ウィンザー通信

アメリカ東海岸の小さな町で、米国人鍼灸師の夫&空ちゃん海ちゃんと暮らすピアノ弾き&教師の、日々の思いをつづります。

「コロナのピンチをチャンスに」 危機に乗じて不安を煽り、憲法破壊を目論む外道たち

2021年05月05日 | 日本とわたし
自動保存されたはずの記事が消えてしまいました。
2時間かけて書いたものが跡形もなく…。
今ちょっと呆然としています。
でも、やっぱり書き残しておきたいので、もう一踏ん張りします。

事の始まりは、憲法記念日に、ある政治家から発せられた暴言でした。

もうご存知の方も多いと思います。
記事とともに流れてきたツイートを読んで、怒りがメラメラとわいてきたのでした。
言葉遣いが悪いですが…。
 


今この時に、いえ、去年の冬からもう1年4ヶ月以上もの間、国民がどれだけ苦しみ我慢しているか、少しでも想像できればこんな言葉は絶対に出てきません。

己の無策無能を憲法のせいにして、今こそ改憲のチャンスとばかりに興奮する。
なんという浅はかで破廉恥な政治家なのでしょう。

軽症であっても辛い症状に苦しんでいる人がいます。
苦しんで苦しんで苦しんだ挙句に命を奪われた人がいます。
治っても辛い後遺症に苦しんだり、周りの人たちから心無い中傷誹謗を浴びせられて同じ場所で住めなくなったり、仕事を失ったりした人がいます。
家庭が崩壊したり、精神的に病んだり、自死を選んだりした人がいます。
そんな大変な事態に陥っている社会を、「ピンチはチャンス」と言ってのける政治家がいるわけです、自民党には。
これはもう政治家失格以前に人間失格です。

今の混沌は政府の失態が原因です。
感染抑制に成功した国々から何も学ぼうとせず、コロナ禍のための臨時国会も開かず、専門家同席の対策会議も開かず、やった事といえば対応という名の利権中抜きのお為ごかし。

この改憲カルトの自民党と日本会議が政治の中心に居座っている限り、いつまでもこんなバカバカしい事が、時を選ばず続くはずです。
コロナ禍対応に緊急事態条項などは全く必要ありません。
だから改憲は最も不要不急な事柄なのです。
必要の無い事をやっている暇はありません。
まずは新型コロナ対策に全力を尽くす。
それもせずに、何がなんでも改憲だと言うなら、その改憲自体がそれこそ怪しいと思わねばなりません。
自民党と日本会議の最大の狙いは憲法9条の破壊です。
もう彼らは手段を選ばないところまで来ています。
改憲カルトたちが現行憲法に導入したくてたまらない緊急事態条項は、実は内閣独裁権条項なのです。

*『内閣独裁権条項』とは
記事より抜粋

・国民の代表である国会の十分な議論を経ずに、国民の権利を制限したり、義務を設定したりできる。
・統治に関わる法律内容を変更することが、内閣の権限でできてしまう。
・予算の裏付けなしに、「財政上必要な支出その他の処分」を行うことができる。
・地方自治を内閣の意思で制限できる。


良い社説です。お読みください。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする