イレグイ号クロニクル Ⅱ

魚釣りの記録と読書の記録を綴ります。

紀ノ川河口釣行

2021年07月12日 | 2021釣り
場所:紀ノ川河口
条件:中潮 6:58満潮
釣果:キス14匹 マアジ1匹 ツバス2匹

今日は午前9時に船舶検査がある。だから、午前8時半前には港に戻っておかなければならない。夜明けからその間、どこに行こうかと前日に考えていると、通勤で乗っている電車から紀ノ川の鉄橋の下を覗いてみると、長かった雨にもかかわらず意外と水が澄んでいる。これでキス釣りに決定だ。

できるだけ時間を稼ぎたいので今日も夜明けとともに出港だ。夏至を少し過ぎて夜明けもわずかだが遅くなってきたような気がする。



そして、今日の午後の突然の大雨を予言していたかのように東の空は真っ赤に染まっていた。



紀ノ川河口に行く前に、少し禁断の仕掛けを試してみた。ここ数日、ツバスとサゴシが釣れているらしい。ツバスはあまり欲しくはないけれども、サゴシがくればありがたいと思っている。
今日は渡船屋が休みなので沖の波止のギリギリのところを流しながら進み、新々波止の東の端に差し掛かった時にアタリが出た。しかし小さい。その後もアタリがあった場所をウロウロしていると次々に掛かってくる。たくさんあっても仕方がないので2匹だけキープして紀ノ川河口へ向かう。

今日も100円橋の上流からスタートしたがまったくアタリがなく、アタリがあってもキビレやギンタしか釣れない。



やはり見た目よりも濁りがあるのだろうか、それもと潮時のせいだろうか。潮が止まり始めているので流れが速すぎるのか、はたまた川の流れとは関係なしに潮が止まるという現象自体が魚の活性を低くするのだろうか。
こんなことをしていては時間がもったいないので錨をあげて釣り下ることにアタリが出たところでまた錨を下ろそうという考えだ。

しかしアタリこない。エネルギーセンター前のテトラの前を通りすぎてしまったので少し位置を変えてまた船を流してみる。そうすると、100円橋のすぐ下流でやっと待望のキスが釣れた。
前回よりも少し型がよくなっているような気がする。ただ、アタリはそれほど続かない。やっと6匹釣り上げたところでもう一度元の場所に戻ってみようと考えた。



これでだめなら諦めて帰ろう。叔父さんの家で時間をつぶせばいいだろう。

この時点で午前7時。やはり潮の加減なのだろうか、アタリが出始めた。結局ここで粘っていればよかったのかもしれない。そんなことを言ってもあとのまつりで、8匹追加したところでタイムアップ。

午前8時20分頃に港に戻り、帰り支度を済ましてから検査の準備をしようと思っていたら、午前8時半ごろにふと駐車場の方を見てみると検査機構の車が停まっていた。
あれまあ、早い登場だと声をかけたら、相手もびっくりしていた。
別の船から上がって来た人が声をかけてきたのでこいつは誰だろうと思ったそうだ。
すぐに検査の準備のために保安装備を取り出して検査を受けた。
今日の検査員は当たりの人で、何の文句も言われずに約3分で終了。



たった3分で2万5千円は高すぎるのではないかと思うのだが、仕方がない。へんな文句を言われなかっただけありがたいと思っておこう。

結局満足な釣果もなく終わってしまったのだが、今日の収穫は橋脚に船をかけて何やら釣りをしている人を見つけたことだ。



一体何を釣っているのだろうと思ったのだが、ちょうどこの人の前を通り過ぎたころ、僕の仕掛けにソコソコの型のマアジが食ってきた。多分あの人のこれを狙っているのだろう。これはおもしろそうだ。
どんな釣り方をしているのかまではわからなかったけれども、機会があればチャレンジしてみたいと思うのである。


コメント
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