まつや清の日記 マツキヨ通信

静岡市議会議員 まつや清の日常を毎日更新!

『沖縄の拒否権』 東京新聞、山口二郎さんの「本音のコラム」

2010年05月30日 | ニュース・関心事
以下のコラム、この間の社民党の連立離脱に対する違った角度からの指摘ですが、どう評価すべきでしょうか。

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28日、鳩山政権が普天間基地を沖縄県名護市辺野古に移設するとの方針を閣議決定した。この問題は旧政権が作った枠組みに落着するとの見方が広がっている。

しかし、この問題はまだ決着していない。辺野古沖に新しい滑走路を建設するためにには、海の埋め立てが必要であり、それには知事の許可が不可欠である。つまり、辺野古への移設に対して、沖縄はまだ拒否権を持っているのである。

福島社民党のけんか別れは愚劣な判断だったと思う。辺野古移設が実現するためにはあとひと山、ふた山ある。民主党をハト派に引き留めるためには、社民党が連立にとどまることが必要だった。一時の自己満足のために大局を見失うというのは、日本の左翼にありがちな玉砕主義である。

沖縄からの報道を見ると、鳩山首相の県外移設方針のおかげで、沖縄に保革を超えた大きな合意ができ、不可逆のものとなった感がある。今度ばかりは経済界も県庁も、基地の見返りに札束を積み、地域振興の名の下に無益な公共事業をヤハコモ作りを進めてきた従来の国策を、拒絶する強い意思を持っている。

中央の政治家や官僚、メディアは、沖縄県民を侮るべきではない。中央政府や無関心な国民が沖縄だけにツケを回す姿勢を改めないならば、辺野古基地は第二の成田空港になる可能性がある。


第4回エコビレッジ国際会議TOKYOに参加

2010年05月30日 | ニュース・関心事
5月28日~30日、東京麹町の城西大学紀尾井キャンパスで開催された第4回エコビレッジ国際会議、3日間で50を越える公園やワークショップに29日だけ参加してきました。非常に刺激を受けました。

主催者がビーグッドカフェというNPO法人。まちづくりの原点といろんなモデルケースが紹介されていて魅力的な事例がいくつもありました。既に静岡市にはエコ団地「池田の森」が実践されています。

エコビレッジとは、エコロジー的観点、世界中の伝統的文化の知恵、現代の知識・技術を融合させた居住空間、まちづくり運動です。失われて村落共同体を現代的に再建しようというもの。

特に面白かったのは「エコビレッジ学会準備会」。呼びかけた糸長浩司さんはパーマカルチャー・センター・ジャヤパンの代表理事。12人の専門家が8分づつご自分の専門テーマを紹介していきます。

何故、いま、エコビレッジ学会について「歴史の中でのエコビレッジをまとめてみたい。エコビレッジを作りたいという高ぶりの思いと一方で客観的な目が必要で、方法として学会」を語ってくれました。

報告テーマは、米国のユートピアとフーリエ主義、居住学(コーポラティブ、エコハウジング)から、持続可能なデザインプロセス、建築・居住史から、都市計画から(団地再生、アーバンエコビレッジ)等。

「池田の森」づくりの歴史的社会的意味について教えてもらいました。広げたいですね。こうした実践例を。