予算編成時期の恒例の政策情報センター主催の「国―地方」政策研究会のテーマは(1)地方財政計画、(2)分権一括法と条例改正。前者については総務省の自治財政局、後者は元地方分権委員会事務局の小泉祐一郎さん。
地方財政計画の2012年度の特徴は通常収支分81兆8700億円、東日本大震災分(復旧・復興分と緊急防災・減債分)2兆4100億円と二つに分けたこと。11年度は1兆円の繰越金を活用できたが2012年度は繰越金見込めず。
...
東日本大地震、円高、地域経済の破壊に昨年並みをと地方団体の強い要求の中、地方交付税の確保と別枠震災特別税をどの程度確保すべきか、が22012年度方財政対策の課題であった、と全体像についての説明を受けました。
そんなところに財源!と驚いたのは「地方公共団体金融機構法」14条に基づく公庫債権金融変動準備金なる1兆円の財源。これまでの1,3%を0,6%の範囲にして国庫に取り入れ3年間の地方交付税財源とするというもの。
ただ、これも3500億円ずつ3年間程度ですのでその後はどうなるか、財源不足を国と地方で折半すると云う臨時財政対策債は増え続けると云う中で、この地方財政計画に従って予算編成をしていいものか、どうか。
地方財政全体の累積借金額は200兆円で横ばいとの分析ですが、一方で3年後の増税を見込んでの予算編成のように受け止めました。ソ連邦がチェルノブイリ原発事故対策で財政破たんをしたという事は知られていることです。
この東日本大震災分と通常収支を区分けすると云う仕組みですが、前者は20兆円を越え借金と増税(法案は可決)で賄うことになっています。地方財政計画や累積赤字との関係がどうなるのか、全体像は把握できませんでした。
将来へのつけを残さないためにこの2,3月議会、きちんとした将来像の分析をやり遂げたいと思います。二つ目のテーマは、既に静岡市においては保育園など条例改正などパブコメを始めており、その制度の背景を学びました。
このテーマについては、後日もう一回きちんとブログに書いてみたいと思います。続きを読む
地方財政計画の2012年度の特徴は通常収支分81兆8700億円、東日本大震災分(復旧・復興分と緊急防災・減債分)2兆4100億円と二つに分けたこと。11年度は1兆円の繰越金を活用できたが2012年度は繰越金見込めず。
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東日本大地震、円高、地域経済の破壊に昨年並みをと地方団体の強い要求の中、地方交付税の確保と別枠震災特別税をどの程度確保すべきか、が22012年度方財政対策の課題であった、と全体像についての説明を受けました。
そんなところに財源!と驚いたのは「地方公共団体金融機構法」14条に基づく公庫債権金融変動準備金なる1兆円の財源。これまでの1,3%を0,6%の範囲にして国庫に取り入れ3年間の地方交付税財源とするというもの。
ただ、これも3500億円ずつ3年間程度ですのでその後はどうなるか、財源不足を国と地方で折半すると云う臨時財政対策債は増え続けると云う中で、この地方財政計画に従って予算編成をしていいものか、どうか。
地方財政全体の累積借金額は200兆円で横ばいとの分析ですが、一方で3年後の増税を見込んでの予算編成のように受け止めました。ソ連邦がチェルノブイリ原発事故対策で財政破たんをしたという事は知られていることです。
この東日本大震災分と通常収支を区分けすると云う仕組みですが、前者は20兆円を越え借金と増税(法案は可決)で賄うことになっています。地方財政計画や累積赤字との関係がどうなるのか、全体像は把握できませんでした。
将来へのつけを残さないためにこの2,3月議会、きちんとした将来像の分析をやり遂げたいと思います。二つ目のテーマは、既に静岡市においては保育園など条例改正などパブコメを始めており、その制度の背景を学びました。
このテーマについては、後日もう一回きちんとブログに書いてみたいと思います。続きを読む