株に出会う

独自開発のテクニカル指標で株式市場の先行きを読む!

明日の注目銘柄(12.19.05)

2005-12-18 10:52:21 | 明日のモニタリング銘柄
直近のIPOには結構面白い銘柄がありますね。ファンコミやナノ・メディアなど注目されておりますが、6263プロデュースという新潟の会社が面白そうです。3DやIRの独自技術を使った装置の開発を行っております。14ほどのIPO銘柄の監視を始めましたので、データが揃って買い時が来れば注目銘柄に取り上げたいと思います。

年末に向かって注意しなければいけないのは、税金の関係で損失を抱えている銘柄を売り込む人がいることです。それで来週はもう駄目でしょう。今週が今年の勝負と心得ておいた方が良さそうです。

さて、格付速報で取り込んだ28銘柄も含めての、明日の注目銘柄です。

1.3754エキサイト ▲

 筆者が以前に進言した方針転換が功を奏したのか、中高年を含む女性陣が、ようやく迷える子羊たる若い男性ユーザーを魅了し始めたようです。しぶとく高値更新の勢いです。OSCが+3%の47%でコンバージェンスし、乖離幅が何と-15Kまで拡がりました。12日のOSC値の46%は抜きましたので、セオリー通りなら明日は再度100万円めがけて突進するでしょう。

2.6664オプトエレクトロニクス △

 野村がレーティングを11月25日に新規2にしてから4000円台まで付けましたが、そこからの調整が例によって進み、ようやく反転するポジションまで戻しました。何せバーコードリーダーの技術的裏付けがある会社です。OSCが+4%で40%へ、そして指数値も11月25日を上回りました。

3.9378ワールドロジ ▲

 この会社もMSCBの転換を10月27日に発表して以来、見違えるような動きです。最近の上げすぎの調整が進み、OSCは前日同値の45%、乖離幅も-2Kとなり、再騰の準備は整ったようです。何せ花王のロジスティクス担当の方が起業した会社です。暗黒の物流分野の改革の旗手として期待できます。筆者がHS証券で初めてIPOに当たった縁のある株です。

4.3386コスモ・バイオ △

 時間はかかっておりますが、じりじりと切り返してきました。これでもOSCはわずか+1%の42%です。13日の41%を3日かけて抜きました。騰勢が出てきたことの証左でしょう。400Kの底固めは終わったかと思われます。コスモ石油を追われるように独立して苦労した集団です。何とかしてあげたくなるのが人情というものでしょうか。

5.4238ミライアル △

 この株不思議な傾向を辿ります。好業績が発表されたときから下落調整します。今回も15日の引け際に上方修正があって上げたのですが、翌16日には反落しております。しかし、今回は乖離幅が-130円と良くなっての反落です。OSCは一気に-7%の47%まで落ちましたが、この株は30%台になれば買いです。60%台で売りです。出来高が少ないので少々奇妙な動きをするのでしょうか。ちょっと手出しのタイミングが難しい株です。それだけに、テクニカル指標の検証の意味でもちょいと注目しておきます。明らかなOSCの反転がないと本来は買えない株です。

6.8706極東証券 ▲

 OSCが44%と1%ダイバージェンスし、乖離幅も-17円と切り返しました。PERはまだ16倍です。1600円越えの再度の反騰を開始するかどうか明日は注目です。

7.9444トーシン △

 12月5日に連結決算の上方修正を発表してから上げましたが、その後調整を挟んでおりました。しかし、16日はOSCが+3%の32%とコンバージェンスし、乖離幅も-1300円と更に改善し、指数値も12月5日よりもまだ低位です。明日は、このようにテクニカル妙味が出ておりますので注意。プラ転して終わるようならそのまま保持でしょうか。ということは、もみ合っているうちは、引けまでは待つというスタンスです。

8.9702アイ・エス・ビー ▲

 格付銘柄からはこれにまずご登場頂きましょう。このところ上昇ペースが速くなっておりますが、OSCは-1%の59%でダイバージェンスしております。この株60%台は楽に付けますので、明日は少し押した局面からの反転に乗る手です。移動体通信系のソフト開発に定評がある独立系ソフト会社です。コスト低減のために早くもベトナムに進出しています。1970年創業ですが、モバイル・IP技術など通信制御系のシステム開発に強みがあり今後有望です。PERはまだ20倍。筆者が以前から注目している4743IT4はもう43倍近くまで行ってしまいました。次は、この銘柄に注目です。

9.4300シグノシステムジャパン ○

 ISBは高値追いですが、これは押し目買いのポジションです。OSCは+4%の46%で、乖離幅は-350円です。ちょうどこのところの下落から切り返したところです。FM東京の子会社で携帯のコンテンツ配信をしております。先行投資で業績の伸びが大きくダウンしたのが低迷の理由でしょう。

10.6778アルチザネットワークス ▲

 これも携帯電話の基地局や交換機向けの通信計測器を作っている技術系の会社です。このところ上昇をしておりますが、まだ穏便なものです。OSCが32%と7%もダイバージェンスし、更に上昇を窺うポジションに来ました。100K台はもう固めた模様です。財務基盤強固とはいえ、PERは176倍ですので、今回は需給関係からだけの注目です。

11.4838スペースシャワーネットワーク △

 子株環流売りからの調整から金曜日は切り返しました。OSCがこの株としては珍しく+3%の46%まで伸びております。OSCが20から30%台を行き来している珍しい株です。今回の46%という「高い値」が果たして、通常の50%-60%まで急伸する前夜なのかどうか、ちょっとテクニカルには興味を注がれます。この会社、筆者の好きな経営者の丹羽会長がいる伊藤忠の子会社なのですね。分割前は20万少々でしたので、まだまだ環流売りが出るかと思われます。すこし、長い目で注目しておいて下さい。

12.4769インフォメーションクリエイティブ △

 このところの上昇はめざましい日立グループ向けが5割の独立系ソフト会社です。注目しているのはOSCが-2%の47%とダイバージェンスし、更に上値を追う勢いだからです。PERも17倍なので、見直し買いが入っているのでしょう。

13.4333東邦システムサイエンス △

 こちらも東邦生命の情報システム部門から分かれた金融系特化のソフト会社ですが、金曜日に119円も上げたのに、OSCは57%とイーブンです。まだ上値を窺う勢いです。こちらもPERは17倍で来期の増益は見えております。この株、10月中旬にはOSCが69%までマークしておりますので、その近くまでの更なる上伸は期待できるかと思います。

14.3725バンダイネットワークス ▲

 この株もOSCが+6%の49%と直近のピーク値を抜きました。出来高も伴っております。60%台のOSCは優に期待出来ますので、明日の上昇があるかどうかをご注目下さい。

15.8739スパークスアセット △

 当面の決算が悪く300K台からの調整が続いておりますが、256Kを底にしての反発傾向です。やっとOSCが+2%の34%と切り返しました。もし、更に反騰があるとすれば明日以降ですが、このところの日経の調整が長引けば不発に終わるでしょう。

16.4331T&Gニーズ △

 ついに200Kを突破しました。これでもOSCは+7%の46%です。まだまだ上を狙うつもりでしょう。この株OSCは過去に50%から60%台をつけてはおりますが、RSIについては金曜日の77%というのはピーク近辺です。ここを抜けるかどうか、それともこれまでの一旦利確という押しに流されてしまうのか、このあたりも注目です。寄り付きは少なくとも金曜日の引けの勢いからすると上げるでしょう。その後が問題ですので注意。

17.8907フージャースコーポレーション △

 例の問題でマンション開発業者は停滞を余儀なくされておりますが、8910サンシティもそうですが、これもじりっと盛り返してきました。OSCが+5%も抜け出てのプラ転継続です。乖離幅も-4Kと絶好です。反発するなら明日でしょう。

結構な銘柄が、格付速報からのピックアップとなりました。それだけ出遅れ感や業績再評価などでの買いが入っているのでしょう。

それでは皆様の明日の株運が、これら注目銘柄の貢献が寄与し、隆盛を極めることを祈願して、本日はいささか寒気が勝ってはおりますが、よい休息日をお楽しみ下さい。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ウォッチ銘柄の更新

2005-12-17 22:20:13 | 株に出会う
格付速報の2006年新興市場版の最新版を入手しました。東洋経済の四季報に使われている会社データに基づき、オックス情報のOXPenという格付けソフトを使って各種の格付・評価をしている本です。理論株価も掲載されており、現時点の株価に割安感があるかどうかも判定できます。

この格付速報によりますと、区分がAAAからCCCまで7段階あります。BBBまでは「ほぼ安全である」とされておりますが、BBは「やや警戒を要する」となり、Bが「極めて警戒を要する」、そして、CCCは「取引は慎重を要する」とされております。

新興市場銘柄でも評価対象になっていない銘柄も結構ありますが、このところ好業績期待で上昇している銘柄は、やはりこの格付情報でも比較的上位に区分されておりました。

ところが、筆者がこれまでもウォッチしてきている個人投資家に比較的人気の高い下記の銘柄は、格付ランクに問題があることが分かりました。

1.B銘柄: 

8889アパマン

2.BB銘柄:
  
2788アップルインターナショナル、8914エリアリンク、2732クインランド、2766日本風力開発、7717Vテクノロジー、6726OHT、4310ドリームインキュベータ、4744メッツ、4700アクセス

3.CCC銘柄:

4815JDC信託

上記の銘柄の中には、好業績を理由に株価が高騰しているものも多くありますが、あくまで、オックス情報のOXPenに基づく、資金繰り、自己資本、金利負担、資金収支、販売債券の受取期間、などの財務的な観点からの格付ですので、直ちにおかしくなるという訳ではないと思われます。しかし、リスクが存在するという観点から、筆者が継続してウォッチする銘柄からは、今回から外すこととしました。

その代わりに、この本のすべての銘柄に目を通し、比較的取引高があり業績の伸長も見込まれる銘柄をAAAの格付群から新たに追加しました。下記の計28銘柄です。

<新規ウォッチ銘柄として追加>

9888UEX(これだけA)、2307クロスキャット、2315SJホールディングス、2697コーエーネット、2772ゲンキー、2777カッシーナ、3310JIMOS、3710ジョルダン、3725バンダイネット、3732イーウェーブ、4300シグノシステム、4306バックスグループ、4329ワークスアプリケーション、4333東邦システムサイエンス、4644イマジニア、4709インフォメーションデベロップメント、4757インテリジェンス、4769インフォメーションクリエイティブ、4838スペースシャワー、6678テクノメディカ、6727ワコム、6778アルチザネットワークス、6907ジオマテック、6918アバールデータ、7458第一興商、8275フォーバル、9644タナベ経営、9702アイ・エス・ビー

これにより、業績急変動による株価下落のリスクを少しでも少なくするとともに、今後の新興市場で、財務体質が強固で伸びそうな銘柄(つまり右肩上がりの株価)を加えることで、よりトレードの勝率を上げることを目的としております。

これで、ウォッチ銘柄の合計は、これまでとあまり変わらず233銘柄となりました。なお、10月以降のIPO銘柄については、1ヶ月分程度のデータが揃い次第、一斉に評価にかかり、適宜ウォッチ銘柄に加えていく予定です。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

医療における看護についての雑感(3)

2005-12-17 02:30:45 | 折々の随想
先週は、看護師のバーンアウトの問題を考えるために、いったい世の中はどのような仕事のカテゴリーから成り立っているのかを見てきました。看護師は、5種類の仕事の最初の「いつでも代替え可能な仕事」から、現代では「社会的な諸機能を担ったり修復に従じる仕事」に移ってきているようです。そして、「人々を引き寄せる象徴的な仕事」という側面は未だ弱く、「相互交流によって成り立つ仕事」については、近頃、患者様等と呼ばれる風潮が一部にあるように、患者(お客様)第1という考えの医療への適用により、段々と意識されてきているようですが、まだまだ浸透が弱いようです。

仕事の種類については、かの有名なドラッカーも、看護師の仕事は「知識労働」(ドラッカーは、現代の仕事の大部分を知識労働としていることに注意)と位置付け、質と量をともに成果とすべき知識労働としております。この量というのは新人ナースから中堅ナースへと至る過程で、自ずと熟練していくものでもありますが、最近は、電子カルテの導入が進んでおり、仕事量に関係するこの道具の習熟については、ベテラン看護師ほど違和感を持っているようです。企業でも、中高年ほどパソコンやITになじめないのと同じです。ともあれ、看護師の仕事においては、量的なものとの葛藤だけでは、筆者はバーンアウトそのものには至らないと考えます。もちろん一般の企業でも、あまりの大量な仕事に圧殺されてバーンアウトする人はおりますのでもちろん皆無ではありません。

問題は、ドラッカーのいう「質を成果」とすることを、看護師という職業は医師と同様に強く求められているにもかかわらず、その質的な成果が思うように出せない時に、そこを突破することができずに自らの看護の理想との齟齬に思い悩んで、ついにはバーンアウトしてしまうのではないかと言うのが筆者の仮説です。このことは、看護師仲から聞いた「真面目すぎる人ほどバーンアウトしやすい」ということから一部裏付けることができます。どちらかと言うと、良い意味でいい加減にかつ臨機応変に患者さん(それと病院の同僚とも)と接している、楽天的で「不真面目」な看護師の方が、バーンアウトしないで長続きしているようです。もちろん、医療そのものは、救急患者の容体を見るまでもなく実際には「汚れ仕事」であり、生理的に耐えられない新人看護師は、バーンアウト以前に、自分には合わない仕事と悟って辞めていくことでしょう。

そこで今回は、仕事の質的な側面としての「社会的な諸機能を担ったり修復に従じる仕事」という観点から看護師の仕事を見ていきます。要するに看護師が担っている「人間の修復」という主機能についての話となります。

筆者は、医療機関としての病院というのは、そもそもそのような修復機能を担うことにより、そこで働く人々がバーンアウトする素地があると考えます。病院に通う患者は何らかの社会的活動に支障をきたす疾病を患ってしまった人々です。本来の理想的な社会は、誰もが疾病など患わない社会です。ところが、現時点ではその社会において様々な問題があるため、その渦中において人々は何らかの疾患にかかってしまうとも言えます。そうした人々を修復して、再度社会に戻す役割が医療機関です。しかも、その修復つまり相手の不幸が医療機関で働く人々にとっての「生活の糧」になっているという矛盾があります。修復することそのものは、相手に非常に喜ばれることでありそれ自身にやりがいもありますが、次から次へと運ばれてくる患者さんと接しているうちに、当初は感じていた「看護の感動」といったものが段々とマンネリ化していき、自らの仕事に無感動に陥っていくか、それとも仕事に虚脱感を覚えるかのどちらかへと陥る危険性が控えております。また、医療機関といえども、社会保険などの制度的な制約がかけられており、病院経営という観点からは無制限な患者への医療資源の投入は意のままにならないどころか、むしろ一般社会で求められている「効率の追求」も医療機関においてもますます強化されているようです。

もう一つ大事なことは、この「修復作業」における看護の役割が限定されていることです。もちろん、看護の方法、技によって生死を分けることもありますし、回復に要する時間が短縮されることも大いにありますので、医療における看護という仕事そのものはおろそかにはできない重要な仕事です。しかし、本源的には医療分業の中で看護は位置づけれており、そこではいわば受身の仕事に陥っております。看護が全面に出て疾病が治ることはありえないからです。能動的な役割を医療機関において果たしているのは、いうまでもなく医師です。医師が医療においてピラミッドの頂点に君臨しているといって良いでしょう。しかし問題は、医師そのものも、ますます専門化・分業化してきており、患者を「全人的に修復する」という理想からは隔たりつつあることです。他科のことは分からない医師がますます増えております。そうした医師の治療におけるスペシャリストとしての限界も、全人的看護を学校で習った理想に燃える看護師にとっては、違和感を覚えてしまうのではないでしょうか。

またまた、少々話が長くなってしまいました。今回は「社会的な諸機能を担ったり修復に従じる仕事」が、バーンアウトを醸成する素地をそもそも胚胎しているということを強調して終わりにします。次回は、「相互交流によって成り立つ仕事」の観点からバーンアウトを惹起する問題について考えていきたいと思います。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

反発狙いはやはり難しい

2005-12-16 15:57:25 | 株に出会う
後場は、4823サイバードの動きがピタッと止み、また下に持って行かれそうでしたので、同値降りをしました。その後膠着状態ですので+1Kの218Kでは売れたようです。

3744テンアートニが今日も一度だけの噴き上げがありました。2度ほど騙されているので、217Kでの売りを立てていましたが、今日はどういう訳か勢いが結構持続し、売れてしまいました。+4Kですが、一時は損切りも覚悟していたので良しとしましょう。

それから、3723日本ファルコムは、122Kの壁を突き破るのを待っていたのですが、やはりそこまでの反発力はなく、120Kでやむなく降りました。+3K。この段階で全部キャッシュとなっており、買い銘柄を物色していたところ、分足のMACDでボトム近辺にいて、反発の様子を見せた4296ゼンテック・テクノロジーを614Kで買いました。しかし振り返ってみると、これは後場の621Kをピークとした下降トレンドでの参戦でした。反発するどころか大量の売り圧力にさらされてしまったので、やむなく606Kで撤退。これは無謀な突撃でした。その日一度ピークをつけた銘柄は、更に買い上がるような力は、余程のことがないと無理と思い知った訳です。今後のトレードの肥やしにせねばなりませんが、子供と同じでつい小遣いを持たせると、必要のないものまで買ってしまうという「人間の性(さが)」が露呈してしまったということでしょう。

終了前に、5384フジミインコーポレーティッドを2145円で指しておきましたが、これは2175円と上に行ってしまいました。この株、切り返したと見ても良いでしょうが、月曜日には一旦利確の動きがあるはずです。そこからの買いでも間に合うと見ております。

今日は、注目銘柄は結構上に行っているのに、それらが買えず、また昨日利確した銘柄の中にも、今日は更に上がっているものもありました。持ち越しをしない基準としては、下げ基調銘柄の、引けにかけての上げすぎといったものがあります。4566LTTバイオファーマが、それに該当しました。今日は、全くウォッチから外していたのですが、昨日の終値を一度も下まわることなく、更に出来高を伴い今日は上げていきました。今日でOSCが56%まで上昇しましたが、これはストップ高をつけた8月18日以来のことです。これは予想外の上昇ということですので、ある意味で致し方ありません。

それから、昨日OSCが50%伸びて上離れした2385総医研は、なんと皮肉にも筆者がメインに使っている東洋証券が、珍しく投資判断なるものを新規「BUY」にしたという突発的なニュースがありました。これは前もっては読めません。

このように、普段の値動きとは少々異なる動きをしたため、儲け損なったからと言って、今後の売買基準まで変更することは良くないことと思っております。そのような例外的なことが今後も続く保証はないからです。たまたま今回はうまくいっても、次回は必ずその成功体験が墓穴を掘ること請け合いです。

今週の収穫は、①OSC(オシュレーター)の変化は、30%台から40%への変移が起こる時に最も上がりやすいこと。②OSCが20%台の「異常値」をつけた時は、買いサインであること(総医研の12月8日から12日、F&Mの12月13日からの3連続29%)が検証できたことです。もちろん、その株が持っているOSCのレンジがありますので、そのレンジを意識しながら、OSC値が上昇傾向にあるかどうかの判定をし、指数値や乖離幅、そしてRSIも組み合わせて見れば、かなりの確率で上昇日を見定めることができることです。

反省点は、①今日のゼンテック・テクノロジーやパシフィックマネジメントのように発作買いはしないこと。今週はIDUやバルスもそうでした。②今日のサイバードのように、下落基調の株に早めの逆バリをしかけないこと。

といったことになります。分かっていてもやるんですよね。こうした発作買いは。人は如何に目先の動きに惑わされやすいかということです。結婚相手も、発作買いはよくありませんので、特に若い独身男性の方、妖艶な美女の微笑の裏に隠れた毒気にひっからないよう、呉々もお気を付け下さい。

明日の注目銘柄は、日曜日までにじっくりと検討してアップします。それまでお待ち下さい。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

また逆バリに手を出す

2005-12-16 11:32:47 | 株に出会う
注目銘柄のうち、4797ICFは、高く始まってしまったので手が出せず、おとなしく始まった4777ガーラは、189Kあたりで拾おうとしているうちに、するすると上昇し機会を逸しました。このあたりの買いタイミングは長年の相場勘のようなものがないと、どうしようもない部分でしょうね。

結局前場は、8902パシフィックマネジメントを300Kで衝動買いし、膠着状態の301Kで降り、底を打った感のある4823サイバードを217Kで買いました。また逆バリ癖です。今日だけの勝負で223Kあたりで指してあります。持ち越し株の3723日本ファルコムは、予定通り上げてくれております。こうした停滞中の株に変化が現れた時は、前日に買うと翌日大きく上げて始まることがあったときに買いそびれることはありません。前回のガーラはヘラクレスで板が見れなかったせいもありますが、いきなり急上昇しました。今回はファルコム同様におとなしい始まりでした。いずれも、前日の安値を割るようなことはなかったことが、その上昇のサインとなります。一般的には、あまりに下げすぎた場合は、いきなり高く始まりそのまま行ってしまうようです。サイバードのケースは、昨日とことん下げた訳ではありません。(RSI:35%、OSC:40%)従って、今日の下げ止まりを待つことが必須条件でした。結果はどう出るか分かりませんが、押されすぎた株の上昇時の勢いが何とも言えません。これが逆バリの魅力とも言えます。

ところで、愚妻が昨日シンプレックステクノロジーを売って乗り換えた2738バルスは、昨日同様に寄りのチョイ高からのふるい落としがあり、そこからまた水面上に一度出ましたが、その前のふるい落としにあって損切りと相成ったようです。シンプレックステクノロジーが順調に上がっているので、何とバカなことをしてしまったのかと泣いております。もちろん空泣きですが。筆者は若い頃、この空泣き(嘘涙付き)によく騙されました。彼女生まれつきの博打症で、とにかく売買をするのが好きなので仕方ありません。サラ金に手を出していないのが唯一の自慢なのです。有象無象の株式相場の良い鴨です。

3744テンアートニは、今日も冴えません。仕方なく朝1番から216Kで指してあるのですが、今日も瞬間湯沸かし器が1度だけ作動するかどうか? とにかく動きません。昔は威勢良く動いていたのに。

概ね予想通りの展開ですが、今日も金の損失を取り戻すのは容易ではありません。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする