まつや清の日記 マツキヨ通信

静岡市議会議員 まつや清の日常を毎日更新!

「戒厳令的」新型インフルエンザ対策、ようやく見直しか?

2009年05月20日 | ニュース・関心事
マスコミ報道によると、昨日舛添厚生労働大臣が専門家からの意見聴取で「現在進行中の新型インフルエンザ対策を季節風インフルエンザ対策に転換すること」を強く求められたとのことです。大阪、兵庫での「戒厳令的」対策が転換しそうです。

水際作戦は、既に失敗し全国各地でどんどん広がり、感染者の強制隔離はもはや意味がありません。感染力は強いものの弱毒性ということを考えると「かかって社会的免疫力」を高めたほうが社会防衛上はよりプラスではないでしょうか。

毎日新聞での神戸大大学院大学岩田健太郎教授の「自然に治る病気に入れ込み、命にかかわる心筋梗塞などの治療がおざなりになるのは本末転倒。重症度に応じた治療にすべきだ」コメントは極めて妥当といいえます。

保育園や学校の休校、修学旅行の中止、行き先の変更、ちょっと過剰な反応です。今日は、市議会厚生委員会の関連施設の視察でしたが、城東エリアのインフルエンザ感染者トリアージテント施設を見学しましたが、「立ち入り禁止」区域。

明日は、所管調査のための厚生委員会も開催されます。現状認識について問いただしてみたいと思います。写真は、城東エリアのトリアージテントです。同時にワクチン頼みのインフルエンザ対策についても言及してみるつもりです。

石川知事辞職会見日に、民主党・鳩山ー小沢新体制は知事選候補放棄!

2009年05月20日 | ニュース・関心事
石川知事が辞職の記者会見。どんな想いでこの事態に臨んだのだろうか。あれだけ、5選に自信満々の態度であった石川知事、空港問題が辞職の本当の真相とは誰も思っていないだろう。

この辞職会見の朝のマスコミ各社の「衆議員選挙に民主党・鳩山ー小沢ライン」は「参議院で過半数をとれていない現状で1人も失うことは出来ない」として榛葉賀津也参議院議員の知事選出馬の真っ向否定報道。

そもそも、政権交替前夜に相乗り候補者を模索した民主党静岡県連。その路線がつぶれた翌日に榛葉知事候補のアドバルーン。その段階で若手県議擁立が確認されていたにもかかわらず。

衆議院で「勝ちに」いくなら、ここは榛葉参議院議員擁立は「新体制を占う最初の大型選挙」として注目されます。参議院で一議席失うにしても、自民党も議席を失うわけで、言訳にしか聞こえません。

民主党の擁立見送りとなれば「坂本ー海野」一騎打ち選挙。それにしても民主党の決断力のなさにはほとほと幻滅するばかりです。これまであれほどに海野攻撃をしてきた民主党、一体どうなるのでしょうか。

浜岡原発プルサーマル・MOX燃料の搬入抗議活動に参加

2009年05月19日 | ニュース・関心事
今日は、急遽の浜岡原発プルサーマル・MOX燃料搬入で御前崎港で抗議活動、宮沢議員と一緒に参加するため、朝の宮沢チームの「朝の挨拶運動」=街頭演説に合流。まさに音楽と政治の路上パフォーマンス。

御前崎港には、宮沢議員、支援者メンバーと急ぎ足に直行。既に、夜明け前の東京グループの抗議行動はテレビニュースに、遅れての到着でした。浜岡→玄海→伊方の3原発分でフランスを1月末に出発。

出発時にはグリーンピースの直接行動があったようで、全国唯一の一般道路からの搬入に過剰な警備そのものでした。輸送船のクレーンの真ん中に富士山、すぐ横に風力発電、という光景に不思議な気分でした。

宮沢議員は脱原発の立場ですが、この抗議行動や発言スタイル、警察官や中部電力職員への反対派の対応には相当な違和感を覚えたようです。若者世代の感じる貴重な意見でもあり世代感覚の違いもありです。

相手方の物質力ともなう様々な連続攻勢に、抗議に行くだけで精一杯の市民運動、しかし、その繰り返しに、ある意味、硬直化してしまう行動様式。簡単に解決しませんが、解決努力が求められます。

「静岡県内初の女性市長の誕生」をスローガンのつだ恵子島田市長選挙

2009年05月17日 | ニュース・関心事
今日は1日、島田市長選挙と市議会議員選挙の応援に行ってきました。
9:00からの政策ネットワーク・虹と緑メンバーの津田けいこ市長候補とあきの正男市議会議員候補の共同出発式。来賓扱いで応援演説。

トランペットによる「友よ」の演奏と合唱に思わずジーン。「県内初の女性市長誕生」をスローガンにしたつだ恵子候補の第一声。島田市が生まれて61年、現在の桜井勝郎市長含む5代に渡る男性市長の歴史。

島田市には明治時代に既に女性議員選が行われていた歴史があり、その経過から島田市の男女共同参画条例が比較的早い時期に制定されている意味を考えても男性市長から女性市長へのバトンタッチをすべき時期。

奇しくもつだ候補は、1948年生まれの61歳。新しい島田市の実現に向けて市長選を勝ち抜くと力強い決意表明。兵庫県宝塚市長選挙で中川ともこ元衆議院議員当選という「クリーンな女性市長」の誕生。

青森市長に脱原発派の鹿内博前県議会議員の当選。ポピュリズム的要素を含みつつも「国の直轄事業での地方負担金の拒否」「地方税の減税」を具体化する大阪府知事や名古屋市長。地方からの政治変革の兆しか。

自民党・民主党による政権交代の定着かと思われているこの時期に、小沢民主党代表を辞職に追いやった「政権交替は求めるがクリーンな政治を」世論。この世論背景に島田市に地方からの変革の風をおこせるか。

二元代表制の基本的原理を学ぶ

2009年05月17日 | ニュース・関心事
自治体議員政策情報センター・虹とみどり主催「議員のしごと」テーマの政策研究会に参加してきました。70名くらいの参加者でしょうか、各地の市民派議員からの次から次に繰り出される質問、さすがです。。

シンポは、廣瀬克哉・法政大学教授による「議会改革と議会基本条例」、福島浩彦・政策情報センターによる「二元代表制と直接民主主義」の基調講演をベースに4自治体議員からの具体例報告という流れ。

福島さんは、憲法と地方自治法における、国会・議員と地方自治体議・議員の規定の仕方の違いを具体的に指摘した後に、二元代表制は「直接民主主義を軸にした首長と議会の三者による運営」であるとする提起。

更に、議会はチェック機関とする従来の理解に対して、議会は意思決定を行う機関であり、その決定をするに際して議会は独自に公聴会開催など市民参加を組み入れた議会運営をすべきことを強調されました。

教えられること大のシンポジウムでした。途中、民主党代表は鳩山さんとのニュース。緊張感ある中での勉強会となりました。

※昨日は、国会の方に行っての「新型インフルエンザ、患者の権利を守るための公開勉強会」「清水市民文化会館とPFI手法」など資料入手と意見交換。霞ヶ関情報と自治体情報の連携の必要性を強く感じました。

民主党は「親小沢対非小沢」構造を超えられるか

2009年05月14日 | ニュース・関心事
本日、センチュリーホテルで開催された「静岡県毎日会総会記念講演ー政治決戦のゆくえ!?」、講師は毎日新聞論説委員・与良正男さん。3月3日の東京地検の小沢代表の公設秘書の逮捕から2ヶ月。まさに政局をどう分析するか。

岡田、鳩山両候補者の立候補で民主党代表選がはじまり、その二人の背景に「親小沢対非小沢」の対抗関係があるとする分析が前面に出ている昨今。その事態を作り出しているマスコミの側の問題を厳しく問いながらの講演会でした。

与良さんは、この間一貫して小沢民主党代表の辞任を主張。「何故この時期に。国策捜査そのもの」という立場の方々からの批判を受けてきたことを紹介しながら、この辞任によって政治が大きく変わる可能性が生まれていると自説を展開。

ちょっと遅れて参加したので、最初のところを聞くことが出来ずでしたが非常に刺激を受ける講演内容でした。。静岡県知事選挙ま近にしての「地方政界と国政」観点からの政治展望について質問したかったのですが時間切れでした。

市議会代表者会議、29日臨時議会の議案は公務員のボーナス引き下げについて

2009年05月13日 | ニュース・関心事
本日、市議会代表者会議が開催されました。

議題は、6つもある特別委員会を新議会でどんなテーマで、いくつにしていくか、後期高齢者広域連合議員選出について、市民団体からの政務調査費に関しての住民監査請求結果報告、29日の臨時議会について。

臨時議会の議題は、国会で審議されている国家公務員のボーナス引き下げについて、静岡市の人事委員会も引き下げ案を市長と議会に勧告、議案として取り扱いたいというものです。

大不況の中で、議員の引き下げは当然として、公務員の引き下げにどう対処すべきか、なかなか反対は難しい情勢です。原理原則にまでさかのぼって検討していくつもりです。ご意見を求めます。

特別委員会については、29日に再度協議することになりました

柏崎刈羽原発再稼動に早くもトラブル発生、そして、小沢民主党代表の辞任ショック!

2009年05月13日 | ニュース・関心事
柏崎刈羽原発再開の中、柏崎市原子力防災・原子力課、新潟県原子力安全対策課を視察しました。ところが、早朝には稼動試験中に早くもトラブル、そして、夕方には、小沢民主党代表の辞任ショック!

天下大乱、激動の時代に生きていることを痛感。それにしても東京電力の今回のトラブル、実はこれ以前にも同種のトラブルが発生していたにもかかわらず報告の義務を怠っていたというといいますから、驚愕!

今回の視察の問題意識は、浜岡原発1、2号炉の廃炉が決まる中、原発施設もある時期を過ぎれば停止すること、その時にあらためて原子力に頼らないエネルギー政策やまちづくりが課題になる点です。

新潟県は、柏崎市の復興に向けての専門家会議で、原発廃炉後の柏崎のまちのあり方をオプションとして提示しました。柏崎市の市民グループは、独自に学者文化人を巻き込んでその研究報告書を作り上げました。

まさに、静岡県浜岡原発と新潟県柏崎刈羽原発の問題意識が中越沖地震東海大地震を媒介に共通するテーマを浮上させているのです。はたして、静岡県知事選挙、衆議院選挙の政治争点になりうるのか。

※写真は、新潟県原子力安全課視察風景

豚インフルエンザ感染による社会的免疫力の確保の肯定的評価は?

2009年05月10日 | ニュース・関心事
1962年から1984年まで季節風インフルエンザ対策は、流行を「学校が感染源」として児童へのワクチン強制集団接種を主にしていました。しかしその副作用被害の広がりと効果への疑問から見直しされました。

にもかかわらず、「人から人」流行も始まらない前からパンデミック危機管理戦略が浮上し、「鳥から人間」感染ウイルスを「人から人」に有効なワクチン種としての製造とタミフル備蓄への奔走が始まりました。

ところが、その戦略を嘲り返るかのように自然界ウイルスは豚インフルエンザとしてメキシコに発生し、鳥インフルエンザ対策の反省のないままに「過剰ともいえる豚インフルエンザ」対策に追われています。

弱毒性といわれるインフルエンザ、死亡者の多くがエイズなど既存の病との併発や医療体制の貧弱さが原因として指摘され始めている中、日本初の感染者がでました。しかし、感染してどこが悪いのでしょうか。

感染して回復すれば免疫ができます。感染の広がりによる一時的な社会的損失、しかし、将来を考えるとこの社会的損失による免疫力の確保は、社会として有益な成果にはならないのでしょうか。

冷静な豚インフルエンザ分析と対策の必要性を皆さんと共に考えたいと思います。

※写真は実家の庭

岡山市で開催、全国政令市長会合で国土縮図型政令市連携提案

2009年05月09日 | ニュース・関心事
昨日、浜松・静岡市長で13日に岡山市で開催される全国政令市長会に新潟市・岡山市・浜松市・静岡市が後発政令市として「国土縮図型政令市」とでもいうべき共通項があるとして共同歩調をめざす連携提案をすること合意したとのことです。

本来の大都市制度からすれば、面積が広く道路が長い、農村地帯を含む、は想定外の分野です。その矛盾を共同で改革しようということについては大いに歓迎です。ただ、根本的には合併→政令市選択が正しかったのかについては疑問はあります。

しかし、始まっている現実の中でよりベターな選択が必要です。一方で、横浜・名古屋・大阪市はこうした政令市の拡大に先輩格として道州制議論先行へのカウンターとして大都市州概念なるもので新たな分権議論を展開しようとしています。

国土縮図型政令市論が今日の大不況と政府の規律なき財政出動の中でどのような意味において先導性を発揮しうるのか、分権議論をどのようにリードしたいのか、静岡市の経営企画局の方々の野心的試みの中身を是非とも知りたい所です。

その心意気があるなら、後発政令市としてまだ社会資本が不足している、投資的経費の増大、つまりは借金の増大はやむ得ない、横浜・名古屋・大阪に比べたら一人当たりの借金額は少ない、などという姿勢は改めてほしいものです。

※写真は、今日開催された南アルプスを世界遺産推進を進める協議会のシンポジウム