株に出会う

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よいしょ落としの荒技だったのか

2009-08-31 11:31:43 | 株に出会う
何故か、寄り付きから先物が気配値を大幅に切り上げ、何やらお祭りのような雰囲気で始まりました。

朝方発表の鉱工業生産も、確かに予想よりも良かったのですが、ここまで強気になるほどの数字ではありませんでした。外人勢は510万株の買い越しだったそうですが、ここから買い上がるには、相当な覚悟が必要でした。

どうやら前場は見事な「よいしょ落とし」の荒技が決まったようです。つまり、フェイントですね。よいしょっと持ち上げておいて、ストーンと落とす、あの荒技です。

この技、世の男性諸氏は結構ひっかかった経験があるのではないでしょうか?

定年後に、何か趣味でもと始めた写真撮影用に、どういう訳か自分の腕のなさを棚に上げて、最新のあの機種が欲しい欲しいと思い詰め、それを散々奥方に訴えたことが功を奏し、「いいわよ、そんなに好きならそれ買っても。」とやっと言せて欣喜雀躍するも、その直後に、「でも、来月からのお小遣いは2万円減らすわよ。。」とか何とか言われたことがあるかと思いますが、このような高等テクニックが、よいしょと持ち上げておいてストーンと落とすあの荒技です。

それでも欲しいといえばカメラが手に入りますが、しかし、そのカメラを持って小旅行をする旅費がなくなるという、このジレンマ。そこにわざわざ落としこむのがこの技の特徴です。

要は、今日はどうしても下げさせたいと思えば、いきなり下げずに、最初はよいしょと持ち上げて置いてから、その後普通に落とせば、持ち上げられた方は喜色満面で追随しますので、その後の引き落としに対する落胆度が半端ではなくなるという訳です。

内心、これはひっかかったと思わせれば、筆者のような烏合の衆の集まりが株式市場ですから、一斉に、脱兎の如く逃げ出すことは、これは心理面からもやむを得ません。

こういう微妙な局面が今の相場という訳ですので、あまり手を出さないのが無難かと思います。

と言うわけで、前場は各市場ともOSCを10%程度落とすという、散々な下落ぶりです。すっかり骨抜きにされており、リバウンドする気力もなくすという体たらくです。

買い場を迎えている銘柄はほとんどありませんでしたので、前場はノートレードでした。

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