株に出会う

独自開発のテクニカル指標で株式市場の先行きを読む!

ついにアルチザを切る

2005-12-21 12:02:29 | 株に出会う
数日来不快な板操作が見られる6778アルチザネットワークスを、今日もじり貧なので、前場についに110Kで切りました。116Kの購入分ですので-6Kです。

もう1つの9444トーシンも、少し上がっては大きな特売りが出てくるので、36600円でほぼ処分しました。これは+800円。

アルチザの損を取り返すべく、4794デザインエクスチェンジを116Kエントリーで117K抜きで+1K、そして、3310JIMOSを、12月16日の高値の355Kを抜けた356Kで買い、361K売りで+5Kとし、昨日からのアルチザの損失分を取り戻しました。

前場にスイング用に買ったのは6907ジオマテックです。朝の値動きに焦れて1520円での買いした。出来高が少ない株は、もうちょっと長い呼吸で値動きの様子を見た方が良さそうです。これは1505円を目安に、これ以上なら保持です。OSCが前場で-3%の30%と落ちているのが少し気になります。

後場は出かけますので、逆指し値が今使っている証券会社では出来ないので、どうしようか迷うところですが、まあ、こうした地味な株は大きな値動きがないので、そのまま放置しておきます。OSC、RSIの両面から今の株価は安値圏ですので、たいした下落はないでしょう。

新興市場全般は、朝の元気のなさから少し盛り返してきたようですが、東証に比べてまた置いておかれているようです。先日筆者が言ったように、年末は調整に入るのが恒例ですので、あまり高値の突っ込み買いはしない方がよいかと思います。

これまで高騰しすぎた株、例えば4776サイボウズ4788サイバーコミュニケーションズあたりに調整が出ております。一方では、倍近くも上げることのなかった2759テレウェイブ等が値を飛ばしておりますので、全般には資金はあるものの、十分に利が乗った銘柄からの乗り換えの動きがあるように見えます。特に短期では、業績が伴っていないのに、ニュース性などで物色され高騰した銘柄に気を付けた方が良さそうです。例えば、4824メディアシークが昨日も引けにかけて結構な買い上がりがありました。2日で39Kの上昇です。OSCは昨日すでに+9%の53%に上昇しておりました。この株、時々このように噴く株ですが、これは上がりすぎでした。しかし、目の前の数字が強きに食われていくのを見ると人間買いたくなるものです。このあたりも冷静に見ることが必要なようです。

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明日の注目銘柄(12.21.05)

2005-12-20 17:42:20 | 明日のモニタリング銘柄
後場は、9444トーシンが、期待通りに伸びず、かといって防御ラインの36000円を割るでもないので、そのままホールドとしました。

気分が悪いのは6778アルチザネットワークスです。111K以上に行かないと一旦撤退と前場に書きましたが、引け際に113Kまでの買いがあり、さて今日はどうなるかと見ていたところ、昨日と同じ手口ですが、8枚ほどあった112Kの買い板が一瞬で引っ込むや否や、111Kめがけて20枚の成り売りで終了です。どうしても少しづつ下に下げて終わらしたい輩がいるようです。問題は成り売りをした人と、112Kの買い板を引っ込めた人が同一人かどうかの証拠がないことです。2日連続ですから、同一人でないとそのような芸当は出来ないはずです。しかし、明らかな証拠があるわけではありません。一応、証券取引等監視委員会には事の顛末を報告しておりますが、あまり結果は期待できないかと思います。

こうしたことは本当に気分が悪いものです。それに比べれば、トーシンは、36100円で100枚以上の買い板がかいま見えるや、その100円上あたりに割り込んで、2株程度の特買いを入れるなど、その素直な反応にあきれを通り越して、ほほえましく感じたほどです。今は、10万円以下の日計り取引を無料にしている証券会社があるので、この株あたりの値段で小遣いを使って遊んでいるのでしょう。筆者が売ろうにも何株という単位での取引しかないので、どうしようもない状態でした。しかし、アルチザに巣くっている不逞の輩に比べれば何ともありません。明日に持ち越しです。何とか今日で底を打ったでしょう。

ところで、アルチザのOSCは24%にまで落ちましたが、これは9月7日以来です。ここからOSCを45%まで上げながら、終値を下げ続け、9月29日には100Kを割っている前科がこの株にはあります。多分、今回と同じ手口で不正な見せ板など駆使したのでしょう。皆さんも、掲示板情報やこうしたやり口には気を付けて下さい。基本的には不明朗な株価操作の株には近寄らないことです。

さて、そうはいっても後場は1つだけ会心の取引がありました。注目銘柄の3770ザッパラスです。後場に詳しく見たら400Kまで落ちてからジリジリと回復途上にありました。そこで、分足のMACDも確認しながら、416Kで買いに入り、およそ1分後に425Kで売り抜きました。こんな早業での稼ぎは久しぶりでした。

さて、明日の注目銘柄です。

1.3784ヴィンキュラムジャパン △

 直近のIPOの中ではこの株に注目します。データはまだ13日分しかありませんが、OSCが+5%の47%と8日の18%から徐々に伸ばしてきております。このペースが良いのですよね。

上場来高値は433Kですので、まだ60K程下まわっております。PERは24倍の流通サービス向けの総合情報サービスを手がける富士ソフトABCの子会社です。そういえば東証のシステム子会社も、何とあのサンライズテクノロジー社を経て、この富士ソフトABCに転売されていたようです。仕手株のサンライズに基幹のシステム子会社を売るという、東証の了見がここで露呈した訳です。コンマ以下のスピードでないと、世界の株式市場は成り立ちませんが、取引に2-3秒もかかりながら致命的なバグも有する東証のシステムは、こうした経営姿勢からも当然の帰結だったのではないかと思います。

もう一つ穏当なOSCの上昇を示しているのが、9423フリードですが、このネット機器販売会社は既に36倍のPERを付けておりますので少々割高と判断します。

2.2927アムスライフサイエンス △

 この株もしつこく売り浴びせられ少し上がっては叩かれております。しかし、今日でOSCがやっと50%に到達しました。これは何と10月17日の58%以来です。その前のピークは75%までつけており、その頃が思えばこの株の絶頂期でした。さて、この明らかなOSCの反転が、再度の頂上を目指しての狼煙になるのか注目です。

3.6159ミクロン精機 ▲

 以前にも取り上げたことのあるディーゼルエンジン用などの工作機メーカーです。11月に5000円まで付けたものの、25日線の4500円も割り込み低迷しておりますが、今日でOSCが+12%の51%と反転しました。11月15日の高値5030円を付けたときと同値です。その後に12月2日にも51%を付けておりますが、ここから7月の52%までコンバージェンスしながら、その後の更なる下落へと進んでおります。まさにその間の40%台のOSCは騙しでした。その騙しに乗って12月2日につけた51%や7日の52%も騙しであったことになります。訳が分からないことを言って申し訳ありません。要するに、今日は大きくOSCを伸ばしてのプラ転ということが、明日の株価にどう反映されるのかを注目したいだけなのです。筆者は、少なくとも25日線あたりまでの上げに転じるサインと見ております。

3.9444トーシン ▲

 持ち株なのであまり書きたくはありませんが、どうみても12月14日のOSC値26%からの昨日の39%までのコンバージェンス、そして、今日は何とか前日終値を抜いての終了による乖離幅-140円のキープ、と上げ条件は煮詰まってきております。但し、RSIがこの株にしてはまだ高い54%で、今日もコンバージェンスしていないのが気がかりです。そのあたりがきちんと反転すればプラ転になるとは思いますが、出来高も増えてきていることであり、この帰趨がどうなるか損切りサインが出ない限り見守っていきたいと思います。

4.6907ジオマテック ○

 今日に続いての注目です。1ランク評価を上げました。OSCが+3%の33%ときれいに上昇。RSIも昨日の16%から26%へと切り返しました。12月7日の安値の1520円は今日は一時抜きました。明日は、その後の1550円あたりまで意識されるでしょう。あまり人気はありませんが、ガラス基盤の真空成型技術では定評があります。

5.2307クロスキャット ▲

 クレジット向けに強みを持つSIerです。PERはまだ16倍弱でAAAランクの財務体質を持つ会社です。今日はOSCが+4%コンバージェンスし50%に乗せました。この株も高値更新中ですが、過去50%台の半ばあたりまでの上昇はありましたので、上値掴みが誰もいない一人旅で、4月15日に突出して付けた448円も、年末から来年にかけて見えてきたようです。出来高が増えて注目されれば、一気にぶっ飛ぶかも知れませんが、中期で持っても多少の浮き沈みはあっても損はしないかと思われます。

6.6708エプソントヨコム △

 新四季報が出る前から結構上げてしまったせいか、このところ調整を余儀なくされておりました。しかし、今日でOSCが+2%の37%と反転した気配です。846円まで落ちてからの反発力が凄かったようです。この30%台のOSCというのがどう出るか、明日はご注目下さい。まだPERは24倍です。RSIは13日に91%まで行きましたが、63%まで調整しております。

7.8611コスモ証券 △

 筆者が後場から観察し始めたときは323円で押されておりましたが、引けに何と327円まで戻しております。これでOSCが+6%の43%です。再度OSC60%台を目指しての反転が明日以降にあるかも知れません。ご注意下さい。333円を越えて始まるようだと348円という12月5日の高値も意識されるかも知れません。ほどほどの値段で始まるようだと、押し目からの切り返しでの参入が良いかと思います。

8.6908イリソ電子工業 △

 OSCが+1%の36%とコンバージェンスし、乖離幅も-10円と絶好の位置です。まだ切り返しのサインが微弱ですので、4200円の抵抗線が破られないことを確認後の買いが良いでしょう。AAA格付評価の自動車に強いコネクターメーカーです。

9.4794デザインエクスチェンジ △

 社長がシンガポール出身の外人に替わったようです。そのせいか、地味ながら今日は少し戻しました。赤字なのに結構人気があるのは、格付ではAAをキープしているからかも知れません。具満タンという年賀状用などのイラスト集で有名です。もっとも、文字通り既に今の株価は「満タン」かも知れません。しかし、新社長就任を祝ってのご祝儀相場を演出することくらいあっても良いでしょう。112K~114Kで買い、120Kで売りで、クリスマスプレゼントを皆さんに出すのも一考かと。外人社長殿。

あっ、ところでなぜ目に付いたかですが、OSCが+3%の46%と、ここのところでは11月18日以来の高さなのです。これが予兆です。

10.3734MPテクノロジーズ ▲

 今日の攻防をじっくりと見ておりました。700Kの指し値を思わず引っ込めるほどの押し目もありましたが、さすがに引けにかけては上げていきました。明日も注目せざるを得ません。OSCが+4%の50%です。この株、ほぼ55%程度がピーク値です。11月30日に63%というのがありますが、これは例外値です。明日激しく上げるかどうか、そして完全に一皮むけるかどうかご注目下さい。これを乗り越えれば、本当に100万円が見えてくるでしょう。

11.5384フジミインコーポレーテッド △

 この株、明後日の注目候補でしたが、今日引けに切り返しOSCが40%と前日と同値まで切り返しました。ひょっとすると底打ったかも知れません。ウェハーの研磨剤で世界市場の90%を握る会社でPERが23倍のこの株が、サイボウズのPER200倍という気違いのような高騰騒ぎに比べて、何故に一人寂しく置いて行かれるのか、筆者には理解出来ません。産業の米もこの会社がなくなれば作れません。サイボウズのグループウェアがなくなっても、決して世の中はひっくり返りません。こうなったら、サイボウズの向こうを張って、「フジボウズ」とでも改名することを強くお勧めします。何でしたら、フジの代わりに「不死」という漢字を当てても結構です。そうすると、二度と株価も下落することなく不死鳥のごとく羽ばたくかも知れません。

12.2681ゲオ ▲

 この株を取り上げた理由は、OSCが12月5日の56%(414Kが終値)をピークにして、今日で何と28%です。しかも今日はダイバージェンスです。これは、弓矢の弓がジリジリと外側に引かれて、今やはじける寸前かも知れません。ちなみに乖離幅は-2Kと穏便なものです。ゲームソフトなどのリサイクル販売を行っているようです。リサイクルというのがちょっと気になりますが、合法的なものなら何ら問題はありません。むしろ、これからの世の中で是非とも必要なビジネスです。という、訳の分からない理由でこの株の明日にご注目を。

一部の最近上げすぎた株の大幅な反落が目につきます。不動産銘柄は、意図的に筆者は避けておりますが、ちょっとしたバブルとなっておりますので、今は調子に乗っても損切りなどしないで保持をしていれば、いつの間にか儲かっておりますが、そうしたぬるま湯の心地よさに身体が慣れてしまえば、厳しい淘汰の時が来たときに、新型のインフルエンザへの抵抗力のない心身虚弱な方々が真っ先にコロリといかれるように、手痛いしっぺ返しを食らうでしょう。そのあたりを織り込んで、承知の上で参戦されることをお勧めします。
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買いポイントについて

2005-12-20 12:09:25 | 株に出会う
前場は、9444トーシンを35800円で、5541大平洋金属を587円で買いました。他に6819オメガHDを272円で指しておりましたがこれは出来ず。

これまでのところの結果は、トーシンはほぼ底値拾いで本日プラ転していますので、後場は余程の事がない限り買い値を下まわることはないでしょう。売り目安の39100円を少し越えた39500円で指してあります。平金は動きが不安定のため+2Kの589円で売りました。

この2つの違いはどこから来るのか、ちょっと考えてみました。
結局、数日来からマークしていたトーシンと、昨日から目を付けだした平金の違いであることが分かりました。平金は昨日にOSCが+4%と反発したとはいえ、12月9日の51%からすると依然として高値圏からの調整途上にあります。それが、今日の前場で-4円まで落ちていたとしても、そこでは買えなかった心理的な理由だと思われます。ところがトーシンは、テクニカルには説明がつかない下げに見舞われ5連続下落しておりながら、14日の26%を底にして、昨日は39%までOSC値がコンバージェンスしておりました。そこからの今日の前場の下落では、さすがにどこかで頭打ちとなり反転するだろうということを、ある程度確信しておりました。従って、本来は36000円の昨日安値を確実に抜いたところで買いエントリーするのが正解ですが、あえて少しリスクを取って35800円で指した訳です。このトーシンの分足を見て頂くとお分かりのように、36000円を挟んでの揉み合いから10時頃に一気に抜け出しております。皆さんやはり狙っているのですね。対する平金は、筆者はマイナスからプラ転した587円に急いで乗りましたが、前日高値までは伸びず、またマイナスに転じそうであったので589円で降りた訳です。対するトーシンは昨日の高値は一度は抜いておりますので、今日の後場の更なる高騰が期待出来ます。平金は少々きついのかも知れません。

そこで今後の教訓としては、買い銘柄というのは少なくとも2-3日前から目を付けておき、その銘柄固有の現在のポジションに対する市場参加者の心理状態を、値動きから理解しておいた上で、満を持しての買いに入るというのが、どうも今更ながらでお恥ずかしいのですが、正しい買いエントリーの方法のようです。

この点で明らかな失敗をしているのが、6778アルチザネットワークスです。格付がAAAということでのウォッチ銘柄に加えたのは良いのですが、いきなりOSCが32%だったというだけで昨日買いエントリーをしてしまいました。一度は118Kまで上がったのですが、これはこの株特有の、筋の方による見せ板によるものだと後から分かりました。本当にいやらしい株ですね。この株は。今日も最初は多少の買い上がりがありましたが、じり貧となって前場は終わっております。防御ラインの111Kまでついに来ております。筆者は、こうした嫌らしい株にはまさに嫌気がさしておりますので、前場に113Kで半分だけですが損切りしました。後の半分は今日111K以上行かないようだと、残念ですが、自分の選択ミスですので降ります。

そんなこんなでウロチョロとしている間に、今日の強運株の3386コスモ・バイオと、6819オメガプロジェクトは、結局買いタイミングを逸しております。

しかし、全般的には注目銘柄群がそれなりの健闘をきちんと見せてくれておりますので、これまでのオシュレーターを中心とした銘柄抽出方法については、まだまだ有効性を持つと確信を深めております。それが買いエントリーについての反省と共に、今日の前場の収穫です。
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明日の注目銘柄(12.20.05)

2005-12-19 17:01:54 | 明日のモニタリング銘柄
今日のような一方的な上げ相場では、テクニカルには上げの根拠がなく、つい傍観者になってしまいます。後場は6664オプトエレクトロニクスを上げに追随し4010円で買ったものの、その後の伸びが見られず、少し戻した4020円で売りました。

そして、前場に買った6778アルチザネットワークスですが、これはかなりの癖株でした。+1Kで終わってはいますので、我慢のホールドですが、OSCは-2%の30%とダイバージェンスです。これで明日マイナスに転じるようならまずいことになりそうです。

さて、今日は何とマザーズ指数が99.17ポイントも上昇しました。これで明日も爆上げするとは思えません。従って、今日上がった銘柄の中でも、比較的穏便に上昇している銘柄を中心に、今日の地合で調整を入れた銘柄を加味して、注目銘柄を探してみました。

1.3386コスモ・バイオ ▲

 今日20K上げましたが、それでもOSCは+2%の44%です。11月11日の高値428Kが明日は意識されるでしょう。強気に始まるようならこれに一枚加わる手です。
いよいよコスモ石油スピンアウトの方々が、株価の面からも報われる日が近づいたようです。OSCの上昇の仕方は2352エイジアと似ております。

2.3377アイケイコーポレーション ▲

 中古バイクの買い取り屋さんです。出来高が極端に少なくなっておりますが、一部のファンと思われる方に根強い人気があります。子株は来年1月17日まで環流しませんが、この相場の流れの中での調整からの反発があるかも知れません。というのは、今日でOSCは+2%の42%と伸ばしつつ、乖離幅も-5Kと改善されました。今日の押し目はわずかなもののようでした。明日は再度370Kあたりを目指しての上昇があるかも知れませんので注目。

3.3770ザッパラス ○

 こうなったら徹底的に逆バリと行きましょう。今日でOSC値が+9%の43%と大きくコンバージェンスしました。引けにかけての戻しが効いております。中間期は上方修正しておりますのが、その時大きく上げてからの調整をこなしてのコンバージェンスです。

4.9444トーシン ○

 今日で3日連続でOSCがコンバージェンスし+7%の39%です。37000円で引け際に指しておきましたが出来ておりませんでした。12月5日に連結で上方修正を出した会社です。今日の様な日に何故反発しないのか少々理解不能ですが、何はともあれはっきりとコンバージェンスしておりますので明日を注目。指数値は11月18日頃の水準です。

5.6907ジオマテック ▲

 赤字決算を11月21日に出してから一旦下げて、また来期への期待からの見直し買いが入るも、更にもたもたと調整を重ね、1400円台からの切り返しを果たしたのが今日です。これでOSCは+3%の30%に戻しました。12月8日は21%まで落ちましたが、そこからのきれいな切り返しです。(終値はほぼ同じですが、売買のエネルギーからのコメントとお考え下さい。)液晶用ガラスの成膜加工の大手。中間期の赤字は予想通りで来期のV字回復期待があります。

6.3310JIMOS ▲

 金曜日に49Kの爆上げをしOSCを68%まで+35%も引き上げたので、さすがにきょうは調整日となりました。それでもOSCは58%の水準です。一押しは買いという格言もありますので、明日は今日の安値を10時半頃までに下まわらなければ、再度の反発があるかも知れません。化粧品通販を行っておりPERはまだ25倍程度です。5日移動平均線の320Kと25日移動平均線の309Kは、一応、頭の隅に入れておいて下さい。

7.9888UEX △

 OSCが+4%の54%と明らかに抜け出ました。この株60%台はマークします。乖離幅が-23円と良好ですので、明日の1270円近辺までの上昇、また地合によっては1300円を窺う位置までの上昇が見られるかも知れませんので注意。PER8倍のステンレスやチタンを扱う商社です。

8.6819オメガプロジェクトHD ▲

 真面目な株ばかりでは面白くないので、一つ博打株を出します。映画や投資ファンド事業を行っておりますが、一発投資ファンドからの予想外の収益のニュースを皆さん待っていらっしゃいます。これが博打株の所以です。新四季報よりも会社予想が強気にもかかわらず下げているのは、それが眉唾ものではないかとの憶測でもあったのでしょう。しかし、今日でどうも反転したようです。OSCも+5%の36%です。出来高も少しですが回復しております。今日は控えめな上昇だったようです。明日は再度マイナス圏でうろうろしていないことを確認して買うと良いでしょう。いきなり高く上がってもそれは偽上昇かも知れません。264円が防御ラインですので、これを意識しながら出来るだけ下で拾うように。

9.8739スパークスアセットマネジメント ▲

 昨日に続いての注目です。OSCが昨日は微細な上昇(+2%)でしたが、今日は+7%と明らかな反発を示しました。日経が上げたせいもあるでしょう。明日はその勢いが加速するかどうかを注目下さい。一度、業績面でミソをつけておりますので過大な期待は禁物です。

10.3734MPテクノロジーズ ▲

 12月15日の注目銘柄ですが、この株出来高を伴って上げてきました。ヤフーBBと組んでホテルにブロードバンドを引っ張り映像コンテンツなどを流すことを日本のみならず海外でも展開しております。これで更に出来高が膨らむようだと、一時のVテクノの様な勢いとなるかも知れません。今日も押し目らしい押し目はありませんでした。明日は70万以下に落ちるようなら買いでしょうか。68万円あたりが窓埋めのラインです。OSCはこれだけ上げても-1%の46%のダイバージェンスです。

11.6730アクセル ○

 今日の市場の勢いから何故か置いて行かれている優良株。OSCは+3%の57%とコンバージェンスしております。60%台への突入があっても不思議ではありません。14日につけた464Kという直近の高値が意識されるところですが、これを抜く勢いを明日は見せるかどうか注目。パチンコで培ったサウンドとグラフィックスの設計技術は秀逸なものがあります。これがしかも特定顧客用途ではなく、業種汎用のモジュールを追求しているところが、金融ソフト開発のシンプレックステクノロジーと対をなす、ビジネス面では理想的なアプローチです。営業力が弱く一時的には停滞しているように見えますが、いずれ再評価されるでしょう。この株の上離れから目を離さない方が良いかと思います。

12.4776サイボウズ ▲

 この株も再度取り上げないわけには行かないようです。OSCだけを見ても、金曜日の33%から36%への上昇です。まだ30%台です。いやはや恐るべしと言いますか、835Kの高値が明日は意識され、きっとそれを抜くでしょう。そこからはどうなるか分かりませんが、その勢いが明日はあることだけは言えそうです。

13.6769ザインエレクトロニクス △

 まだOSCが+5%の54%です。もう一段の上げの準備が整ったようです。この会社も特定用途向けのファブレス半導体設計会社です。業績は半導体業界の好調で上ぶれしております。人気が今ひとつですが、玄人筋には評価されている会社です。

14.5541大平洋金属 ▲

 この株も一皮むけております。今日でOSCがまだ+5%の45%です。そして、15日の安値をきれいに抜いて終わっております。明日の更なる上げの準備は整っているようです。

いやはや、新興市場は大変な活況を呈しております。筆者はこのところ上げすぎた地味な株にちょっと気を取られすぎておりました。しかし、2399オプトのように、OSCが金曜日で77%まで行っていたような銘柄はさすがに利確に押されております。しかし、643Kの安値(-75K)から買い上がる強者もいるようです。いよいよバブル相場のようです。年末にかけてどういったドラマが見られるのか楽しみですが、昨年は年明けからこのような相場になったと記憶しておりますが、今年は11月の押し目もなく、一体全体どうなっていることやら。何かが狂い咲いたとしか思えません。一気の反落が、この前の金(ゴールド)を見るまでもなく必ずありますので、そこから逃げ遅れないよう呉々もご注意の程を。
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目眩ましに合わないように

2005-12-19 11:38:10 | 株に出会う
今日のようにほぼ一斉に上げて始まるときは、なかなかに買い時が難しいものです。朝方上げて始まった4331テイクアンドギブニーズを、朝の寄り付きの210Kの大きな板が食われそうになったときに買いを入れました。ところが、タッチの差で出来ず、その後一直線に上に行くどころか激しい揉み合いに入りましたので、これはまずいと思い取り消しました。何とか間に合いました。

この株、相当に高値圏です。しかも金曜日は16Kも上げております。引けにかけての騰勢は強かった銘柄です。こうした時は、翌日もうひと上げしてからの利益確定に走る方が当然に出ます。息もつかさず更にその上に2段ロケットが発射されて行くなどということは、何らかのニュースがない限りほとんどありません。そうした、「寄り付きの偽上げ」のピークが210Kだったのです。このことは、先日の2413ソネットM3でも12月9日に経験しております。500Kの厚い売り板が崩されるのを見て買いに入りましたが、それ以降はじり貧でした。しかし、この時のソネットM3は引けのOSCが前日と同値の47%で終わっておりました。外出してから引けの成り売りをセットしたのは失敗だったと思っておりましたが、それはテクニカルにはこのようなことからも裏付けられておりました。

ところが、今日のT&Gニーズは、210KでOSCが前日比-1%の45%です。前場終了段階で-4%の42%です。つまり、当面のピークを付けた後下降局面に入っております。

こうしたリアルタイムでのOSCの活用の仕方は、何となく理解はしていたのですが、今日は、新規IPOの6263プロデュースでも確認できました。この株、前場に一時前日比8K高程度まで押されました。その時のOSCは前日と同値の31%でした。そこからどうなるかと見ておりましたら、その後再度前場終了にかけて値を戻して964Kです。14日の上場以来、OSCのデータとしてはごく少ないのですが、22%、24%、31%とコンバージェンスしておりました。そして、今日更に押されて902Kの底を付けておりました。ここから、10時に970Kまで行って、そこからの調整を前日とほぼ同値のOSC31%で凌いでいたのですね。前場終了段階では45%です。

テクニカルな解説は止めにして、前場に買ったのは6778アルチザネットワークスです。全くといって動きがなかったこの株が114Kから急に動意付きました。そこで116Kで飛び乗りましたが、その後前日の高値の118Kで頭打ちとなり114Kまで下がってきましたので、そこで買い増ししました。この株、初めて買いましたがなかなか参加者が曲者揃いのようです。大きな見せ板が出ては消え、消えては出るといったことのオンパレードでした。先日のテンアートニのような1日一回のお祭り騒ぎがある株のようです。

一応、前場でOSCは+1%の33%と反転の勢いは保っておりますが、これが111K割れになるようだと一旦撤退します。反転の勢いが腰砕けであることが証明されるからです。いずれにしても大勢としては、この株の再評価が進んでおり13週線(102K)と26週線(107K)は既に抜きました。そこでの揉み合いの最中ですが、15日からOSCが30%台までダイバージェンスしており、勢いとしては直近の新値(120K)を抜きに行く過程にあるものと思われます。
111Kを下まわれば、107Kや102Kが意識されそこまでの再度の反落も考えられます。今日はその試金石となるでしょう。
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