ウィンザー通信

アメリカ東海岸の小さな町で、米国人鍼灸師の夫&空ちゃん海ちゃんと暮らすピアノ弾き&教師の、日々の思いをつづります。

私たち、山本太郎に“発掘された”ノンポリは、太郎さんきっかけで、政治、他の野党にも興味を持つようになった

2019年07月18日 | 日本とわたし
引用はじめ:
初めての寄付は250円
名門海外大学院でも手取り月12万円
「政治屋」と嘲笑された私の話を聞いてくれた
山本氏は、Aさんの言葉にじっと耳を傾けた。
特に山本氏の目の色が変わったのが、Aさんがパートナーの「治験」(薬などの安全性を人でテストすること)の話をしたときだ。
パートナーの男性も大学院生で、博士課程在学中。
研究の助成金で月約20万円の所得があるが、そこから社会保険料、奨学金の返済、学費などを引くと、自由に使えるお金は月4万5000円しかない。
学費や生活費を稼ぐため、学部生・修士課程時代は、報酬の良い治験のアルバイトをしていたという。
この話を聞いた山本氏は、「後日詳しく話を聞かせて欲しい」と反応した。
「教授たちに(生活が苦しいことを)話しても、『まるで政治屋だね』『学会の理事長にでもなって頑張ってください』と揶揄されるだけで、恵まれていない人間は排除しても問題ないという考えが透けて見えました。
でも山本さんは違った一緒に怒ってくれて、改めて話す時間も作ってくれた
それまでは『反原発の人』で、何となく“色物”扱いされているイメージだったんですけど、これはちゃんと彼の政策を知らなくちゃと思いました」(Aさん)

「生産性でなんか人間の価値はかれるかよ」
聞くだけで救われる演説
「周りを見ていても、うつ病やうつ病予備軍って本当に多いんです。
原因は、何でも自己責任を求める空気と貧困だと、私は思っています。
友人を笑った友人だって、手取りはたった16万円ですよ。
私たち世代って、全員弱者ですよね。
『死にたくなる社会』は、山本さんの演説を聞くまで、私の中で透明でした
国に原因があるのかもしれないと、ぼんやり思ってはいたけど、具体的にどこに問題があるのかまで分からなかった。
山本太郎やれいわ新選組を支持しなくても良い。
でも、演説を聞くだけで救われると思って、友人たちに動画を勧めるようになりました」(Aさん)

ノンポリがノンポリを呼ぶ
「私はずっとノンポリでした。
だから、会社のしがらみとか、多数派に投票しておけば責任を問われなくてラク、みたいな気持ちも分かるんです。
一方で、ノンポリは『もっと選挙にかかわらなきゃ』という罪悪感を常に持ってる
でも、報道やマニフェストを読んでもよく分からないし、胡散臭く感じてたところに、
理路整然とした政策と、これまで言葉にできなかった怒りとか悲しみを、代弁してくれる人が現れてハマったという感じ。
れいわ新選組は、野党共闘を乱していると批判する人もいるけど、
私たち、山本太郎に“発掘された”ノンポリは、太郎さんきっかけで、政治、他の野党にも興味を持つようになってます。
むしろ、これまで若者を政治から締め出してこなかったか、考えて欲しいですね」(Aさん)

異端扱いして得するのは誰ですか
山本氏に「熱狂」する支持者を、嘲笑するような空気が一部にあるが、
Aさんは、
太郎さんはカリスマじゃない。
常に私たちと同じ目線だから支持してます。
そうやって、候補者や支持者を“異端”扱いするのは、強者の思うツボですよ」と一蹴する。

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