今年になってから義母がトイレを汚すようになったと夏に書いたことがある⇒(母と娘の介護)
「どうしてこんなところに?」と首をかしげたくなるような場所に便がついていたり落ちていることがあったのだが、やっと理由がわかった。
便をもらしていたからだった。
高齢になると筋肉が弱って、便を漏らすことがよくあると聞く。
ヘルパーの仕事をしていた時にそういった高齢者の方はたくさん見ているし、父もそうだった。
父が高齢者住宅に入る前、まだ自分で歩いて普通にトイレにも行けたのだが、本人も気づかぬうちに漏らしてしまうということが度重なるようになっていた。
ズボンはすっかり汚れているのに、父はまるで気づかないように普通に過ごしているので、慌てて下着とズボンを替えることが何度もあった。
父は一人暮らしだったので、いつも気づいて取り替えてあげることができず、また頑固に紙パンツを拒否していたので、これが父に高齢者住宅へ入ってもらうことの大きな理由の一つになった。
義母も90歳を越えているので、そうなってきてもおかしくはない。
義母が便を漏らしていることが分かったのは、浴室前で義母と会ったからだった。
義母は手に何か持っていたのだが、私の顔を見た途端、それを後ろに隠した。
さりげなく「どうしました?」と聞くと、義母は照れくさそうに「おしっこをもらしちゃったから、下着を洗おうと思って」と言った。
「あらそうですか。じゃあ、これ使ってくださいね」と洗剤とタライを渡したのだが、義母が下着を洗っているのを何気なくのぞくと、かなりの量の大便がついていた。
さらに同じ日、また浴室で大便のついた下着を洗っている義母の姿があった。
多分、ずっと前から時々こうして便を漏らしていたのかもしれない。
自分で処理をしようとして、手に大便がついた状態で壁を触ったり落としてしまったりしたことで、なぜここにうんちが?ということになっていたのだろう。
さて、どうしようか・・・
便は出てしまっているが毎回ではないようだし、オシッコでは下着は汚すが床を汚すようなことはまだ無い。
いきなり紙パンツでは父の時のように義母の抵抗があるだろうから、まずは下着につけるパッドを勧めてみることにした。
最初は「パッドなんてしない」と抵抗していた義母だったが、「これで下着も汚れませんよ」「大丈夫!薄くてつけていても全然気になりませんから」とか、まるでおむつ会社の人のように、パッドをするといかに快適に過ごせるかということを、あることないこと話して、なんとかパッドをしてくれることに成功した。
パッドをするようになってから、「どうです、快適ですか?」と義母に感想を聞いたところ、「少しゴワゴワして気持ちが悪い」とのことだった。
もう少し小さめの方がいいのかな?と、小さめのものを買ってくると、今度は大丈夫だったようで、以来ちゃんとしてくれているみたいだ。
パッドをつけるようになってからは、トイレが汚れることもなく義母がこっそり下着を洗う姿も無くなった。
義母も年々歳をとり、これから悪くなっていくことはあっても良くなることは無いだろうし、他にも色々なことが起こるだろう。
進化していく介護用品と、夫や義理の姉たちに助けてもらいながら、日々明るく過ごしていきたいものだと思う。
なるようになるとお気楽な気持ちは、いつも持っていたいと思う。
「どうしてこんなところに?」と首をかしげたくなるような場所に便がついていたり落ちていることがあったのだが、やっと理由がわかった。
便をもらしていたからだった。
高齢になると筋肉が弱って、便を漏らすことがよくあると聞く。
ヘルパーの仕事をしていた時にそういった高齢者の方はたくさん見ているし、父もそうだった。
父が高齢者住宅に入る前、まだ自分で歩いて普通にトイレにも行けたのだが、本人も気づかぬうちに漏らしてしまうということが度重なるようになっていた。
ズボンはすっかり汚れているのに、父はまるで気づかないように普通に過ごしているので、慌てて下着とズボンを替えることが何度もあった。
父は一人暮らしだったので、いつも気づいて取り替えてあげることができず、また頑固に紙パンツを拒否していたので、これが父に高齢者住宅へ入ってもらうことの大きな理由の一つになった。
義母も90歳を越えているので、そうなってきてもおかしくはない。
義母が便を漏らしていることが分かったのは、浴室前で義母と会ったからだった。
義母は手に何か持っていたのだが、私の顔を見た途端、それを後ろに隠した。
さりげなく「どうしました?」と聞くと、義母は照れくさそうに「おしっこをもらしちゃったから、下着を洗おうと思って」と言った。
「あらそうですか。じゃあ、これ使ってくださいね」と洗剤とタライを渡したのだが、義母が下着を洗っているのを何気なくのぞくと、かなりの量の大便がついていた。
さらに同じ日、また浴室で大便のついた下着を洗っている義母の姿があった。
多分、ずっと前から時々こうして便を漏らしていたのかもしれない。
自分で処理をしようとして、手に大便がついた状態で壁を触ったり落としてしまったりしたことで、なぜここにうんちが?ということになっていたのだろう。
さて、どうしようか・・・
便は出てしまっているが毎回ではないようだし、オシッコでは下着は汚すが床を汚すようなことはまだ無い。
いきなり紙パンツでは父の時のように義母の抵抗があるだろうから、まずは下着につけるパッドを勧めてみることにした。
最初は「パッドなんてしない」と抵抗していた義母だったが、「これで下着も汚れませんよ」「大丈夫!薄くてつけていても全然気になりませんから」とか、まるでおむつ会社の人のように、パッドをするといかに快適に過ごせるかということを、あることないこと話して、なんとかパッドをしてくれることに成功した。
パッドをするようになってから、「どうです、快適ですか?」と義母に感想を聞いたところ、「少しゴワゴワして気持ちが悪い」とのことだった。
もう少し小さめの方がいいのかな?と、小さめのものを買ってくると、今度は大丈夫だったようで、以来ちゃんとしてくれているみたいだ。
パッドをつけるようになってからは、トイレが汚れることもなく義母がこっそり下着を洗う姿も無くなった。
義母も年々歳をとり、これから悪くなっていくことはあっても良くなることは無いだろうし、他にも色々なことが起こるだろう。
進化していく介護用品と、夫や義理の姉たちに助けてもらいながら、日々明るく過ごしていきたいものだと思う。
なるようになるとお気楽な気持ちは、いつも持っていたいと思う。