イレグイ号クロニクル Ⅱ

魚釣りの記録と読書の記録を綴ります。

タラノメ採り3回目

2022年03月27日 | Weblog
基準日からはすでに10日が過ぎている。ソメイヨシノの開花宣言もされているくらいだからもう季節は暦に追いついているだろうと考えタラノメ採り遠征を考えた。遠征といっても生石山への入り口にある、一昨年見つけた小さな林を目指すだけなのであるが・・。

自動車で行けばなんともない距離なのだが、それでは第2ポイントに入れない。だからバイクに乗って生石山の入り口を目指すことにした。
バイクの距離計で計ってみるとここまで18.2km。そんなに遠い距離でもなかった。道中ソメイヨシノの木が所々に植わっているのだが、大体3分から5分咲きというところだろうか。



去年は満開の状態でタラノメは大きくなりすぎているという感じだったので今日のタイミングはちょうどいいのではないかと思いながらポイントを目指したが到着してみるとまったくタラノメが見えない。人目を忍んでまだ暗いうちにやってきたのでよく見えていないのか、それともすでに盗られた後なのかと思い近づいてみると、盗られているどころか全く芽を出していない。膨らんでもいない。わずかに緑色の部分を出している芽はひとつだけだった。



季節は追いついているどころか、順当に遅れたままである。せっかくここまで来たのに徒労に終わってしまった。
仕方がないので今年の元旦に見つけたポイントに向かう。ここもまったく芽を出していない。ここは相当目立つ場所だ。芽を盗られまくって木はかなり痛めつけられている可能性があるのでこれらの木が生きているのか死んでいるのかさえもわからないような状態だ。柵があって簡単に近づけないので枝の先端のとんがりさえも確認できない。




最後の砦である第2ポイントに向かう。
さすがにここはほとんどの枝が芽を出している。大きいものだけを採り、あとは木を守るために残しておく。あと10年持たせるためだ。

それなりに採れたので給油のために港に寄ってから叔父さんの家へ。ここにも春がやってきている。廃棄した野菜にも花が咲いていた。



食べきれないほどできてしまうのでその分は仕方がなく捨ててしまうのだがもったいない話だ。食べきれないほど作ってくれるので僕もたくさんの野菜を持って帰ることができるのではあるけれども・・。

天ぷらの材料にする新玉ねぎだけもらって紀ノ川筋のポイントに向かおうと思っていたのだが、にわかに円卓会議が始まってしまった。今日は日曜日だからなのだろうか、やたらと会議が長い。僕のタラノメ談義もその議題の一部になっていたのでそれも長引く原因になってしまったのかもしれない。そんなことをしていたら、叔父さんの家を後にするのが午前9時半を回ってしまった。ここも目立つといえば目立つ場所で、よりにもよって近くでゴルフの練習をしている男性に出くわしてしまった。あえて引き返そうと思ったが、目の前にあるタラノメの木にはたくさんの芽が出ている。ええい、仕方がない。あいつに見られるのは確実だが斜面に取りついた。
後ろを振り返ると、案の定、不思議な顔をして僕の方を見ている。完全にばれてしまっている。
家に帰ってウチの奥さんに話をすると、「そんなものに興味を示すのはあんただけで、だれもその木が食べられるものかどうかなんて気にしていない。」というのだが、いまどき、写真を撮ってグーグルで調べればあの木が何であるかなんてすぐにわかってしまう。
来年、先に盗られたらどうしようという心配をこれから1年、ずっとし続けなければならないというのはかなりの苦痛だ。
白いトレーナーを着てアイアンを振り回しているようなインテリは全員、山菜には興味を抱かないものなのだと願うばかりだ。それにしても、この場所は目立ちすぎるので日曜日には来てはいけない場所だったのだ。
総走行距離55.1km。これだけ走ったのだからもうちょっと採りたかったというものだ・・。



お昼前には家にたどり着いたので回転焼きを買いに久々に百貨店に行ってみた。



どうして今さら回転焼きを食べようなどと思いついたのかというと、もう、言わずと知れたことだが、「カムカムエブリバディ」の影響だ。前半ではおはぎを食べたいと思いながら時が過ぎてしまい、大月の回転焼きを見ているといやがうえにもこれを食べたくなってくる。
ちょうど駅に定期券を買いに行く用事があったので今日こそはと思ったのだ。
「回転焼き」、「大判焼き」、「今川焼」、「ずぼら焼き」、同じ形状にいろいろな名前が付いているというのは食卓に上りやすい魚ほど地方ごとにいろいろな名前で呼ばれるというのと同じ意味だろうか?ちなみにこの百貨店では御座候という商品名になっている。
そういうことで、もともと人気のある商品なのかそれともドラマの影響か、10人近くの客が並んでいる。僕もるいさんを思いながら食べようという気がなければ即帰るところだが、じっと我慢で待つことにした。
大月は昭和の時代ですでに100円という価格であったが御座候は税込み95円。これは安いのか大月が高すぎるのか・・。どちらにしても100円だと思い込んでいたのでぼったくりの百貨店にしてはこれは安いと予定していた3個の倍の個数を買ってしまった。そして、大月の回転焼きは生地が白いがこっちは意外と黒い。なんとなくだが、こんがり焼けている方が美味しそうにも見えるのだ。



さて、家に帰って食べてみると、これはなかなか美味しい。あんこがかなり入っているので相当なカロリーだろうけれども、ドラマが終わると食べることもないだろうから許してもらおう。

そしてドラマはあと2週を残すのみとなった。100年間の物語を半年で終わらせるのであるからジェットコースターのような展開だが、このドラマはなかなか面白かった。最後にどんなどんでん返しと伏線の回収があるのか、見逃せないのである。

そして、このドラマを通して、僕は重大なことを発見した。
深津絵里の左頬にはちょっと大きめのホクロがあるけれども、実はウチの奥さんもまったく同じ位置にホクロがあったのだ。ここだけ切り取って比べてみたらウチの奥さんと深津絵里は瓜二つなのである。

 

まったくくだらない話であるけれども、ミーハーな僕としてはちょっとうれしい発見だったのである・・。

コメント (4)
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