ウィンザー通信

アメリカ東海岸の小さな町で、米国人鍼灸師の夫&空ちゃん海ちゃんと暮らすピアノ弾き&教師の、日々の思いをつづります。

「下着の色は白」?アホな校則は蹴っ飛ばせ子どもたち!

2021年06月30日 | ひとりごと
1972年7月7日、田中角栄氏が史上最年少の54歳で、第64代内閣総理大臣に就任した。
ちょうどその日はNHKラジオのインタビューを受けることになっていたのだけど、そのせいでドタキャンされてしまった。
だから結構今でもふと思い出しては、角栄さんに文句を言っている😅
さて、その時中学3年生だったわたしがどうしてインタビューを受けることになっていたかというと、当時の全校生徒600人以上規模の学校で、女生徒が生徒会の会長をしているのがたまたまわたしだけだったからで、
どんなことを聞かれてもいいように散々考えて用意した言葉の数々が、角栄さんのせいで無用の長物となってしまった。

わたしがどうして会長に選ばれたかというと、選挙運動中に二つの校則を無くすという公約を掲げたからで、その二つの校則とは男子の丸刈りと制服の詰襟ボタンをきちんと上まで留めるというものだった。
今からもう半世紀も前の1972年、昭和47年のことだ。
思った以上の反発と抵抗を受けてたじろいだが、教師や教育委員会の連中と話し合いを重ね、とうとうその二つの校則は廃止された。
全校生徒を前にひな壇に上り、マイクを通してそのことを報告した時の男子生徒たちの表情を、今でもはっきりと思い浮かべることができる。
だからわたしは今も、校則についてはちょっとうるさい。
自分の好み、自分の物差しで測った正しさ、見た目の良さなどを、それが子どもたちにとって不快であっても意味が無いものであっても押し付けるのは間違っている。

先日、あるツイッターが目に止まった。
元記事はこれ。
読んでみて、あまりのことに何回も記事の日付を確認したけど、やっぱり今年の、それも3日前の記事だった。

これがきっかけで関連する記事をあれこれ探していたら、去年はツーブロック禁止という言葉でにぎわっていたことを知った。
恥ずかしながらツーブロックの意味を知らなかったので調べてみたら、なんのこっちゃない、こちらではずいぶん前からちっちゃな坊やからおじいちゃんまでやってるヘアスタイルのことだった。
一体これのどこがダメなのか、何度読み直しても意味がわからない。
都の教育委員会の連中は、「ツーブロックスタイルの外見が原因で事件や事故にあうケースがあるので、生徒を守る趣旨から定めている」と言うが、「そんな前例があったのか」と聞かれると「まだ無い」と言う。
年寄りだか中年だか知らないが、連中の歪んだ妄想が生んだ意味不明な校則を押し付けられる生徒はたまったものではない。
さすがにこれはおかしいということになったのか、ツーブロックスタイルを禁止する校則は廃止が相次いでいるようだけど、なぜか「下着は白」という変態紛いの校則はまだ生き残っている。
一体全体どうなっているんだろう。
半世紀前の1972年ならまだしも、今は2021年なのである。
もしこんなバカバカしい校則が当時にあったなら、わたしはそれらも全力で廃止に持ち込んだだろう。
下着が白色かどうか、絵柄が入ってないかどうか、教師が目視で調べるのだが、その際に男女同室の学校もあり、しかも互いが見えると言うではないか。
そんなのはもう教育でも守護でもない、壮大なモラハラ&セクハラ&パワハラの精神的暴力だ。
子どもにだってプライバシー権がある。
自民党の輩のように「子どもは厳しく飼い慣らす必要がある」などと考えているクルクルパーが、教育の世界から一人残らず追い出されますように!
黙ってちゃいけないよ。
一人だと言いにくいだろうから、声をいっぱい集めて闘えばいい。
がんばれ子どもたち!
大人も間違うしバカなこともする。
おかしいと思ったら我慢なんかしなくていい。
どんどんいこう!

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