外国で一時的個人的無目的に暮らすということは

猫と酒とアルジャジーラな日々

ヨルダン・イスラエル国境越えの疲れを癒す、シェイフ・フセインボーダーのアイドル猫

2014-02-15 00:56:42 | ヨルダン(猫中心)


以前の記事にも書いたことがあるが、私は1年前にヨルダンに住み着いて以来、滞在許可更新のため3ヶ月ごとにイスラエル国境へ日帰りで遠征している。

その国境越えを2月13日にやってきました。
これで4回目、我ながらホントにご苦労なことである。

アンマン最寄りのキング・フセインボーダーでは、パスポートに出入国スタンプが押してもらえないので、いつものようにイルビッド経由でヨルダン北西のシェイフ・フセインボーダーまで、一日がかりで出かけた。

ヨルダンのイミグレーションの手続きは、前回まではなんの問題もなくスムーズにいっていたが、今回は出国時も再入国時も色々と質問されたり、どこかに問い合わせされたりして、けっこう面倒だった。
ヨルダンに滞在して不法労働を行う外国人の取締を強化しているのかもしれない。
・・・不吉だ。
次回もつつがなく出入国できればいいのだが、どうなることやら~。

逆にイスラエル入国のセキュリティーチェックの方は、いままで毎回ひと悶着あったのだが、今回は意外にすみやかに終了した。
ヨルダンビザ取得目的のイスラエル入国・即時出国をすでに3回繰り返していたため、係員のお兄さん(ごつくて強面なのに実は親切で、非アラブ系だがアラビア語が話せる)が私を覚えてくれていて、ごちゃごちゃ言う他の係員たちを説得し、早く手続きが終わるように計らってくれたからだ。

イスラエルのセキュリティーは個人旅行者、特に一人旅の人間をマークして、時間をかけて質問攻めにするのが普通だ。
ましてや、パスポートにシリアやイエメン等のアラブビザがてんこもりの私は、毎回ものすごく怪しまれる。
こんな無気力でくたびれた、日本人の中年女性のテロリストがいるわけないだろうと思うのだが、彼らのマニュアルでは十分警戒対象になるらしい。
押し問答の結果、いつも最終的には係員がひとり私に付き添って入国ゲートを入り、出国税の支払い・出国手続きに同行し、ヨルダン行きシャトルバスに乗るところを見届けるということで、折り合いがつく。
今回もその手順は同じだったが、あのお兄さんのおかげで質問の時間がごく短かった。

ちなみに、支払ったヨルダン出国税は10JD、イスラエル出国税は104シェケル(26JD)でした。
入国税は両国とも日本人は無料。

前書きが長くなったが(えっ、今までのこれ、全部前書きやったん?なっが~!)、
今回はそんな面倒な国境越えの疲れを癒す、かわいいヨルダン猫をご紹介したいと思います!

ヨルダンイミグレーション事務所の脇の、イスラエル側行きシャトルバス待合所に、非常識なほどに人なつこい三毛の子猫がいたんですよ!

そのアイドル猫っぷりを写真でみていただきたい。



バスの出発を待っている間、ベンチに座っている男性が子猫をなでているのを、私が見逃すわけがない



ものすごく深入りした仲なのかも



この男性は、「この猫は僕のフレンドだ~」と嬉しそうに言っていた。
写真を撮らせてもらったあと、付近のベンチに腰をかけて様子を伺っていると、やがて子猫が移動を始めた。


そうして、別の人のそばにちょこんと座った。あれ? あの男性のフレンドじゃなかったのか?



どうやら、エサをくれる人を物色している様子なのだ



ここは私の出番だろう!
ここにエサ、ありますぜ。
キャットフードを携帯していると、こういう時に役に立つ。
ふふふふ、備えあれば憂いなしだ


別にエサをちらつかせたわけじゃないのに、呼んだらすぐにやってきて、私の膝に座ってふみふみし出した



こんなに人なつこい野良猫も珍しい。
母猫はいったいどういう教育をしたのか?


キャットフードをあげると、すごい勢いで食べ始める



あ、食べ終わっちゃう



もっとないの?




そんなわけで、次回の国境越えがちょっと楽しみになりました(というのは誇張です)。



猫だけではなく、雀サイズのこんな小鳥も大勢いて盛大にさえずっていた




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