ウィンザー通信

アメリカ東海岸の小さな町で、米国人鍼灸師の夫&空ちゃん海ちゃんと暮らすピアノ弾き&教師の、日々の思いをつづります。

痛い話と畑と猫と友だちと

2021年05月19日 | ひとりごと
豚の貯金箱に貯めてあった25セント玉と10セント玉をとうとう使う時が来た。
数えてみると全部で75ドル。
1500ドルにはまだまだ遠いけど、今のわたしにとっては"Better than nothing!"なのである。
今から3週間ほど前、歯磨きの後にウォーターフロスで歯と歯の間を掃除していたら、被せ物の治療を施した歯の一部が水圧で吹っ飛んでしまった。
一体何が起こったのか分からなかったけど、土台を無くした被せ物はやたらと尖っていて、舌の側面を容赦無く刺激するので痛いったらない。
不思議なことにポッカリ穴が空いた歯は全く痛まないのだけど、食べるたびに穴に入り込む細かい食べ物カスを、うがいやウォーターフロスでかき出さなければならない。
恐る恐る歯科医に診てもらったら、案の定、ちょっといろいろ手間がかかりそうだと言われた。
こちらの歯医者が手間がかかると言ったら、それはもう1000ドルを超えるという予言だ。
国民健康保険もどきのオバマケアでさえ、歯と目の治療は実費で支払わなければならない。
実費が嫌なら歯と目の保険にそれぞれ加入して、高い保険料を別々に払わなければならない。
さらにそれらの保険は、高額な治療には効かないという代物なので、会社勤務の人のような健康保険が無い自営業者は、歯が悪いと冗談抜きで家計を直撃する。

とにかくだから歯科医が1500ドルと言ったら1500ドルを払わなければならない。
今回は、まず根幹治療をそれ専門でやってる歯科医の所で施してもらい、それから被せ治療をうちでやると言われ、唾をゴクリと飲み込んでから治療費を聞くと、神経治療には1500ドル、うちでは多分1000ドル強、とあっさり言う。
いやあ…目の前が真っ暗とはこの事だ。
階段二回も直してもらえるやん😡!
というわけで、罪悪感に打ちひしがれた(大袈裟)わたしは、家に戻るや否や、豚の貯金箱を両手に持って、豚くんの口から小銭を吐き出させたのだった😭。
どうしよう、まだまだ足りない。
けれども借金はしたくない。
ローンを組めるのかな?
オロオロするばかりのわたしに夫が言った。
「年取ったら多かれ少なかれ色々故障が出てくるもんだ。仕方無いよ」

歯のクリーニングだって100ドル以上するし、乱暴にされると痛いのでずっとサボっていた。
治療の前に掃除しておかなければならないと言われ渋々受けに行った。
その時に全体のレントゲンを撮り、もう一度治療方法を検討すると言うので待っていたら、うちで全部の治療をやってみようと言うではないか。
え?っと思ったけど、それだと幾らになりますかと聞くと、多分1500ドル弱だと言う。
いやあ、もしそれで済むんならこちらはありがたいに決まってる。
きっと先生は、治療費全額を聞いた時のわたしの顔色が青ざめていたのを見たのに違いない。
治療は来週火曜日の早朝。


畑に撒く種を買った。

バイオダイナミック農法で育てられた苗と一緒に。

畑の横にはやっぱりクウ(空)がいる。

初夏の気配がいっぱいの庭。




庭中に根っこを張り巡らせる強者の藤が満開。

植えようかどうか迷っているハートのじゃがいもくん。


ちっちゃい頃はよくこんなふうに仲良く寝ていたが、ここ数年は結構仲が悪かったので嬉しくなって何枚も撮ってしまった。





友よ〜ありがとう特集!その1
彼女の家で1年半ぶりのガールズデート。お手製ランチが美味しいったらもう。

友よ〜ありがとう特集!その2
チビた鉛筆の写真を見た友人夫妻が送ってくれた5ダースの高級鉛筆。
こんなにたくさんもらったら、もう70歳まで買わなくていいかも。

旨いもんとあいの季節にぴったりの首巻とMONO消しゴムとドイツの鉛筆削りと廃炉招福ちゃん!

ありがたや〜ありがたや〜。
コメント
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