シュウジデイファーム在厩のステラリード'19は、おもにBTCの直線ウッドチップ馬場、または坂路でハロン24~25秒ペースのキャンター1~2本を消化しています。9月下旬の馬体重は477kgです。
◇石川代表のコメント 「脚捌きや背中の感じが柔らかく、良い雰囲気がありますね。その一方で気が入りやすく、頭の位置が高くなりがちですので、今は矯正馬具(引き返し)を装着してハミ受けや走行フォームを整えながら。兄カイザーノヴァよりも飛節の角度が深いぶん、この先、後駆に疲れを溜めないよう注意して進めていきたいと思います」
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「脚捌きや背中が柔らかく良い雰囲気がある」とは、なかなか高い評価ではないでしょうか。その上で「頭の位置が高くなりがち」ですから、この系統の特徴もしっかり受け継いでいるようで心強い(?)です。いや、世の中、イイとこ取りをするのはなかなか難しいことですからね(^^;)
それはさて置き、「半兄カイザーノヴァより飛節の角度が深い」との話が出ましたので、昨年9月時点のカイザーノヴァの写真と今年9月のステラリード'19の写真を並べてみました。
【シュウジデイファーム在厩のステラリード'19:公式HP(2020/9/4更新分)より】
【木村秀則牧場在厩時のカイザーノヴァ:公式HP(2019/9/20更新分)より】
撮影場所、角度、日差しなどの条件が違うのでこれだけでハッキリしたことは言えませんが、確かにステラリード'19の飛節の方が深い印象を受けますね。一般的に飛節が深い馬には柔軟性があり、距離の融通が利きやすく瞬発力に富む一方で、緩さがあって疲れが溜まりやすいとも言われます。(カイザーノヴァも決して飛節が浅いタイプではないです)
まあ、そのあたりはシュウジデイの皆さんは百も承知ですし、ましてやステラリード'19がどちらに出るかはこれからの話です。今はむしろ、そういう細かいことより全体的なバランスの良さ、脚長でスラッとした馬体の美しさに惹かれてしまうというのが本音です(^^ゞ
ちなみに写真の時点でカイザーノヴァは450kg前後だったと思われます。一方のステラリード'19は8月下旬で459kg、9月下旬には477kgですからね。スラッと見えてもしっかり体重があるあたり、フレームサイズはカイザーノヴァより大きいはずで、今後の成長、トレーニングによる筋力強化などにより、完成期には500kg級の身体になっているかもしれません。
生産者の木村さんは、配合相手ごとに毎年違う仔が生まれる、と仰っていますよね。
でも、頭の高さだけは受け継がれるという(^^;)
とりあえずは、前向きで足が速いところも受け継がれていれば問題ないです(^^)