
※写真は、池田市なかよしこども園。一番奥に見えるのが石橋南小学校、その次がなかよし幼稚園、そして、手前が石橋南保育園。真ん中辺で白い渡り廊下で幼保一体化している。そもそも小学校、幼稚園、保育園が地続き。これはこのモデル実験ケースの大きな条件。池田市の待機児童はゼロとのこと。
池田市の幼保一元化の取り組みは、前市長が民主党の子ども・子育て新システム検討会議の...ワーキングチームメンバーであったことも含め10万都市での先取りモデルの実現としえ取り組まれたものです。ただ、倉田前市長は昨年の大阪府・市のダブル選挙で府知事選挙に立候補されて現在池田市町ではありません。
もともと池田市は、1998年夕張市に次ぐ経常収支比率112%という全国ワースト2位という赤字自治体でした。そうした中での倉田市長の行財政改革は着実に進められ10年連続黒字自治体の転換していました。2000年幼保一元化庁内検討会議、13年~17年 公立保育園民営化、私立保育園再編成・再構築。
これらを踏まえて06年こども園開設準備室会議設置、07年市立なかよし幼稚園と市立石橋南保育園を幼保一体化のモデル園として市立なかよしこども園を開設。静岡市でも安東幼稚園、保育園の一体化の実例はありますが、池田市のような一体化ではありません。
子ども・健康部保育課説明の成果と課題。成果―0歳から5歳までの一貫した乳幼児教育が可能、教育委員会の研修に参加し、保育の質の向上が図られる、親の就労形態に関わらず、転園・転所が不要、全園児に同一給食の提供が可能、保育所定員の増。課題ー給与体系及び勤務時間の違い、事務の複雑化による事務量の増。
民主党政権による子ども子育て新システムは、衆参ねじれの中でとん挫し、認定こども園制度から再出発の形になりました。池田市の取り組みは、このモデルケースを制度的に保証するために07年「子ども条例」を制定。私含め参加議員からの質問は活発でした。