ミーロの日記

日々の出来事をつれづれなるままに書き綴っています。

実家を売る

2022-09-22 16:27:01 | 日記

久しぶりに実家と亡くなった父の夢を見た。

今は誰も住んでいない実家のリビングで父と話をしている夢だった。

「車を業者に見せたら廃車だと言われた」という父に「まだ乗れそうなのにもったいないね。でも仕方ないね」と答えると、父も納得したようだった。

ここで目が覚めて、時計を見たら丁度起きる時間になっていた。

慌ただしく朝の支度や家事をして、午前11時頃にホッと一息。

椅子に腰掛けたら今朝の夢を思い出した。

そういえば父も夢の中で椅子に座っていたなあ。実家も懐かしかったなあ、、なんて思っていたのだけど、そこでふと思い出したことがあった。

つい先日、妹から実家が売れたようだと聞いた。

これから家を壊して更地にするらしい。

実家は弟の名義になったが、妹がすぐ近くに住んで時々空き家になった実家の様子を見に行ってくれていたので、弟から連絡があったのかもしれない。

それを聞いてよかったと思った。

「この土地は、入植したおじいちゃんとおばあちゃんが苦労して手に入れた場所だから絶対に売りたくない」と言っていた父。

父は亡くなる前に土地の名義を弟に変更して、そのことを弟に伝えていた。

父の意向を聞いた弟も受け継いだ土地は売らずに維持する方法を色々と考えていたのだが、借家にするにも大規模なリフォームが必要だったり、たとえお金をかけて綺麗にしても、広い家なので需要が無いのでは、、、と不動産屋に言われたりと、どちらかにしろ維持していくはなかなか難しそうだった。

しかも弟は本州で暮らしていて、もう帰って来ることは無い。

ということなら尚更売ったほうがいいのでは無いかと、お節介だが以前銀行の人から聞いた情報を弟に伝えていた。

「札幌の地価は令和4年夏までは確実に上がります」

ということは、その後は下がるのだろうかと聞いたら、それは分かりませんとのことだった。

その時の弟はまだ売るつもりは無さそうだったが、今年の夏についに売ったそうだ。

実家が無くなってしまうのは寂しいけど、弟のことを考えたら売ってよかったと思う。

でも父がそれを知ったらどう思うだろうかと、妹から話を聞いた時に少し思った。

あんなに売らないと言っていたのに、ガッカリしていなければいいけど、、、なんて思ったが、夢の中の父の様子では、きっと父も納得してくれているだろうなと思う

還る時には、土地も家もお金も持っていけないのだから。

 


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