まつや清の日記 マツキヨ通信

静岡市議会議員 まつや清の日常を毎日更新!

共立蒲原病院・管理者富士市長、構成市関与の調査検討委員会の設置認める

2010年11月24日 | ニュース・関心事
本日の共立蒲原病院の職員給与条例議会に先立つ全員協議会で元事務長・医療会社贈収賄事件について事務長と病院長のそれぞれの謝罪、調査検討委員会設置、倫理規定作成、SPDの見直しなど今後の方向性が示されました。

ただ、元事務長にすべての責任があるかのような中身で、尚且つ警察による捜査が続き調査検討委員会のたち上げは繰り延べ、倫理規定には監察制度等組織的担保についての規定なしなど極めて曖昧な内容でした。

さすがに管理者である鈴木富士市長「管理者となってなかなか理解できない部分があった。今年から富士市・静岡市から職員を派遣しているが、従来の形だけでなく、外部(構成市)関与して体制の見直しを図りたい」答弁。

私の基本姿勢は、捜査機関とは違う形で事実関係や原因の解明、責任の所在と処分、再発防止を打ち出すこと、経営再建という極めて重要な局面に職員の士気や住民の信頼回復に向け、構成市含めた合同体制で臨むべし、です。

まず、①個人の不正の実態解明、②運営の責任という意味では他にも不正がないのかに関する自主的調査③この不正を生みだす背景が他のまじめに職務を果たそうとする方々の仕事を抑制していなかったか、実態把握が必要です。

北朝鮮、韓国軍交戦、北朝鮮砲撃で民間人被害

2010年11月23日 | ニュース・関心事
北朝鮮のヨンピョン島への砲撃で民間人への被害、とニュースが流れました。このところ濃縮ウラン施設の公開などキム・ジョンイル氏から三男のジョンウオン氏への後継体制作りの軍事的挑発行為が予想されていました。

ただ、北朝鮮側は自分たちの主張する領海と韓国が主張する領海が異なっており、北の領海内でのアメリカ・韓国の合同演習に対して射撃訓練をやるなら応戦すると通知していたといいます。しかし、それにしても驚きです。

アメリカの特使が中国にいることを睨んでの「軍事的瀬戸際作戦」である以上、これ以上のエスカレートはないと思います。ただ、これまでの衝突の一線を越えてます。住民が生活する島への砲撃は国際的非難はまぬがれません。

韓国は挑発にはのらない、しかし、次は断固たる反撃をする、と声明。北も同様の声明発表。菅首相は情報収集と不測の事態に備えると指示。夜9時から安全保障会議が開かれるとのことです。心配は沖縄県知事選挙戦への影響。

この事態の中では「日米安保抑止論」というマスコミ世論が形成されることは十分に予測できます。イハ県知事候補は、どんなメッセージを発表しているのか。私たち自身、尖閣(釣魚)諸島問題直後だけに冷静さが求められます。

全国最年少、尼崎女性市長誕生!

2010年11月23日 | ニュース・関心事
当選の報道で「全国最年少、ママ女性市長誕生」の見出しで最年少を知りました。選挙戦の最中でもそのフレーズは聞いていませんでした。本人も当選後の挨拶でそうしたことは気にせず市政運営に携わりたいと表明。

稲村市長は、緑の党をめざす「みどりの未来」の元共同代表で2008年のサンパウロで開催されたグローバルグリーンズ、今年の5月台湾でのアジア太平洋グリーンズにも日本の代表として記者会見に臨んでいます。

震災ボランティアとしての活動が政治活動へのきっかけだったとのことですが、その出会いを作ったのは私と同世代の酒井一市議会議員の呼びかけた住宅問題でした。白井文市長担ぎ出しをも準備したのも酒井議員。

世代をつなぐ、未来をつなぐ、私自身の市議会議員選挙でのキャッチフレーズでもありますが、市民自治とみどりの政治が世代を越えてつながっていくその人と人の動きが尼崎市で明確な形となって現れました。

わが静岡市、来年の3月は市長選挙。「会派 虹と緑」として静岡市議会最年少宮澤けいすけ市議会議員と共に活動する立場ですが、尼崎市での様々な試み、しっかりと静岡にもつないでいきたいと思う今日の朝です。


法務大臣の辞任!

2010年11月23日 | ニュース・関心事
今の時間に自宅に戻って夕刊を見ました。
当然といえば当然ですが、法務大臣の辞任。
更迭という見出しもあります。

菅政権にとって痛手ですが止む得ない選択と思います。
今日の懇親会でも民主党政権への批判と尖閣列島問題は盛り上がり材料です。
この激しい民意、怒りをどこまで受け止められるか。

しかし、批判、怒りだけでは変革の戦略が組めません。
非常に大きな時代の変化を自覚しながら次の一歩。
皆さんと一緒に考えたいと思います。

民主党政権成長戦略「国際コンテナ戦略港選定への疑問の提示」-釜山港セミナーin静岡

2010年11月21日 | ニュース・関心事
11月17日「釜山港を利用した物流改善セミナー」が釜山港湾公社によって主催され、公社日本代表部・陳奎昊氏、三栄海運・松村圭造氏、ファーストクラスロジテクッス・岡野征治氏、清水湾管理局長・村松俊夫氏が講演。

その中で松村氏が「釜山港に荷物を取られたという認識はちょっと違う。国が中央で集中させようというのはナンセンス」として、民主党政権の成長戦略の重要な環をなす「国際コンテナ戦略港湾の選定」路線を批判しました。

1990年代に神戸港がアジアのハブ港としてその位置を保っていたが阪神淡路大震災を契機に衰退し、その後に既に日本の地方港は釜山港と同盟による週に239の航路、65の盟外航路が存在している現実はそう簡単に変わらない。

T/Sもかわらない、70万TEUのうち自社が40万、日本が30万に可能性があるが釜山に取られているのではない。地理的条件、シンガポール・香港・釜山との対抗、コスト面、円高でとうてい戦略港選定が現実に合うとは思えない。

この勉強会は釜山公社の主催ですから当然の主張ともいえますが、静岡市及び港湾議員連盟がこうしたグローバルな観点からのせめぎあいにどれだけその戦略的水準に達しているか、大いに反省を迫られたというのが実態です。

政令静岡市が清水港の活用をどのように進めていけるのか、管理権限も実は静岡市は持とうと思えばもてるわけです。静岡県との関係の中で「清水港ビジョン」を作った経緯含め、性根をすえて臨まないといけません。



無茶苦茶な浜岡原発5号機の再開、4号機プルサーマルの推進の動き

2010年11月20日 | ニュース・関心事
「週刊朝日11月26日号に「『危険な話』から23年 作家 広瀬隆が改めて警告する東海地震の危機 浜岡原発は止めるべきだ」の特集が掲載されています。昨年8月の駿河湾地震意向に東海大地震が近づいているとの指摘です。

サールナート12月映画案内に鎌仲ひとみ監督『ミツバチの羽音と地球の回転』山口県祝島の原発建設をめぐるドキュメンターリー映画が「『ミツバチ』ぶんぶん上映実行委員会」により1月29日昼・夜2回上映との告知案内。

11月10日経済産業省原子力安全・保安院の合同ワーキンググループ(WG)で昨年8月の駿河湾地震における想定外地震動の原因である低速度層の影響は「仮想的東海地震」によっても安全との中部電力見解を了承しました。

まだ構造ワーキンググループでの審議など手続きは終わっていないのですが、とにかく5号機を再開しプルサーマル4号機への準備を加速させたいという思惑がらみの今回の保安院の動きで静岡県の対応が問題となります。

浜岡原発を原発を考える会では、11月30日15:00より静岡県への再開の動きに慎重な対応を継続すべきとの申し入れを行うことになっています。1月の上映会がこうした動きへの市民のうねりとなることを期待しています。





柳田稔法務大臣の発言

2010年11月20日 | ニュース・関心事
柳田稔法務大臣の地元での就任祝の会での発言をめぐり来週22日参議院において問責決議案が提案され可決されそうな事態です。前政権末期の閣僚辞任ドミノ再現への恐れと補正予算成立の駆け引きカードとのマスコミ分析です。

問題発言の内容は以下のものです。

「法務大臣はいいですよね。二つ覚えておけばいいんですから。『個別の事業についてはお答えを差し控えます』。これはいい文句ですよね。分からなかったらこれを言う。これでだいぶ切り抜けてきました。あとは『法と証拠に基づいて適切にやっている』と。この二つです。何回使ったことか」

ご本人の弁ですと「身内の会であったので軽口を言ってしまった」と陳謝、菅首相も続投の意志とのことですが、流動的な状況のようです。政治家にとっての言葉の持つ重さ、特に閣僚という重責の身であれば批判は当然です。

地方議会の質疑の中でこの種の答弁はよくされ、答弁している側も言葉に出さなくても同じ気分かもしれません。例えば、裏金と警察の捜査めぐっての質疑などは司法行政と個別案件という意味では止むえない面があります。

問題は「いいですよね」と二つの言葉を引用して「法務大臣は楽」、「切り抜けた」と質問の相手方は見下している点だろうと思います。何が「熟議型国会運営か」と野党が怒るのも当然。双方に「熟議」を真剣に考えて欲しいもの。

それにしても政権交代した民主党政府、何故こんな風になってしまっているのか」。昨日も尼崎市長選挙応援で村上稔徳島市議会議員と会いましたが「今の政治状況をどう認識するか」「今、納税者に伝わる言葉とは」と真剣議論。

菅首相、ここは「政治とカネ」含め毅然たる態度を示して欲しいものです。



尼崎市長候補、いなむら和美さんの応援

2010年11月20日 | ニュース・関心事
阪神尼崎駅からバスで産業高校前に降りると市長候補のいなむら和美選挙事務所がすぐにありました。引き戸を横に引き入るとちょうど昼食時で大勢の支援者さんがおりました。事務所の奥の方で候補者本人が元気な姿。

よー!と熱い握手。選挙運動期間もあと1日、まだまだパワーあふれんばかりのいなむらさん。張り巡らされたポスターで行けば4人の候補者でNO1はまちがいなし。しかし、選挙は常に競争、政策めぐる戦いで簡単には決まりません。

投票率も低いことが予想され組織的基盤のある方が有利、いなむら和美候補は県議会議員としての実績もありますが組織的バックがあるわけではありません。その意味で残りの短い時間がまさに勝敗を決めるキー。

選挙公報に見るいなむら候補のチャレンジ政策。未来への責任。クリーンで開かれた市政。事業仕分けで無駄をなくす。民営化は市民のものさしで。やる気を引き出す公務員改革。就労支援・生活保護の自立支援の充実。

学童保育の時間延長など子育て支援。尼崎版グリーンニューディールの推進。県立病院の再編を医療の充実へ。メインキャッチは「未来へつなぐ 私たちの挑戦は続きます」と白井文現市長とのバトンタッチも示されています。

絶対当選を祈っています。

静岡市職員の不正流用の実態、義中尾には16日に説明

2010年11月18日 | ニュース・関心事
今日の各新聞社静岡版で一斉にこの事件の報道がありましたが、議会として(監査も)は2006年から08年の決算審議でチェックできなかったという反省の意味から当局側から事実関係をきちんと把握しなければなりません。

ちょうど11月議会運営委員会が10:00からで二つの点を確認。一つは、議長への説明はいつありどう対処されたか、二つ目に議会への説明として全員協議会か担当委員会かに早急に説明する必要があるが、どうするか議論すべき。

議長としては16日に説明を受けたがまだ不明な点があり調査中と聞いている、議会説明としては経済消防委員会の分野であり常任委員会の場で説明してもらうつもり、時期を早めるかどうかはその委員会の判断と議運委員長の発言。

議運終了後、経営菅課長から直接説明、その後観光シティプロモーション課長からも電話での説明を受けました。しかし、実に不可解な事件です。

1、この担当職員は06年から09年に大道芸ワールドカップ実行委員会(約1億7000万円)、静岡祭り実行委員会(約1億円)の会計での出入金を扱える立場にあった。

2、06年におでん検定補助300万、静岡おでんフェス補助330万、07年に静岡おでんフェスタ補助450万、かんばらまつり補助330万、駿府浪漫ばす運行委託料135万、紺屋町地下ショートケース借上げ料61万。この合計1700万余を「不用額」として処理している。08年のショートケースは「不用額」としていない。何故「不用額」扱いしたかはわからない。まだ不明の支出が1300万ほどある。

3、補助金は「不用額」としながら実際の補助金は支払われているということで、その「不用額分」の捻出を大道芸と静岡祭りの決算時期が違っていることを活用してやりくりしていた。まるで夕張市なみの粉飾決算。

4、不正が発覚したのは10月16日。この職員のあとを引き受けた職員が気づき経済局長、商工部長、市長と協議26日に警察に相談。以後、事実関係の把握に努めているが全容解明まで時間がかかることが見込まれるため、まずはこの事件が起きていることを公表するということから記者会見。

5、最終的欠損金460万を11月4日に返還したとのことです。1700万の残りはどうしていたのか、別の1300万との関係はどうなっているのかまだ未解明です。当局側としては、あらためて一からやり直しのつもりで大道芸1億7000万、静岡祭り1億の通帳や伝票の一つ一つのチェックをやりはじめているとのことです。

6、それにしても「不用額」となっているおでん祭り事業を翌年も予算化している静岡市の放漫な行政体質は何であるのか。不適正経理でして私的流用はなかたっとしていますが、今回のような流用をチェックできない体制とは何であるのか。勿論、それは議会側も同じです。

状況をもう少し観察していきたいと思います。