お正月に温泉で過ごすのは初めてなのだが、4日に登別温泉へ一泊旅行に行ってきた。
昨年の11月にお正月の宿の空き状況を見たら、年末から三が日にかけてほとんどの宿がすでに満室になっていて、4日に残り2部屋という宿を見つけたので急いで予約した。
だから非常に混んでいることは覚悟していたのだったが、やはりお正月中は混んでいた。
温泉宿で私が一番楽しみなのはお風呂なのだが、そのお風呂もかなりの混み具合で、広々とした大浴場では洗い場を探してウロウロするほどだった。
このような温泉地は、日本人客もいるのだが、それを上回るくらい海外からの観光客が多い。
一番多いのは、台湾や中国からの観光客だろうか。
そして、反日の影響で観光客が減っていると言われていた韓国人の観光客もまた多かった。もう訪日してもよくなったのか、お忍びで来ているのかわからないが、家族連れや若い人などたくさん来ていた。
ところで近年日本へ来る外国人観光客が増えているので、こうした大きな宿の温泉の入口には、温泉に入る時のマナーが絵入りで書かれた看板がよく貼ってある。
ところが、これを守らずに入っている外国人観光客が多い。看板をよく見ていないということだろうか。
とにかく一番多いのは、湯船の中にタオルを入れることで、日本人なら公共のお風呂では絶対にしない行為だが、これをしている外国人観光客が多かった。
タオルを入れてはいけないという事を言うべきか言わざるべきか・・・隣で湯船の中にタオルを入れている外国人を見ながら迷った。
相手は複数人で楽しそうに談笑しながらお風呂に入っている。そこに怖い顔をしたおばさん(私)が、「タオルを入れてはだ~め、だめ」と注意するのもなぁと思っていた。
これが日本語ならカドが立たない言い方で教えてあげられるのだが、日本語は通じないようだし。
中国語は昔すこしかじったことがあるが、もうすっかり忘れてしまったし。
ならば英語でいくか。
しかし悲しいかな、適当な英語の言い方がわからない。
ドント タオル イン バスタブとか?
それともノータオル イン バスタブかな?
なんか単語が足りなくない?とかなんとか、あれこれ文を考えているうちに、湯船の中でタオルをじゃーっと絞ると出て行ってしまった。あ~ぁ。。。
今や日本人より外国人観光客の方が多いほどになった温泉宿。
人口減少に歯止めがかからない今、大型の温泉宿のように日本人客だけを対象にしていたのではやっていけない業種も多々あるのだろう。
他の地域はわからないが、北海道にいる限り、外国からの観光客のいない所はどこも人が少ないと感じることが増えてきた。
人口減少はやはり寂しい。
しかしこれもまた時代の流れで、今後これまでとは違った価値感の世界へと入って行くことになるのだろうか。これからどのような世界になるのか楽しみだ。
でも、英語くらいしゃべれるようになっておかないとだめかしら・・・と思ったら、「今はスマホで翻訳機能があるから何語でも大丈夫だよ」と子どもに言われた。
それはよかった。でも、それってお風呂では使えないんでしょうねぇ。
帰り道に立ち寄った苫小牧港。今年は雪が少なくて、まるで春のようでした。
写真の船は、愛媛の今治から来たのかな。愛媛も行ってみたい。
日本中まだまだ行っていない所がいっぱいです。