まつや清の日記 マツキヨ通信

静岡市議会議員 まつや清の日常を毎日更新!

多くの方から「参議院選挙、どの政党、どの候補者を選んだらいいの」とよく聞かれます!

2010年05月11日 | ニュース・関心事
政権交代してから9カ月目。民主党連立政権の支持率は下がりっぱなし。近づいてくる参議院議員選挙。昨年の8月「ここばかりは、一度民主党に入れよう、とにかく一度は」という思いの方々が相当大勢。

いま、そうした方々から「一体、この民主党、どう評価したらいいんだね。ホントに失望してしまうよ。できることとできないことがある。1年は、我慢しようと思ったけど、これじゃ、我慢にも限界があるよ」。

では、どこの政党、候補者を選んだらいいんだろうか、と。私自身も、政権交代の大きな意味、ということから、昨年7月の県知事選挙については川勝知事を応援。東静岡問題では期待にこたえてもらっています。

民主党はどうか、社民党はどうか。うーん!共産党はどうなのか。みんなの党は、新党ブームで日本創新党は。政権交代を生み出す時の選択基準、そして交代後の評価基準、そして、今度の参議院選挙の選択基準。

というわけで6月5日(土)14:00(13:30開場)から15:30、静岡市民文化会館第1会議室で「参議院選挙、どの政党、どの候補者を選んだらいいのか 前山先生と一緒に考える」を開催します。

主催は、地域政策研究所。これまで新型インフルエンザの勉強会や住民基本台帳ネットワークなど勉強会を開催してきました。講師の前山亮吉先生は、県立大学准教授。選挙時、テレビ静岡のコメンテーターです。

fas総会は、外国人検診会共催の国際保健協力会の本田徹さんの講演

2010年05月10日 | ニュース・関心事
今日はアジアを考える静岡フォーラムの定例会、6月13日13:00からの総会と記念講演の準備に関しての討論。今年度は、私自身が代表を引き受けてきたので、多くの責任もあり、午後からもっぱら資料整理。

何と言っても決算資料のまとめが一番大きな課題です。収入自体、20万円もないのですからさほど難しいものではないはずですが、細かい配慮と正確な数値が当然ながら求められ、午後を費やしてしまいました。

13日の進行は、13時~14時 FAS総会、14時~14時30分 外国人検診会「検診会12年をデータで振り返る」報告、14時30分~16時30分 SHARE(国際保健協力市民の会) 本田徹さんの講演です。

「市民の会」27年の海外医療支援を振り返って、貴重な話しが聞けそうです。本田さんは知る人ぞ知る、超有名人、会場が一杯になるのでは、医療関係者はおっしゃっています。果して予想通りに進むかどうか。

ともかく、明日には決算のまとめと総会、記念講演の案内のチラシや案内ハガキを作ります。あと、1ヶ月もありません。その間には後援会総会もあり、なかなか大変です。しかし、ここは奮起!!

ソフトバンク小久保選手は、アリゾナキャンプで「水滸伝」を読んでいた!

2010年05月09日 | ニュース・関心事
BS「スポ大陸!ホークス小久保”」、ホームランにかける38歳のベテラン小久保裕紀選手の苦悩と努力のドキュメント。ソフトバンク会長の王さん「ベテランは歯を食いしばって流れに逆らわなくてはいけない」。

成程、と政治の世界で生きて「きた」「これた」自分の「今の」「これから」のあり方を考えさせられます。こうした一軍登録選手は300人を越えますが、皆、それぞれに感動を与えてくれる何かを持っています。

その意味では、2軍の選手も、そこから撤退せざるを得なかった選手も、皆それぞれに人生があり、学ぶべき何かを持っているわけで、一軍だけが全てではありません。小久保選手に感動して思ったこと。

様々なジャンルにそれぞれトッププレーヤーがいますが、一人ひとりの存在感は何なんだろうか、ということです。何時も一番でいたいが、一番になれる時もあればなれない時もあります。

結局のところ、自分の目標と納得感をどこにおくか、その苦悩と葛藤、努力の中に普遍的なものがあるということだろうと思います。アリゾナキャンプ練習後に「水滸伝」を読み続ける小久保選手に感動しました。

ニューヨークでの広島・長崎市長の非核演説とアジア太平洋みどり台湾会議での脱原発決議

2010年05月09日 | ニュース・関心事
新聞夕刊報道は、ニューヨークNPT会議の広島秋葉忠利市長、長崎田上富久市長の演説を伝えています。沖縄の普天間基地など基地撤去の課題と密接不可分の関係ですが、何故か、そこが見えにくい印象です。

それを結びつけているのが「抑止力」という概念です。「抑止力」という名のもとに核だけでなく通常兵器や基地についても維持・拡大が容認されるかのようです。軍縮が求められる時代にチグハグ感を否めません。

普天間基地問題の5月決着は不可能な状態に至っており政府内からも「繰り延べ決着」論が公然化しつつあります。私自身は現状を考えれば「繰り延べ決着」しかないと思いますが、鳩山政権の責任はどうなるのか。

沖縄基地問題の「撤去の筋道」はどう構想されなければならないか、です。この時期にみどり台湾会議においての核エネルギーに関する決議を紹介させていただきます。時代とどう向き合えているか、です。

※※
13. アジア太平洋地域における核エネルギーに関する決議
(みどりの未来、エコロジャパン、台湾緑党、カリカサン党、韓国グリーンズ、モンゴル国民グリーン運動提案)

アジア太平洋グリーンズネットワーク(以下APGN)は各メンバーに対し、日本、韓国、北朝鮮、台湾、中国、ベトナム、インドネシア、マレーシア、モンゴル、オーストラリア、フィリピン、インド、パキスタンを含むアジア太平洋地域における既存のおよび計画中の原子力発電施設、ウラン採掘および核廃棄の停止のため、各国の核エネルギーに関する情報共有を促進するとともに、ネットワークを強化することを推奨する。
この地域におけるほとんどの国において、その地質は重大な地震の危険にさらされ、地質学的に考えて、原発の立地にはあまりにも不安定であることから、私たちは当該地域における核施設に反対する。アジア太平洋諸国におけるいかなる国においても、核燃料廃棄物に関する問題は解決されていない。さらに、世界全体においても、核エネルギー開発は核兵器拡散のリスクを増大させる。
私たちの決意を示すため、APGNは台湾政府に対し、台湾における核施設建設に安全な状況はないことを認識し、進行中の台湾第四原発計画の廃棄を求める。

当該地域の原子力発電施設の拡大は今すぐ停止させなければならない。

再開したもんじゅ、放射能漏れ検知器作動に誤作動と運転継続

2010年05月08日 | ニュース・関心事
6日、15年ぶりに再開したもんじゅですが、7日には放射能漏れ検知器が作動したにもかかわらず誤作動と判断して運転継続、しかも、この経過を隠していたという事実が早くも発覚してしまいました。

これでは、反省されたとする「隠蔽体質」は今も根深くもんじゅ運営体制にしみこんでいるという現実をはからずも暴露してしまいました。再びナトリウム漏れなど事故は必然と言わざるを得ません。

直ちに運転を停止して原因調査と結果の公表を行うべきです。

※※再開に対する市民団体からの抗議声明
 
[抗議声明]

「もんじゅ」の運転再開に抗議する
原子力機構の情報隠ぺい、安全性軽視の体質は何も変わっていない


 原子力研究開発機構(原子力機構)は本日(5月6日)、多くの人々の反対や不安の声を踏みにじり、あの大事故から15年近く止まっていた「もんじゅ」の運転再開を強行した。これによって、いつ起こるとも知れぬ事故の恐怖と隣り合わせの生活を広い範囲の周辺住民は強いられる。生命の安全を侵害するこのような行為に強く抗議する。

 運転再開の直前になって、原子力機構の情報隠ぺいと安全性軽視の体質がなんら変わっていないことが改めて明らかになった。

 4月26日の深夜に起きたナトリウム漏えい検出器の故障では、故障した検出器は、実は昨年にも同様の故障が起きて取り替えており、さらに、昨年の取り替え時に原因究明を行っていないことが明らかになった。福井県は、4月30日になって原子力機構からこのことを初めて知らされたにもかかわらず、事実を公にすることもなく、原子力安全・保安院の調査に全てを委ねた。

 5月3日に原子力機構が出した検出器故障に関する報告書では、昨年の事態について何も触れていない。保安院は隠ぺいしていたことについて責任を問うこともせず、報告書を了承した。運転再開のスケジュールを最優先にして、原子力機構の隠ぺい体質を隠ぺいした。

 しかし、今回の検出器の故障は氷山の一角にすぎない。15年近くも運転を停止していた「もんじゅ」では、機器の故障の見落としや、さらには全ての機器を検査できないという事実がある。耐震安全性についても、活断層の抹消や、解析を駆使して機器の耐震性を安全であるかのごとく見せかけている。

 「もんじゅ」運転再開にあたって、原子力安全委員会は、少々のことがあっても運転を止めないことを基本姿勢にしている。一度止めれば、二度と立ち上がれないという「恐怖心」からだ。事実、原子力機構は、1種類のナトリウム漏えい検出器が鳴っても炉を止めないと表明し、超危険な運転を開始した。

 これらの背景には、鳩山政権の異常なまでの原発・核燃料サイクル推進政策がある。温暖化対策に名を借りて、「もんじゅ」、プルサーマル、老朽原発にむち打つ稼働率アップの危険な運転、さらには原発輸出を「成長戦略」の重要な柱として推し進めようとしている。

 福井県知事は、新幹線をはじめとする「地元振興策」と引き替えに、「もんじゅ」の運転再開を了承した。住民の生命の安全と危険な「もんじゅ」運転再開を天秤にかけた。

 地元をはじめ周辺住民の生命をもてあそぶ「もんじゅ」の運転再開に抗議する。「もんじゅ」が大事故を起こす前に、即刻運転を停止するよう強く要求する。

2010年5月6日
 
グリーン・アクション 代表:アイリーン・美緒子・スミス
 京都市左京区田中関田町22-75-103 TEL 075-701-7223 FAX075-702-1952

美浜・大飯・高浜原発に反対する大阪の会 代表:小山英之
 大阪市北区西天満4-3-3 星光ビル3階 TEL 06-6367-6580 FAX 06-6367-6581

東静岡・多目的アリーナ建設推進署名運動、マスコミ各誌の特集報道

2010年05月06日 | ニュース・関心事
台湾から戻り、久し振りに市役所に出かけました。議会事務局による新聞マスコミのクリップニュースを読みました。何と5月1日各誌が多目的アリーナ推進署名運動報道、そして、読売新聞が5月2日に大特集記事。

静岡新聞が5月5日に追っかけ大特集。シャンソン化粧品社長で小嶋善吉市長を応援する川村修氏が会長の静岡市体育協会がその中心で「東静岡に多目的アリーナ建設を実現する会」が作られたとのこと。

5月11日までの期間限定の署名のようですが、14日13:30県庁別館特別会議室で開催予定の静岡県都市公園懇話会に向けたキャンペーンのようです。傍聴を是非!果してこの運動は目的を達成できるのでしょうか。

静岡新聞での小嶋善吉市長と岩瀬洋一副市長のコメントは興味深いものがあります。市長曰く「整備方針の決定(草薙体育館の静岡学園敷地建設)を受けても主張は変わらない。粘り強く交渉していく以外にない。

東静岡の賑わい創出の協議には参加する。県が考える構想に対し、市が協力しないという姿勢ではない」。市長は「負け」覚悟で推移を見守っているようにも見えます。真意はどこにあるのでしょうか。

それにしても新聞マスコミがこのような形で政令市静岡の動向を報道してくれるその姿勢に感謝です。静岡のまちづくりが来年の市長選挙の市民参加の政治争点として浮上をする環境を作り出してくれています。

新聞休刊日の夕刊は、「もんじゅ」再開がトップ、普天間基地問題や韓国の哨戒艦沈没の北朝鮮攻撃関与、ギリシャのデモ隊、ニュヨークNPT会議の共同声明などの関心事のニュースばかり。まずは足元から、です。

鳩山首相の沖縄訪問と政治的構想力

2010年05月04日 | ニュース・関心事
鳩山首相の沖縄訪問、県知事、県議会、名護市長、宜野湾市住民との対話のニュースで伝えられる「沖縄の方々にも負担をお願いしたい」という首相発言、予想はされていたとはいえ愕然とせざるを得ません。

鳩山首相の退陣という政治的混乱もありうる現状ですが、どうしたら普天間基地、沖縄からの基地撤去の筋道を描いていけるのか、重苦しい気持ちになります。決着のつかない5月が続きます。

改めて日米関係を見直す国民的世論をつくりあげていくというあたりまえの結論になりますが、政権交代したという事実と鳩山首相が「駐留無き安保」論の持ち主であるという現実の中でどう再構築できるのか。

ただ、鳩山首相が沖縄への負担の理由としてあげた「軍事的抑止論」にかわる東北アジアでの非核化と平和的共存関係を打ち立てる戦略が必要です。その意味で、台湾でのAPGNはその議論のチャンスでした。

私達自身の力不足を感じます。とにかく、5月決着はほぼ不可能な状況の中で、参議員選挙、沖縄県知事選挙が近づいてきます。ニュヨークではNPT国際会議が開催されています。政治的構想力が求められています。

台湾訪問雑感

2010年05月04日 | ニュース・関心事
初めての台湾、どんな国なのか、少し緊張しての訪問でした。「一つの中国」という世界外交の基準がある中、そこで暮らす人々、そこでの政治的緊張感、街並み、いろんなことが関心事でした。

国民党による2,28事件・台湾住民の2万人虐殺の歴史公園があることや、台湾第4原発の建設地点が日本軍の進駐した海岸であることなど、初めて知ることが多く自分自身の歴史認識の曖昧さを反省しました。

それほど多くの方々に会っていませんが、日本語を話す人たちがおり親日的な感情が強いことも印象的でした。街の交通ではベトナムほどにバイク多くありませんがバイク駐車スペースの存在と整然さは驚きです。

台湾料理については満足。1日目の夕食はホテルでバイキング料理900元(日本円は3,1倍くらい)、2日目は屋台で200元、安くておいしい。3日目はパーティ、4日目老舗飲食店で600元、5日目大衆人気食堂500元。

因みに6日目の昼食のラーメンは、写真にあるぎょうざ入りラーメンで80元。昼休みにサラリーマンがどっと押し寄せるビル街のラーメン屋さん。もう一度ゆっくりと行ってみたい思わせた台湾訪問でした

台湾行政視察 第三日目 新竹サイエンスパーク

2010年05月04日 | ニュース・関心事
新竹サイエンスパークに匹敵する者としては筑波学園都市が上げられますが、政令市である北九州市との姉妹区連携もしているとのことで、静岡市との比較でどんな実態であるのか興味をもちながらの視察でした。

藤末 健三=早稲田大学客員教授,参議院議員が「日本のサイエンスパークに欠けているものとして「ビジネス・エコシステム」という生態系としてビジネスを捉える方法論について指摘しています。

1993年に戦略論の専門家であるJames Moore氏が『Predators and Prey: A New Ecology of Competition』で紹介、この論文は、ベスト・アーティクル・オブ・ザ・イヤーとしてマッキンゼー賞を受賞したとのこと。


新竹県と新竹市にまたがって設置されているサイエンスパークパークは科学園区管理局のもと、1980年に先端産業を政府支援による大学、研究機関、企業が連携して作り出すことを目的で発足しました。

当初は5万人想定で始まった1000人の村が30年を経て13万人、農業中心からハイテク産業拠点都市に変貌。働く人たちの学歴構成は、大学30%、修士24%、専門17%高校21%、博士1,7%、33歳平均。

台湾の製造業の8,6%を占め、半導体68%、コンピューター、周辺7%、光電産業20%、通信産業3%、バイオ0,56%、総出荷額は2009年12月で2兆6000億円。政府出資、低利融資、研究奨励金の優遇策。

すでに13カ国、25か所と姉妹提携区があり、日本では横須賀市、北九州市、ザンビアなど開発研究支援もやっている。アメリカ、日本、シンガポール、ドイツ、スイス等企業は17社から440社。日本代表企業でHOYA。

※※いくつか質問の紹介

Q サイエンスパークのメリットは?.
A 1、台湾にとって、台湾人の設計、開発、人材など国家的レベルを高める。2、海外企業にとって中国大陸に進出するについての拠点になりうる。3、台湾人の持つ開放性を生かしての人材供給ができる、などある。

Q 海外企業にとってのメリットは?
A コストが一番だが、台湾の人材・技術力も評価されている。

Q リーマンショックの影響は?
A 昨年は前年比で20%減少。しかし、今年は昨年同月比で発注量は150%と回復した。

Q サイエンスパークの戦略はどこが持っているのか
A 企業が持っている。企業は5%の利益を得ており、0,19%が管理局に徴収される。

Q 実際の生産拠点はどこにあるのか。
A ここでは生産については管理していないが、周辺に立地されている。

Q サイエンスパークの課題は何か。
A 交通問題、土地の狭さがある。当初5万人規模の都市を想定していたが、13万人となっている。補助金については20億元だが企業から20億円は回収できている。開発研究奨励金は年に4000万元。

Q 日本の横須賀市、北九州市と姉妹区の具体的中身は何か。
A 訪問団の交流と論文発表の範囲。

Q 中国は世界の工場となっているが、中国の研究機関や企業との直接の連携は関係ないのか。
A 外交上の問題で政府機関同士の連携はない。プラ―べトな訪問はあるが公的関係はない。民間主体の交流はたくさんある。台湾の交通大学と上海の交通大学との学術交流団がようやく始まった。

Q この地区の労働者の平均賃金は全国と比較して高いのか。
A 台湾の主要産業は観光中心となっており、先端産業軸にした製造業は伝統的産業が弱まる中で今後20%まで伸びていく。比較的高い。

Q 汚水処理はどのような形になっているか。
A 汚水処理施設は民間で90%、この管理局管理で10%。同じ法律の中で管理されている。

Q 成功しているこの機関で実際の投資申請はどれくらいか。
A 1年間で60件ほどあるが25件が許可となっている。

Q 日本は箱を先に作って実際には失敗するケースがあるが、ここで成功している理由は何か。
A 先端産業、たとえば半導体について日本が必要としていることもあるが、台湾国内に市場があることが大きい。

Q 科長(説明してくれた方)さんは技術畑か、事務畑出身か。
A 交通大学のIT分野を出て、民間企業、そのあと公務員。