【朝日杯FS】アドマイヤズームが新ヒーローの座へ 来春目標はNHKマイルC:サンスポZBAT!
(朝日杯フューチュリティステークス、2024年12月15日 15:40、G1、京都11R、芝・右外1600m)
川田将雅(39歳)=栗東・フリー=騎乗で5番人気のアドマイヤズームが、2番手から鮮やかに抜け出しG1初制覇を果たした。鞍上は昨年のジャンタルマンタルに続き、連覇を達成。来春はNHKマイルC(5月11日、東京、G1、芝1600m)を大目標に、さらなる活躍を目指す。2着に2番人気のミュージアムマイル、3着に9番人気のランスオブカオスが入った。
冬枯れの淀のターフで、力の違いを見せつけた。未勝利勝ち直後のアドマイヤズームが、一気にG1の頂点に到達。デビューからともに歩みを進めてきた川田騎手が喜びをかみしめた。
「とてもいい走りで勝ち切ってくれて、ホッとしています。4コーナーで勝ったと思いました。まずはG1馬まで上り詰めたということ、こうやっていい走りをしてくれたことをほめてあげたいなと思います」
好スタートを決めると、スッと2番手を確保。前半3ハロン35秒4のスローペースでも折り合いを欠くことなく、直線入り口で先頭に立つと、あとは馬場の真ん中を独走状態だ。後続を全く寄せ付けず、2馬身半差の完勝だった。
■アドマイヤズーム 父モーリス、母ダイワズーム、母の父ハーツクライ。鹿毛の牡2歳。栗東・友道康夫厩舎所属。北海道千歳市・社台ファームの生産馬。戦績3戦2勝。獲得賞金7776万2000円。重賞は初勝利。朝日杯FSは川田将雅騎手が2017年ダノンプラチナム、20年グレナディアガーズ、23年ジャンタルマンタルに次いで4勝目、友道康夫調教師は18年アドマイヤマーズ、21年ドウデュースに次いで3勝目。
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今年の朝日杯FSは前半3Fが35.4秒、1000m通過が60.4秒とずいぶんスローになりました。前週に行われた阪神JFの前半3Fが34.2秒、1000m通過が58.5秒だったのと比べても、マイルG1のペースとは思えないほどですよね(^^;)
ただ、勝ったアドマイヤズームは(2番枠からロスなく立ち回ったとは言え)2番手から上り最速(33.6秒)を使って2馬身半の差をつけていますから、単なる前残り以上の強い競馬をしたと思います。
ちなみにアドマイヤズームはエスペシャリーが気分良く逃げすぎて6着に負けた未勝利戦の勝ち馬で…。考えてみれば、あの時、逃げたエスペシャリーを番手でピッタリマークするカタチから、直線で後続を突き放した内容をG1でも再現したわけで、走る能力はもちろん、自在性やらレースセンスやらがとても高い馬なんでしょうね。(エスペシャリーのレース後、勝った馬は随分強かったなぁ…と感心していましたが、まさかアッサリG1を勝つほどの馬だったとは驚きです┐(´~`)┌)
その他では、かなりの出遅れを挽回して2着に入ったミュージアムマイルも強かったですし、1400mの新馬戦を勝ったばかりのランスオブカオスが後方から突っ込んできたのも大したもので、上位3頭は今後も注目すべき存在だろうと思います。
逆に展開や位置取りなどがうまくいかず、力を出せなかったのが1番人気のアルテヴェローチェ。このスローペースで後方に押し込められたのが痛かったですし、折り合いが今ひとつで直線でも思ったほど伸びませんでしたから…。まあ、こういうレースは3~4である程度の位置に上がっていかないと厳しいですよね。
ということで、結果的にはこの世代のモーリス産駒の好調ぶりを改めて印象付ける朝日杯FSになりました。オマケの話として、前走でエスペシャリーが簡単に交わされたのも仕方がないと諦めがつきましたし、(スロー過ぎたことを差し引いても)個人的にはなかなか面白いレースだったのではと思います。(うちのモーリス産駒、テラステラも続け!!(^^ゞ)
**2024/12/15京都11R 朝日杯FS(G1/芝1600m)・良**
朝日フューチュリティ【2024年12月15日京都11R】:競馬ラボ
1~4番の馬が1~4着に…
これじゃあ、外枠引きたくなくなっちゃいますね(^^;)
まあ、外枠からだと絶対に勝てないわけじゃないですけれど、やっぱりテラステラには内を引いて欲しいっすね。
以前開幕週の高速馬場でよく見られた内枠有利とはちょっと違うような気がしますが、今の京都では内枠から先団で進めた方が断然競馬がしやすそうです。
テラステラには内目の枠を引いてスタートを決めてほしいところですね!