。
・花は咲く前は白い房に包まれている。
・葉っぱはおじぎ草に似ている。
銀白色の茎葉もきれい。
・比較的寒さに強い。過湿を嫌う。
・「ユリオプスデイジー」とも読む。
(季節の花300より)
一日一言
位牌(いはい)を汚(けが)す
祖先の位牌に対して恥ずかしい行いを
すること。つまり、祖先の名前や名誉を
損なうようなことをする場合を言うのに
用いる。
★あの三代続いた政治家は、今回の
不祥事で位牌を汚し、面目を失った。
類語:①位牌に泥を塗る ②家名を汚す
9月より咲いている花「ユッカリ蘭」
開花時期は、 5/25頃~ 6/15頃。
(二度咲き→ 9/25頃~11/25頃)。
・春と秋に二度咲きする。秋の花は、9月下旬頃から
咲き出すものと、11月になってから咲き出すものに
分かれるようだ。(さらにそれが年を越して咲き
つづけるものもあるようです)。
・アメリカ大陸原産。1596年にイギリスに渡り、
日本へは明治中期に渡来。
・葉は先端が尖り、固い。
・白い、おわんを逆さにしたような花が
たくさん咲く。一つ一つの花が重いため、
花柱が倒れてしまうこともある。
(いくつか目撃したことあり)
・英名は「Spanish dagger」で”スペインの小刀”の
意味。剣状の葉っぱに由来する。
中国名は「鳳尾蘭」で、
「鳳凰」の尾のような形をした蘭、という意味。
・別名 「厚葉君が代蘭」 (あつばきみがよらん)。
学名が「Yucca gloriosa」で「gloriosa」が
「立派な、栄光ある」という意味があり、
そこから立派な和名がつけられた。
(季節の花300より)