リニアによる大井川への水の減量に関する和田秀樹先生(静岡県環境影響評価審査会会長)の講演。「リニアは静岡の隆起帯南アルプスを通過する」テーマの意味がだんだんわかってきました。
1億年の単位の自然がトンネルで改変され、たった2分で通過することの意味を考えてほしいと理解しました。大井川の水が2トン/秒の発生するアルプスの地層分析はやはり専門家だけに納得感。
先生に3点質問。JR東海の環境影響評価書は、何点になるか。大井川の水が減りポンプで水を戻した時、鉱物が入っているとすればイワナなどへの影響もあるとの指摘をいただきました。
JR東海は、工事をやるところはエコパークの核心地域でなく移行地域であるので問題ないとしているが、アセスメント上は問題ないのか。生物多様性条約に違反しないのか。上記のお答えでした。
ほかの2点の質問は答えにくいようでしたが、苦しい胸の内も含め誠意あるご回答をいただきました。