GWの時間を使って、トレーダーの方が一番悩んでいる株の売り時・買い時をどう見定めればよいのかについて、筆者が一応到達している方法に基づいて、しばらく検証していき、その精度を確認して行きたいと思います。
要は、相場というのは日々の出来事でランダムに動いていながらも、気がつけば、あの時が底だった、あの時がピークだったと思うことがしょっちゅうありますね。
つまりランダム性の中には、ある種の法則性も潜んでいる訳です。しかし、これは果たして後にならないと分からないものでしょうか?もし、そうであるならば、テクニカル分析というトレード手法は役立たいものになります。
もっと正確に言うならば、過去を分析はするけれども、将来については決して分析して導き出されるものではないのがテクニカル分析ということにもなります。
であれば、テクニカル分析を諦めていわば勘に頼ってトレード(デイトレ)をすればいいということになりますが、これはいわば生き馬の目を抜くようなトレーディング手法になりますので、それが向いている方々だけがやればいいと思っております。筆者はどうやらあまり向いていないようです。
そこで、テクニカル分析の位置づけを以下のように考えることにします。
・過去の分析から一定程度の有効性を持つ指標である。
・相場環境によっては、その指標に拘りすぎることは弱点にもなる。
・しかし、総じて6割以上の確率で的中すれば良しとする。
・そのためには、テクニカル分析から導き出されたルールには従う。
・6割以上の勝率が得られないテクニカル分析手法は絶えず改善を加える。
筆者の場合、長年の試行錯誤から、今日現在、以下のようなルールが考えられております。
株式スイングトレードルールブック
- 買い判断基準
1.Indicator BUYサインが出現した日の終値(A)
2.(A)の終値を以降の日においての安値が上回った時からウォッチ開始。但し、わずかな誤差は気にしない。
3.以降、OSCは50%近くまで上げながら、安値・高値ともに前日を上回っている時に出た買いサインで引けに買い。
4.安値・高値のどちらかが前日を下回り、OSCも前日より下がったら引けに売り。
注意:売買指数が150%以上になるなど過熱感がる場合は見送り。翌日に利確売りに押されることが多い。
- 売り判断基準
1.30日壁突破が途切れた日からウォッチ開始。
2.高値・安値が前日を下回った時を待つ。
3.2の条件を満たしながら、OSCを50%以下へと落とした時に売り。
4.翌日以降、前日の安値・高値を当日のそれらが上回った時に買い戻し。
5.安値・高値ともに切り下げOSCも下げている限りはホールド。
以上です。
明日以降に、5月2日段階で売り・買いのこの基準をほぼ満たしている銘柄をピックアップしてみます。それらをその後トラッキングして、これらの基準での勝敗・戦績をまとめて行きたいと思っております。