ウィンザー通信

アメリカ東海岸の小さな町で、米国人鍼灸師の夫&空ちゃん海ちゃんと暮らすピアノ弾き&教師の、日々の思いをつづります。

世界から日本へ 「炎天とコロナ感染のダブル禍にオリンピック? 冗談もほどほどにしろ!」

2021年06月09日 | 日本とわたし
先日の7日、こんな痛ましいニュースが目に入りました。
日本のメディアはどんなふうに伝えているのか要注意だなと思っていたら、

最初観た時はなんのことか分からないほどのドタバタ。

やはり政府やJOCなどから圧力がかかっているのだと思います。


今回のオリンピック強行に対しての世界各国の報道は、軒並み批判的なものが多く、中止の勧告や提言が相次いで為されています。
こちら米国では右派報道機関として定評のあるテレビ局FOXでさえ、IOC会長バッハ氏の発言を皮肉り、こんな報道をしています。

JOC経理部長の男性が命を失った日に、WHOの緊急事態対応を統括するライアン氏が、こんな提言をしました。


とにかく日本の疫病感染対策は本当にお粗末。
専門家がいくら提言しても、政治家がまともに取り上げず、利権第一の対応ばかりを強行し、結果、感染悪化を招いています。

まあこの丸川五輪相の答弁を聞いてみてください。

この丸川氏、こんな酷い発言もしていたんです。


国会では菅総理が、どの質疑に対しても「コクミンノイノチトケンコウヲマモル」経を壊れたCDのように連発。
実際に、本当に驚くほど何もしていません。
だから実態を把握するための細かなデータや数字も一切ありません。
何度聞かれても答えようとしません。
答えてもこんなアホらしいことしか言いません。


国民にはひたすら我慢と犠牲を強要し、五輪ファミリーや関係者にはとことん特別待遇を供給しているのですから、何も言えないのは当たり前です。


そんな杜撰な感染対応のもとに行われる会場に、90万人もの子どもたちが、炎天のコロナ下に集められるといういう愚の骨頂計画が、まだ中止になっていません。


東京はオリンピックやりたさにこんなえげつないことを。


とにかく五輪ファミリーへの厚遇には天井がありません。
運転手の勤務時間は午前7時から午後10時と午後10時から翌朝8時まで。
なんでそんな夜中に車を走らせる必要があるのでしょうか?

まだまだあります。
海外要人への接遇経費、約44億円の予算?!
これをコロナ禍対応に使えたら…。


米放送局「NBC」は夏季と冬季の五輪計10大会で、総額約1兆2700億円の放映権料を、国際オリンピック委員会(IOC)にすでに支払っています。
NBCは昨日、東京オリンピックは予定通り行われるとアナウンスをしました。
けれども米国内の他の大手メディアは、開催への危惧と懸念を何度も発表しています。


オリンピックをいますぐ中止せずに強行し、そのことで新たな感染爆発を誘発させてしまった場合の損失を考えると、経済上においても中止がいかに賢明な判断かがわかります。
  

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