少し間が空いたが、今回から2022年の旅行記を再開する。なるべく年内に終わるよう努力するが、まあ無理だろうねえ…(悲観的なわけではなく、単に現実的)
今回はヨルダンのアンマンからトルコのアンカラに移動した時の話。ちなみに、トルコの首都はイスタンブールではなくて、アンカラだ。(テストに出るよ~)
ヨルダンの首都はアンマンだけど、あんまんは売ってません。(テストに出ないよ~)
この日は朝8時に起きて荷物をまとめ、ホテルをチェックアウトして、ダウンタウンからセルビス(白い乗り合いタクシー)で北バスターミナル(مجمع شمالي ムジャンマア・シャマーリー)に移動した。セルビスの運賃は1JD(現在のレートで約210円)だったが、荷物代として0.5JD余分に払わされた。
北バスターミナルにはすぐ着いた。うろ覚えの空港バス乗り場を探したら、大きいバスではなくてミニバスが停まっていた。以前は黄色い大型バスにしか乗ったことがなかったが、今回は空港から市内行きもその逆もミニバスだった。時間帯のせいなのか、コロナ禍で利用者が減ったせいなのか、よくわからない。(アンマン空港バスの時刻表はこちら)
空港行きのミニバスは黄色が目印
空港はアラビア語で「マタール」(مطار)なので、そのへんのおっちゃんに「マタール?」と聞けば、乗るべきバスを教えてくれると思う。タクシーに乗せようとするかもしれないが。
チケットは乗る前にバス会社のオフィスで買う。
「チケット売り場はあっち」と教えてくれたおじさん
「Sariyah」(سارية サーリヤ)と書いてあるところがバス会社のオフィスだ。
チケットは3.3JD(約700円)
一番上の欄は日付(6月23日)、その下は時刻(10時)だ。9時と書きかけて直した形跡あり。手書きのアラビア語の数字を解読するのは難しい。
(参考)ネットから拝借した表
他の乗客は、道中にある大学に通う学生や、出迎えに行くと思しき地元民ばかりで、スーツケースを持っているのは私だけだった。
1時間ほどでクイーン・アリア国際空港に到着。
フランス企業が建設を請け負って2013年にオープンした新ターミナルが、けっこう老朽化して見えた。(空港運営会社もフランス企業)
左が国民に慕われていた前国王、真ん中が現国王、右が皇太子
チェックインを済ませ、早めにゲートの方に向かう。
以前の記事で言及したヨルダンの高級菓子店「ザラティモ・ブラザーズ」が入っている。
ヨルダン土産に最適(私には買えない値段だが)
土産を買う必要はなかったので、売店はどこも素通りした。しかし、出発前に最後にヨルダンビールを飲まねばならないという、酒飲み特有の使命感を抱えていたので、アルコール類が置いてありそうな店を探して歩いたが、なかなか見つからず、半ばあきらめかけた時、ゲートのそばのカフェテリアの奥の方に酒瓶を並べたコーナーがあるのに気が付いた。
これを見逃すような私ではない。
素晴らしい眺め。さすが空港だ。
このコーナーのカウンターには人がいなかったので、レジのところに行ってビールが飲みたいと言ったら、缶ビールとジョッキを渡してくれた。アムステルが1缶4JDだったが、小銭が足りなかったので3.5JDに値切ったら、あっさり負けてくれた。ヨルダンって、素敵な国よね…
ジョッキが冷えているのがポイント高かった。
良く冷えたアムステルをゆっくり味わって、幸せを満喫する。もうヨルダンでやり残したことはない。
私が乗ったペガサス航空アンカラ行きは、13時20分発の予定だったが、若干遅れて離陸した。トルコのLCCであるペガサス航空は、HPでチケットを購入するのがほぼ不可能だし(毎回最終段階でエラーが出てどうしても買えない。この時はbooking.comで購入)、過去に何回か大きな事故を起こしたことがあるので(参考)、できればあまり乗りたくないのだが、ヨルダン・トルコ間はこれより安く飛べる航空会社がないのでしょうがない。幸い、今回も無事に到着した。40分くらい遅れただけさ。(予定では15時15分アンカラ着、時差なし)
着陸した時、客席から拍手が起こった。イタリア人は乗っていないように見えたので、トルコ人かもしれない。イタリア人だけではなく、世界各地で航空機の着陸時に拍手をする人々がいると聞いた。
入国手続き等は簡単に済んだ。出口付近に両替所があったので、カウンターの中の女性係員に日本円のレートを聞いてみたら、思ったよりも低かった。
み「それはちょっと低いですね…ここ以外にも両替所はありますか?」
係「別に低くないわよ。両替所はここしかないから、ここを出てしまったら、もう両替できないわよ」
み「う…じゃあ、ATMはありますか?」
係「国際線のエリアにはないわよ。国内線のところまで行かないとないからね」
み「うう…まあ探してみます」
係「お好きに」
(会話はトルコ語)
なんだか、空港の両替所の担当者なのに、悪徳商人のようで興味深いお姉さんだった。結局、国内線発着のターミナルまで行ってATMを見つけ出し、カードでリラを引き出した。
空港から市内へは、アンカラ在住の日本人の友人に教えられた通り、Belko Airの空港バスに乗った。ネットで調べたところ、Belko Airはもう運行していないようだが、他のEGOという空港バスがあるらしい。(詳細不明)
乗り場の脇にいたカラスさん達
車内は快適
終点のクズライ・ギュベン公園で降りた。
バスを降りたところに、前述の友人が待っていてくれた。久しぶりの再会を喜び合ってから、彼女が取ってくれたホテルにタクシーで向かう。この友人は小さいお子さんがいて、私を泊める余裕がないからということで、私のために家の近くのホテルを予約してくれ、宿泊料まで払ってくれていた。この夜は彼らの家で夕食をご馳走になる予定だったし、至れり尽くせりだ。彼女はシリア留学仲間で、出会った頃からずっと、一回り以上年下のお姉さんのような存在だった。
友人が予約してくれたホテルは、アンマンで泊まっていたホテルとは全然格が違って、大きくてピカピカ。ホテルマンもフレンドリーで親切だった。
分不相応に綺麗な客室
ホテルの駐車場の脇は、猫スポットだった。餌付けしている人がいるそうだ。
撫で放題。さすがトルコの猫だ。うふふふふふふふ‥‥
近くに桑の木が生えていた。美味しそうな実もなっている。他の所でも見かけたので、トルコには桑の木がけっこう多いのかもしれない。
猫を満喫してから、友人宅に移動。商社勤めの駐在の旦那さんとお子さん(男の子)が出迎えてくれた。食事はもう用意されていて、ワインをいただきながら食べ始める。
トルコ料理のメゼ(前菜)屋さんでテイクアウトしてくれたおかず
煮物や、焼いたハルーミチーズなども用意してくれた。
動き回る小さい子供を眺めつつ食事するという体験が、私にとっては新鮮だった。友人夫婦は交代で子供の相手をしながら、隙を見て食べている。子育てって、大変なんだなあ…
旦那さんもアラビア語が出来るので、皆で大きなテレビでアルジャジーラを観たりもした。どこにいてもアルジャジーラを観たがる私。トルコメディアのニュースは政治的に偏っていてプロパガンダ色が強かったり(TRTとか)、国際ニュースが少なかったり、三面記事みたいなニュースが多かったりして、どれもイマイチだしね。
帰りがけに酒屋に寄って、一番安いワインを買ってからホテルに戻り、飲みながら寝てしまった。買ったワインはトルコ産で90リラ(約480円)だった。ヨルダンより安い。
ホテルの窓からの夜景
(続く)
>・・・・・まあ無理だろうねえ…
「ムリと言ったらムリ、限界は、自分で作っている!」
な~んて、体育会系パワハラオヤジ発言、ミチさんには、口が裂けても、いや、そんなことひとかけらも思っていませんからね~。
と、冒頭から失礼いたしました、単に書いてみたかっただけです。
>ヨルダンの首都はアンマンだけど、あんまんは売ってません。(テストに出ないよ~)
ミチさん、これは面白いけど、限りなくオヤジギャグです。綺麗なお姉さんが書くことじゃないです。(
笑)
アラビア語の数字、驚きました。
てっきりアラビア数字って言うので、日本と数字は同じだと思っていました。よくよく、考えると同じ訳ないのでしょうが。勉強になりました。
では、また。
マイペースの次回を楽しみにしています。
アラビア語の数字は、「インド数字」と呼ばれますが、日本で使っているものとはかなり違いますね。日本と同じ数字も使われますが~
まあ、のんびりやりますんで、よろしくお願いします~