放射性物質で汚染された災害廃棄物を受け入れるかどうかをめぐってはいくつかの争点があります。ひとつは、放射性廃棄物を焼却処理するかどうか。二つ目は自区内処理原則を災害時にも維持するかどうか。
そして、三つ目に焼却施設のバグフィルターは99,99%とセシウムなど完全除去するかどうか。一つ目と二つ目は、岩手県から静岡県に放射能汚染廃棄物を持ってくるという時には、ある意味、無視を前提にしています。
これも受け入れ反対の大きな根拠となっています。ただ、受け入れる前に既に静岡市の日常的廃棄物の焼却後の放射性濃度が岩手県と同等レベルと予測される時、現在の焼却をどうする、かを問題にしなければなりません。
そうしますと、静岡市の廃棄物の焼却前の組成別放射能汚染レベルを先ず測定することが必要になります。総括質問では、環境局は静岡市の現在の廃棄物の組成別濃度測定の必要性があることを認める答弁をしています。
そして、三つ目ですがここはかなりの論争点になります。というのも焼却施設の放射性物質に関する規制がなく原子力発電所の基準を使っているからです。福島県での焼却場での検出は大半が不検出か超微量という結果です。
問題は原発施設の基準を使いながら測定方法がきわめてずさんということです。原発での測定は、1分50ℓ×168時間(ほぼ1週間)分析時の計測時間4000秒、焼却場は、1分24ℓ3時間38分、分析時の計測時間1000秒です。
不検出になる理由に測定方法が厳密でないということが上げられます。ここはきちんとした実証実験と排ガス規制、排煙装置の高度化が求められます。原発54基の周りにはかなりの数のモニタリングポストが配備されています。
焼却場のまわりにはありません。原発の規制値を使ってやるということは、ある意味で全国2000の焼却場が原発施設と同等な排ガスを出し続けているということになります。この点は、環境省と批判派は真っ向対決しています。
※※震災ガレキ問題を追っかけている井部正之さんの資料
http://www5b.biglobe.ne.jp/~renge/nbun-2011-10.pdf
※※環境省第9回専門家会議における資料(6)
http://www.env.go.jp/jishin/attach/haikihyouka_kentokai/09-mat_2.pdf
そして、三つ目に焼却施設のバグフィルターは99,99%とセシウムなど完全除去するかどうか。一つ目と二つ目は、岩手県から静岡県に放射能汚染廃棄物を持ってくるという時には、ある意味、無視を前提にしています。
これも受け入れ反対の大きな根拠となっています。ただ、受け入れる前に既に静岡市の日常的廃棄物の焼却後の放射性濃度が岩手県と同等レベルと予測される時、現在の焼却をどうする、かを問題にしなければなりません。
そうしますと、静岡市の廃棄物の焼却前の組成別放射能汚染レベルを先ず測定することが必要になります。総括質問では、環境局は静岡市の現在の廃棄物の組成別濃度測定の必要性があることを認める答弁をしています。
そして、三つ目ですがここはかなりの論争点になります。というのも焼却施設の放射性物質に関する規制がなく原子力発電所の基準を使っているからです。福島県での焼却場での検出は大半が不検出か超微量という結果です。
問題は原発施設の基準を使いながら測定方法がきわめてずさんということです。原発での測定は、1分50ℓ×168時間(ほぼ1週間)分析時の計測時間4000秒、焼却場は、1分24ℓ3時間38分、分析時の計測時間1000秒です。
不検出になる理由に測定方法が厳密でないということが上げられます。ここはきちんとした実証実験と排ガス規制、排煙装置の高度化が求められます。原発54基の周りにはかなりの数のモニタリングポストが配備されています。
焼却場のまわりにはありません。原発の規制値を使ってやるということは、ある意味で全国2000の焼却場が原発施設と同等な排ガスを出し続けているということになります。この点は、環境省と批判派は真っ向対決しています。
※※震災ガレキ問題を追っかけている井部正之さんの資料
http://www5b.biglobe.ne.jp/~renge/nbun-2011-10.pdf
※※環境省第9回専門家会議における資料(6)
http://www.env.go.jp/jishin/attach/haikihyouka_kentokai/09-mat_2.pdf