季節の花と言葉の花束

写真付きで季節の花や言葉の意味をを書くならgooブログ

季節の花の紹介と言葉の花束を書いています。

季節の花「庭梅」

2015-03-26 04:38:51 | 暮らし
一日一言

世間に鬼はなし

世の中に鬼はいないという意味から、

世間には善人も多いもので、慈悲や

人情はどこにでもあるものだという

ことのたとえに用いる。

★人生捨て屋ものじゃない、渡る世間

に鬼はなしという出じゃないか。

類語:①渡る世間に鬼はない   ②知らぬ他国にも鬼はない


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3月から咲く花「庭梅」

開花時期は、 3/20 ~ 4/15頃。
・原産地中国。
 かなり昔に日本に渡来。

・枝に沿ってたくさんの
 うすピンク色の花をつける。
 庭桜(にわざくら)に
 形がよく似ているが
 庭桜は八重で
 庭梅は一重なので区別できる。
 花弁は5つ。

・花が梅に似ていて、かつ、
 庭木として
 よく植えられていたことから、
 この名前になったらしい。


・7月頃に、
 ふよふよの丸い実がなる。
 食べられるらしい。
 「ゆすらうめ」の実に
 よく似ている。
 「ゆすらうめ」の方が
 早く実がなる(6月頃から)。


・「夏まけて
  咲きたる唐棣花(はねず)
  久方の 雨うち降らば
  移ろひなむか」
 (「唐棣花」は庭梅の古名)
   万葉集
   大伴家持
   (おおとものやかもち)

 「思はじと
  言ひてしものを
  はねず色の
  移ろひやすき
  吾(わ)が心かも」
   万葉集
   大伴坂上郎女
   (おおともの
    さかのうえのいらつめ)

(季節の花300より)


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季節の花「十月桜」

2015-03-25 04:26:02 | 暮らし
一日一言

世間雀

世間の噂を雀のようによくしゃべる人と

言う意味で、世間の事情をよく知り色々

と噂などを言い建てる人、または、行慣

れた人をたとえて言う場合に用いる。

★テレビや週刊誌のレポーターは、話題を

追って、まるで世間雀のように飛び回って

いる。


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3月から咲く花「十月桜」

開花時期は、10/20 ~ 翌 1/10頃。
 (二度咲き→ 3/20 ~ 4/10頃)。
・花弁は八重で、
 白、または、うすピンク色。

・全体のつぼみの3分の1が
 10月頃から咲き、  
 残りの3分の2は春に咲く。
 1年に2回楽しめる。
 春の花のほうが少し大きいらしい。
 秋や冬に、
 「季節はずれに桜が咲いてるな」
 というときは
 この十月桜であることが多い。


・同様に、
 秋から冬にかけて咲く桜が
 「冬桜」。
  (上記「写真集 2」に掲載)
 十月桜と冬桜は似ているが、
 花弁と花びらの数は、
  十月桜は”八重”で、
   花びらは5~18枚 
  冬桜は”一重”で、
   花びらは5枚。
 群馬県藤岡市鬼石(おにし)に
 冬桜の名所がある。

 十月桜も含めて、
 秋から冬にかけて咲く桜のことを
 総称して「冬桜」と
 呼ぶこともあるようだ。


・冬、春ともに、
 葉があるときに咲くことが多い。

・秋冬に咲く「桜」には
 子福桜 もある。

(季節の花300より)


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季節の花「片栗 (かたくり)

2015-03-24 04:32:38 | 暮らし
一日一言

世間知らず

世間の苦労を知らない人、社会経験に

乏しくて世渡りの知恵を持たない人、

また、世の中の事情に疎いひとなどを

指して言うのに用いる。

★あの資産家の道楽息子は、親の脛ばかり

かじり全くの世間知らずである。

類語:世間見ず


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3月から咲く花「片栗 (かたくり)


開花時期は、 3/20 ~ 4/10頃。
・山地に生える
 (場所によっては群生する)。

・ピンク色の花が下向きに咲く。
 花は陽のあたるときのみ開く。
 くもった寒い日や雨の日は
 開花しにくいが
 曇ってても
 温度が高めだと開花する。
 なかなかデリケートな花です。


・種子が地中に入ってから
 平均8年目で
 ようやく2枚の葉を出して開花。

・樹冠が緑の葉に覆われる前の
 (3、4月の)わずかな日光を
 利用して花を咲かせ、
 花のあと、
 5月頃に葉も枯れたあとは
 ずっと次の年の3月頃まで、
 球根のまま休眠する
 (地面からは消える)。
 (1年のうちの10ヶ月の間は
  地中で過ごす)。

 このように、早春、
 他の花に先がけて花を咲かせ、
 逆にまわりの木々や草が
 すっかり緑になる季節になると
 地上から全く
 姿を消してしまう植物のことを
 ヨーロッパでは
 「スプリング・エフェメラル
   ”春のはかない命”」や
 「エフェメラルプラント
   ”短命植物”」と
 呼んでいる
 (エフェメラとは
  「かげろう」のこと)。
(節分草(せつぶんそう)も同じ)


・昔は、球根から
 ”片栗粉”(かたくりこ)を
 採っていたが、
 今は8割がじゃがいも、
 2割がさつまいもの
 でんぷんからつくられている。

 「片栗」の本物の「片栗粉」は
 薬局で売っている。 
 片栗粉は消化がよく上質なので
 漢方薬として
 病後の滋養用に使われ、
 江戸時代の本には
 「病人飲食が進みがたく至りて
  危篤の症になると
  カタクリという葛粉のごとく
  なるものを
  湯にたてて飲ましむ」と
 書かれた。


・「片栗」の漢字は、
 食用にする根の鱗片が
 栗の片割れに似ていることから
 あてられた。

・古名は
 「傾籠(かたかご)」。
 籠を傾けたようにして
 咲くところから。
 それがしだいに
 「かたくり」となった。
 また「かたかご」は
 「片葉鹿子(かたはかのこ)」の
 意味もある
  → 育ってしばらくは
   片葉(一枚葉)で、
   葉に鹿子模様の斑点
   があることから。

・英名は
 「Dog tooth violet」
  (犬の歯の”すみれ”)
   → たしかに似てる♪


・「もののふの
  八十(やそ)少女らが
  くみまがふ 
  寺井の上の
  堅香子(かたかご)の花」
   万葉集
   大伴家持
   (おおとものやかもち)


・東京周辺の見どころ

 <練馬区清水山>
   清水山憩いの森。
   東京23区内では
   唯一の自生地らしい。
   花見頃4月上旬。
   練馬区大泉町。
   最寄駅
    西武池袋線石神井公園駅
         からバス 

 <城山(しろやま)>
   津久井湖の近くの
   相模原市(旧城山町)に
   自生地の群落あり。
   花見頃3月下旬~4月上旬。
   神奈川県相模原市城山町川尻。
   最寄駅
    JR横浜線橋本駅からバス

(季節の花300より)


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季節の花「杏(あんず)」

2015-03-23 04:51:08 | 暮らし
一日一言

世間気(せけんぎ)

外聞ばかり気にする心、世間体だけを

飾る強い虚栄心などを指して言う場合

に用いる。

★あの叔母は、会うたびに世間気を口

にし、体裁を繕うので嫌な感じである。


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3月から咲く花「杏(あんず)」

開花時期は、 3/20 ~ 4/ 5頃。
・中国原産で、
 奈良時代に、梅とともに
 中国から渡来したといわれる。

・漢名の「杏子」の唐音から
 「あんず」となった、
 または、
 「甘酢梅(あますうめ)」
 が変化して 
 「あんず」になったとも。

・ピンク色の花。
 桜とよく似ている。
 開花は桜より少しだけ早いようだ。
 幹の部分は桜と同じく
 横向きの線が入る。
 また、「豊後梅(ぶんごうめ)」は
 梅と杏の中間種らしく、
 杏と豊後梅は、そっくり♪。
 (名前の看板がないと
  なかなか区別できません)


・実(み)は食べられる。
 ”アプリコット”。


・長野県千曲市
 (旧「更埴市」、
  長野市の南)に 
 「あんずの里」があり、
 毎年4月上旬~中旬頃 
 観光客で賑わう。
・シリアの国花。

・「杏一益、梨二益、
  カリン百益」の
 言い伝えが中国にある。


★<杏林(きょうりん)>の故事
        「神仙伝」
 中国古代、呉の国に
 董奉(とうほう)という 
 仁医がいて、
 貧乏人からは治療代金をとらず、
 かわりに症状の軽い患者には
 杏を一株、   
 重病者には杏を五株植えさせた。
 数年にして
 家のまわりに杏の林ができた。
 それ以来、
 「杏林」は医者の尊称となった。
       (いいお話♪)


・「杏あまさうな人は
  睡(ね)むさうな」
   室生犀星


(季節の花300より)


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季節の花「柃 (ひさかき)」

2015-03-22 03:59:47 | 暮らし
一日一言

世間構わず

世の中のことに無関心である

という意味から、世事に気を

掛けることもなく、人々と交

わろうとしない態度を表す

場合に用いる。

★彼は細菌学の研究に没頭して、

まつで世間構わずの暮らしぶり

である。

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3月から咲く花「柃 (ひさかき)」

開花時期は、 3/15 ~ 4/15頃。
・白い小さな目立たない花を
 枝に沿って咲かせる。
 ちょっときつめの匂い。
・秋に黒い実になる。

・”榊(さかき)”のかわりとして
 神棚に飾られる。
 葉のふちは、榊は丸く、
 ひさかきは少しギザギザがある。
・「浜ひさかき」のようには
 葉っぱは外側には反りかえらない。

(季節の花300より)


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