石油と中東

石油(含、天然ガス)と中東関連のニュースをウォッチしその影響を探ります。

群を抜く米国の軍事費と武器輸出額:世界及び中東主要国の軍事費と武器輸出入(7完)

2021-07-01 | その他

(注)本レポートは「マイライブラリー」で一括してご覧いただけます。

http://mylibrary.maeda1.jp/0535WorldRank7.pdf

 

(世界ランクシリーズ その7 2020年版)

 

(武器輸入額ではインドが世界一、日本は世界18位!)

(2) 主要国の武器輸入額(2011年~2020年合計額)

(図http://rank.maeda1.jp/7-G07.pdf参照)

 2011年から2020年までの10か年間の武器輸入合計額は世界全体で2,800億ドル強であった。国別ではインドが最も多く同国の輸入額は331億ドル、世界全体の12%を占めている。輸入国第2位はサウジアラビアの261億ドルで世界シェアは9%である。

 

 第3位は中国の129億ドルであるが、前項でも述べた通り同国は輸出額では世界第4位であり、武器貿易が活発なことを示している。中国に次いでオーストラリア、エジプト及びUAEが輸入額100億ドルを超えている。7位から10位は韓国、アルジェリア、パキスタン、トルコでその輸入額は98~71億ドルである。因みに日本の過去10年間の武器輸入額は44億ドル、年間平均4.4億ドルであり、世界18位に相当する。日本の場合、軍事費(2020年、491億ドル、第1項参照)に比べ輸入額の割合が小さいのは武器の国産化が進んでいるためと考えられる。

 

以上

 

本稿に関するコメント、ご意見をお聞かせください。

        前田 高行         〒183-0027 東京都府中市本町2-31-13-601

                               Tel/Fax; 042-360-1284, 携帯; 090-9157-3642

                               E-mail; maeda1@jcom.home.ne.jp

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする