季節の花と言葉の花束

写真付きで季節の花や言葉の意味をを書くならgooブログ

季節の花の紹介と言葉の花束を書いています。

季節の花「菊」

2013-10-16 05:25:25 | インポート

一日一言

下目に見る

見下す目付きで相手を観ると言う

意味から、人を軽蔑し、馬鹿にして

見下す場合を指して言うのに用いる。

★少し成功したからと言って、周りの

人達を下目に見るようでは、大した男

ではない。

類語:三下に見る


10月に咲いている花「菊」

開花時期は、10/20 ~ 12/20頃。
・東洋で最も古くからある
 鑑賞植物らしい。
 平安時代に中国から渡来。
 改良が重ねられ多くの品種がある。
 園芸品種としては
 「スプレーマム」や「ポットマム」
 などがよく知られる。
 「マム」=「菊」、とのこと。

 (「小菊」「スプレーマム」
  「ポットマム」の区別が
  私にはよくわかりません。
  「スプレーマム」や  
  「ポットマム」の名前の看板が
  ついているものはその名前を、
  路地ものなどで看板のないものは
  「小菊」と
  表示したケースがあります。
  ご了承ください。
  どれもきれいな、菊の花です)。


・「きく」は
 漢名の「菊」を音読みしたもの。
 また、「菊」の漢字は、
 散らばった米を1ヶ所に集める、
 の意で、
 菊の花弁を米に見立てたもの。
 漢名の「菊」は
 ”究極、最終”を意味し、
 一年の一番終わりに
 咲くことから名づけられた。

・大輪の菊は、
 菊花展でよく見かける。
 11月の上、中旬頃が見頃。
 菊花展で見られるのは
 「厚物(あつもの)
     → 大輪もの」と
 「管物(くだもの)
     → 細い花びら」
 とに分けられる。


・中国では菊は
 不老長寿の薬効があるとされ、
 陰暦の9月9日(重陽の節句)には
 菊酒を飲み長寿の祈願をした。
 これがしだいに日本にも伝わり、
 菊の花を酒に浮かべて飲み
 花を鑑賞する「重陽の宴」が
 催されるようになった。
 のちに菊は皇室の紋章になり、
 日本の国花になった。
 (日本の国花は、
  この菊との2つ)

・中国の
 「四君子(、菊、)」
 の一つ。
 水墨画の画材にもよく使われる。

            ↑ 上へ

・花の盛りは11月だが、
 冬になっても「残菊、晩菊」
 というサブネームで咲き続ける。
 これらはだいたい小菊のことだが、
 野性味の濃い小菊は寒さには強い。
 これらは冬になっても
 咲いているので「冬菊」とも、
 寒気の中で咲いているので
 「寒菊」とも呼ぶ。
 しかし、
 年を越える頃には
 やはり枯れてしまう
   → 「枯れ菊」になる

・ことわざ。
 「春蘭秋菊倶に廃す可からず」、
 (しゅんらんしゅうぎく
  ともにはいすべからず)。
  両者ともにすぐれており
  捨てがたい、の意。   


・兵庫県の県花(野路菊)
・12月3日の誕生花(菊)
 1月5日、8月6日の誕生花
       (小菊)
 10月10日の誕生花
       (蛇の目菊)
 10月20日の誕生花
       (スプレー菊)
 11月22日の誕生花
       (東雲菊)
・花言葉は
 「思慮深い」(菊)
 「真実、元気」(小菊)
 「いつも愉快」(蛇の目菊)
 「私はあなたを愛する」
       (スプレー菊)
 「困難に耐える」(東雲菊)

            ↑ 上へ

・「父母が
  殿の後方(しりへ)の
  百代草(ももよぐさ)
  百代いでませ 
  わが来たるまで」
   (百代草=菊)
   万葉集 
   生玉部足国
   (いくたまべのたりくに)

 「心あてに
  折らばや折らむ 初霜の
  置きまどはせる 白菊の花」
   古今集
   凡河内躬恒
   (おおしこうちのみつね)
   百人一首(29)

 「濡れて折る
  袖の月影 ふけにけり
  籬(まがき)の菊の
  花のうへの露」
   金槐和歌集 源実朝 

 「秋のきく
  おのずからなる 華は見で
  うるさく人の
  作りなすかな」
   橘曙覧
   (たちばなのあけみ、
    江戸末期の国学者)

 「冬菊の
  まとふはおのが
  ひかりのみ」
   水原秋櫻子
   (みずはらしゅうおうし)
 
(季節の花300より)



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季節の花「石蕗(つわぶき)」

2013-10-15 05:49:07 | インポート

一日一言

下紐を許す

「下紐」は、着物を着るときに膚着の

上に結ぶ帯で、それを自由にさせる

と言う意味から、女性が男性に体を

許すというときのたとえに用いる。

★彼の誘いに乗り一緒に旅をして、あの

夜、ついに下紐を許し、結婚するに至った。


10月に咲く花「石蕗(つわぶき)」

開花時期は、10/15 ~ 11/末頃。
・葉は蕗(ふき)に似ている。
 名前は”つや”のある葉から
 ”つやぶき”。
 それが変化して
 「つわぶき」になった。
・きれいな黄色の花。

・冬から春にかけて、
 若葉をつみとって
 塩ゆでにするとおいしいらしい。
 葉を火であぶったものは
 腫れ物や湿疹に薬効がある。
・「キャラブキ」や
 九州名産の「佃煮キャラブキ」は、
 このつわぶきの葉っぱで作られる。

・12月28日の誕生花(石蕗)
・花言葉は
 「困難に傷つけられない」(石蕗)


・「ちまちまと した海もちぬ
  石蕗(つわ)の花」
   小林一茶

 「石蕗(つわぶき)の
  日陰は寒し 猫の鼻」
   酒井抱一(さかいほういつ)

 「いくたびか
  時雨(しぐれ)のあめの
  かかりたる
  石蕗の花も つひに終はりぬ」
   斎藤茂吉(さいとうもきち)
(季節の花300より)

 


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季節の花「パンジー」

2013-10-14 04:47:38 | インポート

一日一言

舌は禍の根

舌は禍の起こる元であると言う意味で、

言葉は遣いようによって、人を傷つけた

り、思わぬ誤解を招いたりするので、十

分に気を付けなければならないというこ

とのたとえや教訓として用いる。

★人間は若い時には、短慮で言わないでも

いい事を言う事がある。しかし、舌は禍の根

とも言われる事を経験で知る事になる。

類語:①舌は禍福の門   ②舌の剣は命を絶つ

歳時記

体育の日

10月の第二月曜は「体育の日」です。

1964年の東京オリンピックを記念して、1966年に

「国民がスポーツに親しみ、健康な心身を培う日」として

祝日に制定されました。

以前は10月10日でしたが、2000年より現在のように

なりました。

またこの日は日本の観測史上、晴れる確立の高い日と

されており、この日に運動会や体育祭を催す学校や、

各団体も多いようです。


10月に咲く花「パンジー」

開花時期は、10/10 ~ 翌 7/10頃。
・ヨーロッパまたはアジア西部原産。
・19世紀以降欧米各国で
 改良が進んでいる。   
 日本へは江戸時代に渡来した。

(すみれ)の園芸品種。
・いろいろな種類がある。
・秋から翌春にかけて長く咲き続け、
 花壇の主役として利用される。
 寒さに強い。
・ポーランドの国花。


・「パンジー」は
 フランス語の「パンセ(考える)」
 という意味で、
 つぼみが下を向く形が、
 人が頭を垂れ物思う姿に
 似ているところから命名。

・パンジーに似た品種に
 「ビオラ」がある。
 花の直径が3~5cm以上のものを
 「パンジー」、
 それより小さいものを
 「ビオラ」と、 
 区分けして呼ぶことがあるそうだ。
 「ビオラ」の名は、
 属名 Viola から。


・別名
 「三色菫」(さんしきすみれ)。
   三色って、黄、紫、黒かな?

・1月9日、2月8日の
 誕生花(パンジー)。
・花言葉は「思慮深い」
    (パンジー)。 
(季節の花300より)


 


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季節の花「山茶花(さざんか)」

2013-10-13 04:53:29 | インポート

 一日一言

下腹者(したはらもの)

 表向きと違うもう一つの本心や悪巧み

を持つ者を指して言う。

★あの裏切り者は、やはり下腹者で会ったか。 

 


10月に咲く花「山茶花(さざんか)」

開花時期は、10/10 ~ 翌 2/10頃。
・花の少ない晩秋から
 初冬にかけて咲き出す。
 長い間咲き、
 正月を過ぎても楽しめる。

・椿(つばき)の
 漢名(中国名)の
 「山茶花」が、   
 いつの頃からか
 このサザンカの名前として
 間違って定着した。
 読みは「山茶花(さんさか)」
   →「茶山花(ささんか)」
   →「さざんか」
 というぐあいに変化したらしい。

 上記から、
 「山茶花」の漢字名も
 本当は誤用。
 (どこかで椿とサザンカが
  混同されたのでしょう。
  こういうのって、
  一度定着したら軌道修正は
  ほとんど不可能ですね。
  みんな、その間違ってる方
  を本物と思ってしまうから)


・日本が原産地。
 江戸時代に長崎の出島の
 オランダ商館に来ていた
 医師ツンベルクさんが
 ヨーロッパに持ち帰り、
 西欧で広まった。
 学名も英名もサザンカ
      (Sasanqua)。


・花はとてもよい香り。

・花びらは1枚ずつ散る
 (「薮椿」は花ごと散る)。
 開花時期は、
 薮椿は春になってから、
 山茶花は秋から冬咲き、
 と異なる。
 また、寒椿とは、
 葉っぱも花も開花時期も
 ほぼ同じで
 なかなか見分けがつかないが、
 背丈でおおよそ区別できる。
  → 寒椿
 (ただ、寒椿の中でも
  背の高い「獅子頭」
  などとは 
  なかなか区別しにくいです)


・11月3日、12月4日の
 誕生花(山茶花)
・花言葉は「困難に打ち勝つ、
    ひたむきさ」(山茶花)


・「山茶花を
  雀のこぼす 日和かな」
   正岡子規  

 「山茶花の
  花や葉の上に 散り映えり」
   高浜虚子

(季節の花300より)

 

 


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季節の花「浜菊」

2013-10-12 04:55:29 | インポート

一日一言

下腹に毛がない

老いた狼や狸の下腹には毛が無いと

言われていることから、甲羅を経て世

間の裏表に通じた悪賢い人、腹黒い

人をたとえて言う場合に用いる。

★あの町の金貸しは、評判の下腹に毛が

ないと言われるほど嫌われている。


10月に咲く花「浜菊」

開花時期は、10/10 ~ 11/25頃。
・日本原産。 
・主に太平洋側の海岸沿いに生える。

・葉っぱが
 段々になっているのが特徴。
 その先端に
 マーガレットに似た白花を
 咲かせる。
 野生の菊の中では大きい方。
(季節の花300より)



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