ウィンザー通信

アメリカ東海岸の小さな町で、米国人鍼灸師の夫&空ちゃん海ちゃんと暮らすピアノ弾き&教師の、日々の思いをつづります。

焦ったりびっくりしたり嬉しかったり楽しかったり

2021年05月24日 | ひとりごと
去年買ったばかりのiPadが突然壊れた。
バッテリー残量が20%になったので充電しようと、いつもの方法でやっても一向に数字が増えてこない。
いつまで経っても20%なので、プラグコードを替えたり差込のコンセントを違う場所にしたり、いろいろやってみたけどやっぱり20%。
けれども20%から減ることも無い。
なんだこれ?
それが土曜日の夕方だった。
週末なのでもうしばらく様子を見ることにした。
日曜の朝になって確認してみるとやっぱり20%。
う〜ん、これはちょっとSOS案件かも。
とにかく明日の月曜日の午後までに直らなければ仕事(バーチャルレッスン)ができないので、アップルストアに行って助けてもらうことにした。

モールに出かけるのは本当に久しぶり。
あ、違うか、別のモールに先日ワクチンを打ちに行ったんだった。
でもその後わずか数週間に、世界はガラリと変わっていた。
もちろん大人も子どもも全員マスクをしているのだけど、駐車場はどこもかしこも満杯。
車から降りてモールに入っていく家族連れの足並みが、今にもスキップをしそうなくらい弾んでいる。
今日は夏のような暑さだったので、みんなの服装も軽やかだ。

恐る恐るモールに入る。


コロナ禍前の人波が戻っていた。
でも、そこに居た人たち全員がマスクをつけているのを眺めていると、何かこう、なんとも言えない複雑な気持ちが込み上げてきた。
アメリカに住む人たちはこれまで、花粉アレルギーやインフルエンザがどんなに蔓延しようとも、絶対に、これはもう大袈裟ではなく、誰一人マスクをつけなかった。
もうそれは見事と言えるほどで、それほどマスクが憎いか?と真剣に思ったほどだった。
それが今やマスクをつけない人を探す方が難しいのだから、これはもう本当に、アメリカ東海岸限定かもしれないが、世界が変わったと言っても過言では無いと思う。

さて、肝心のiPadだが、2メートルの充電用コードを買う際に、アップル社の純正コードではなくThird-Party の物を選んだことが原因だったらしい。
そんなことで故障しちゃうのか…とぼんやり考えていると、ちょっと待っててと言って係の人が店の奥に姿を消した。
しばらくして再び現れた彼は、見覚えのある箱を抱えてやってきて、じゃああなたのiPadを初期化してこちらに渡して、と言う。
う〜ん、バックアップしてなかったんだよな〜と躊躇していると、早よ早よと急かされた。
仕方なく初期化して、保護フィルムも剥がし、修理に持っていかれるiPadに束の間の別れを心の中で告げていると、彼は持参した箱をパタパタと開け、中から新品のiPadを出してテーブルに置き、はい、じゃあこれで終了ね、と言うではないか。
えっ?どういうこと?
この新品を持って帰れってこと?
そうだよ、開始操作はうちに帰ってからやってね。
あ、それからコードは純正のやつ使ってね。今度また同じ理由で故障したら交換しないからね。
じゃ、良い1日を!

というわけで、なんだかキツネに騙されたような気分で家に戻ったのだけど、別にこれが普通なんだろうな、きっと。
わたしはこういうことにはかなり疎いので、びっくりしなくていいところでびっくりしてるんだろうな。
でも一つだけ残念なことがある。
故障したiPadには、わたしの名前を刻んでもらっていたのだった。
新品のiPadにはもちろん無い。
いいんだけどね、別に。

******* ******* ******* *******

昨日は1年ぶりに、車で1時間ほどのところに住んでいる友人夫妻の家に、近所の友人も誘って遊びに行った。
マスク無しのハグも1年半ぶり。
なんだかいいねえこの自由さ。
彼らは毎週末、広大な庭の造園や家の内装作業をコツコツ続けている。
庭には花が咲き乱れ、家の中は来るたびに素敵になっている。
家の敷地内を流れる小川のせせらぎを聴きながらゆったり過ごせるヘキサドームだけでも十分に羨ましいのに…。
なのでここに来るといつも、避暑地に来たような気分になる。
友人が作ってくれた超ウマのちらし寿司をいただきながら、愉快なおしゃべりをしたり、ギターやウクレレやパーカッションでなんちゃってセッションしたり。
こういう時間をずっと失っていたんだなあとしみじみ思う。

今日は30℃を超えた気温が明日は18℃まで下がるらしい。
あちこちに散らばっている大きな岩を、ミニ畑の周りまでゴロゴロ転がしてきて、なんちゃって庭園を造りたいのだけど、ついに今日の暑さで蚊が発生した。
う〜ん、明日から蜂おばさん(蚊帳付きの帽子と長袖長ズボン着用)は必至だな…。

また夏がやって来た。

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「私たちは多少の犠牲を払わなければならない」と言う国際オリンピックマフィアのドン。 あなたの言う「私たち」って一体誰のことなの?

2021年05月24日 | 日本とわたし
アベ&スガポンコツ首相コンビによる東京オリンピック妄言一覧
・コンパクト五輪(7000億円から3兆円に化けた)→
・復興五輪(完全な欺瞞)→
・完全な形での開催(規模は縮小せず、かつ、観客も一緒に感動を味わうは完全に破綻した)→
・人類が新型コロナに打ち勝った証&東日本大震災からの復興を世界に発信する機会(どちらも妄想とデタラメ

バッハ&コーツ国際オリンピックマフィアの暴言一覧
緊急事態宣言下でも開催する
夢を実現するためには多少の犠牲を払わなければならない


日経、読売、朝日、毎日、産経、北海道が大金をつぎ込んでスポンサーとなり、報道としての立場も義務も放棄した中、信濃毎日新聞がやっと「中止を決断せよ」という記事を書きました。
引用:
「国民みんなの五輪」をうたいながら、当初の倍以上に膨らんだ1兆6440億円の開催費用の詳細を伏せている。
大会に伴うインフラ整備が、人口減少社会を迎える国の首都構想に、どう生きるのかもはっきりしない。
 
感染対策の確認を兼ねた各競技のテスト大会は、無観客だったり海外選手が出場しなかったりと、本番を想定したとは言い難い。
五輪予選への選手団派遣を見送った国もある。
「公平な大会にならない」と訴える選手がいる。

「厳しい状況だからこそ、人々をつなぐ大会には意味がある」とIOC委員は言う。
海外でも高まる五輪懐疑論を打ち消そうとするのは、収入の7割を占める巨額の放送権料が懸かっているから、と見る向きは強い。

バッハ会長はテスト大会がうまくいった、証明できたと、盛んにうそぶいていましたが、本番さながらの状態では全く無かったのですね。
もう本当にとんでもない人でなしです。


では発言と訳文を載せておきます。
皆さんはどう思われますか?

“With Tokyo (Olympics) finally on the horizon, the final countdown has begun. During this difficult time, we need to send a strong message of resilience, unity, and our diversity. Tokyo will show light at the end of the tunnel.”
「東京(オリンピック)がいよいよ目前に迫り、最後のカウントダウンが始まりました。この困難な時期に、私たちは回復力、団結力、そして私たちの多様性を示す強いメッセージを発信する必要があります。東京はトンネルの終わりに光を見せてくれるでしょう」

"We have to make some sacrifices to make this possible. The athletes definitely can make their Olympic dreams come true."
「これを実現するためには、私たちは多少の犠牲を払わなければなりません。選手たちは間違いなくオリンピックの夢を叶えることができます」


この人でなしは、自身と協会に入る巨額の儲けを逃したくないばかりに、自分以外の五輪関係者や選手、そしてボランティアや観客にまで犠牲を強いるつもりであると明言したのです。
ただ、一つ気になるのは、ネット上で大騒ぎになっている訳文です。
そこでは「私たちは」が「誰もが」に変わっていて、ニュアンスが随分違ってしまっています。
そしてその「誰もが」の訳文が、政治家を含め、大勢の人たちによって拡散されているのです。
バッハ会長の「私たち」には自分自身は含まれていないにしても、日本国民を名指しして「誰もが」と言ってはいなかったのではないかと思われます。
もちろん、こんな有事の真っ只中で、国からの支援も無いままに苦悶している国民がたくさんいるというのに、どうしてもやらなければならない事ではないオリンピックを強行しようとする暴力は、到底許される事ではありません。
さらにはその強行によって、やっと感染状況が落ち着いてきた地域にまた、大きな混乱を起こす事になるかもしれません。
東京都の教育委員会が決定を覆そうとしない「8万人超えの学徒動員」も、新たな感染を子どもたちの間で悪化させるかもしれません。
海外からの選手や関係者に、新種株の感染が広がる可能性も否定できません。
とにかく有事のオリンピック開催など絶対に許される事では無いのです。
東京オリンピックは延期ではなく中止。
その一択しかありません。
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