まつや清の日記 マツキヨ通信

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「クルマ社会批判」の上岡さんの暫定税率問題への考え方

2008年02月17日 | 虹と緑 緑の党
 16日の虹と緑・地方自治政策情報センターでの「クルマ社会批判」の上岡さんの講演報告、非常に刺激を受けました。ただ、暫定税率問題への態度が「あいまい」で、「現状維持」に聞こえることを質問しました。

 3月31日には暫定税率が期限切れになる中で、環境派が、もっとガソリンには課税すべきだと、という主張を持ちながら制度設計として、どう主張すべきであるのか。政治の世界では、右か左かをあいまいに出来ません。

 上岡さんもそこはわかった上で、原則論を主張していますが、明快な回答ではなく、悩み深し、の印象でした。

※ 上岡さんの暫定是居る問題への態度。
現状の道路政策の維持を支持する論者は特定財源制度を支持し、逆に批判的な論者は特定財源制度の廃止と一般財源化を提言するケースをが多いように思われる。しかし、特定財源の制度を論じるだけでなく、客観的・科学的な道路計画と、透明性のある評価にもとづき、道路投資のの総額を管理する方策が伴わない限り、現状は変わらない。

現状の道路政策を支持する者の中には「道路整備には道路特定財源だけでなく、一般財源を投入せよ」とする意見さえ見られる。社会保障など他の使途を削減してでも、道路に財源が回される可能性もある。現在の特定財源は、いちおうは「受益者負担」の原則に基づいているのであって、一般財源化することによって、その原則がないがしろになる可能性が懸念されるためである。特定財源制度廃止と一般財源化をセットにして論じるだけでは危険と思われる。