まつや清の日記 マツキヨ通信

静岡市議会議員 まつや清の日常を毎日更新!

島田市の田代環境プラザの放射能測定調査結果は公表されていました

2012年02月17日 | ニュース・関心事
昨日のブログで放射能測定調査が公表されていないと指摘しましたが、1月20日付けでインターネット上にアップされていました。関係者にお詫び申し上げます。12月22日と1月10日の2回に渡る搬入ごみ、スラグなど資源、焼却灰についてと、1月10日は排気ガス測定もされています。

12月22日の搬入ごみは、選定枝のみセシウム134が3ベクレル/㎏、137が6ベクレル/㎏で他は検出限界値以下。スラグ、メタル、水砕ピットの水は検出限界値以下。飛灰(原灰)は、セシウム134が33ベクレル/㎏、137が53ベクレル/㎏。静岡市に比較すると本当に低いですね。

1月10日排気ガスは検出限界値以下ですが、測定方法は環境省の指示通りとすると厳密な測定が必要になります。バグフィルター99,99%除去論と並ぶ最終処分場に蓄積される放射能に汚染された灰の将来にわたる安定的管理という論点については依然として答えはありません。

この事態の中で島田市の反対運動にかかわってきた人たちがどのように次に展開していくのか、この調査結果と今後の試験焼却の結果数値の問題をどうとらえていくのか、かなりのヘビーな議論を抱え込まないといけなくなります。静岡市長の動き含めじっくりした構えが必要です。

http://www.city.shimada.shizuoka.jp/mpsdata/web/7539/20120120_housyanou.pdf#search='島田市 放射能濃度 調査結果'

島田市、いよいよ明日から被災地がれきの試験溶融

2012年02月17日 | ニュース・関心事
反対派と賛成派の溝の埋まらないままに明日から島田市のガス化溶融路での被災地がれきの試験溶融が始まります。実はこの溶融は静岡市にも関係があります。6日の県市長会で田辺市長は試験溶融を開始すべきと発言していました。

静岡市の場合に西ケ谷清掃工場のガス化溶融炉と沼上清掃工場のストーカ式焼却炉の二つがありますが、両方の試験をやるかと思いきやガス化溶融炉の実態は島田市で結果が出るのでそれを活用、沼上だけを焼却試験をやりたいと。

これはあまりにも乱暴です。そもそも島田市の試験溶融、被災がれきを入れる前の組成別放射能汚染レベル、排ガス測定結果を公表しておらず、測定をやっているのか、やっていないのかも、現段階では確認できていません。

去年12月測定の飛灰68ベクレル/㎏が公表されています。静岡市は、12月段階では飛灰は200ベクレル以下ですが、7月~12月までに5900トンが最終処分場に埋立。被災がれき入れる前の数値があって混合後の数値の意味が分かります。

島田市の56トンと10トン混合で焼却後の飛灰と排ガス測定するとのことです。排ガス測定の方法は原子力発電所並みではないようです。静岡市が試験溶融やるというのであれば、住民説明会をどうするのか、そこから始まります。


http://www.at-s.com/news/detail/100100158.html

島田市、被災がれきの試験焼却開始(2/16 14:46)静岡新聞

 島田市による岩手県山田町の被災がれき(災害廃棄物)の試験焼却(溶融)が16日、同市伊太のごみ処理施設「田代環境プラザ」で始まった。木材チップが積まれたコンテナ周辺の空間線量率測定に細野豪志環境相(衆院静岡5区)と川勝平太知事、桜井勝郎市長が立ち会い、細野環境相は「安全性は十分確認できる」と強調、各自治体に広域処理への協力を呼び掛けた。
 早朝にJR貨物の静岡貨物駅(静岡市駿河区)から最終となる5台目のコンテナがトラックで到着した。細野環境相は川勝知事、桜井市長とともにブルーシートに置いた木材チップを手に取り、10センチほどの距離で空間線量率を計測。毎時0・07マイクロシーベルトと搬入前の数値と変わらないことを示した上で、「これは汚染廃棄物ではなく、通常の災害廃棄物だ」と報道陣にアピール。午前8時46分に溶融が開始され、中央制御室で作業を見守った。
 木材チップ約10トンに家庭ごみ約56トンを混ぜ、17日未明にかけて二つの炉で処理。飛灰や排ガスの放射能濃度などのサンプリング調査を実施する。
 一方、同プラザには試験溶融に反対する市民らが詰め掛け、受け入れ中止を訴えた。
 20日に市役所など7カ所で飛灰やデータを公開し、線量計で測定できるようにする。学者を呼んだ市民向けの説明会なども開く。桜井市長は3月24日までに出される全ての検査結果を踏まえ、岩手県大槌、山田両町のがれきの正式受け入れを最終判断する