総務大臣に前鳥取県知事の片山善博氏就任！

大いなる期待の総務大臣人事です。前鳥取県知事の片山氏は、千葉県元我孫子市長の福嶋浩彦氏同様に「歯に衣着せぬ」形で民主党政権に対してもマスコミの論壇の様々な場で批判的意見を述べてきました。

雑誌『世界』の”日本を診る”シリーズでは多様な分野の問題について鋭い分析してきました。6月号で「地域主権改革の先行きー「国のかたち一大変革」とはいうけれど」では地域主権改革三法への批判。

「地域主権改革推進法案」については「自治体に対する数多くの「義務付け、枠付け」を見直す規定が中心」で一般論としては望ましい、が同意案件を「届け出制変更するなどの微調整ばかりである」。

「国と地方の協議の場に関する法律案」は、「必要であれば、その都度地方6団体から意見を聞けばいい」「地方6団体は立派な圧力団体」「総務省の天下り団体」として「協議を法律で義務付けることに反対」。

「地方自治法の一部改正する法案」「多少評価できる点はないわけではないが、それでも同法が抱えるあまたの課題がある中の一部を取り上げているにすぎない」と手厳しく持論を展開しています。

国と地方の政府間関係の転換に向けた民主党政権への小さな希望が見えてきました。