バージニア労働者

アメリカで働くってどんな感じ?アメリカの企業で働く統計アナリストの労働ブログ。アメリカ生活小話や猫も登場。

臭いテロ@会社

2018年10月17日 | お仕事
私は基本的、朝食は家で取らず職場で食べる。


全ての身支度を終え、わずか15分で出来る簡単な朝食を作って、そして職場のキューブでゆっくりとるのが通常。
コーヒーを沸かして保温マグに注ぎ、何らかの卵料理にトースト(職場のパントリーでもちろんトーストできる)、それからバナナ。





ゆっくり食べながらメールをチェックしたり、同僚と他愛ない話をする。


そのうち8時出勤の同僚が出勤してきて、同じように職場で朝食を食べながら仕事を始める。
食べながら仕事をするのは、アメリカならではなのかも。
少なくとも日本企業ではまず見かけない光景。


常に誰かが何かを食べている職場なので、いろんな匂いがする。


朝はやっぱりブレックファーストの匂い。
至るところからコーヒーの良い香りや、パンケーキの甘い香り、スクランブルエッグやベーコンの香ばしい香り。
私はこの朝食の匂いが大好きだ。


これが昼ごろになると、様子がちょっと変わる。


ランチではいろんな人が、いろんな物を食べる。


電子レンジや私が朝利用するトースターが置いてあるパントリーなんて、ものすごい匂い。いや、もはや臭い


誰かが電子レンジで魚料理をチンするなら、その人は覚悟してチンしなければならない。
何故なら、パントリー周辺の部署からかなりのヒンシュクをかうことになるから。


一度誰かがとんでもないものを温め始めたままその場を少し離れてしまい、何が温められているのか分からず
その正体不明の悪臭でちょっとした騒ぎがあった。


正確には、セキュリティーが駆け付けたので、けっこう大騒ぎになった模様。


その人が温めていたものは、キムチと何かを混ぜたものだったということだから驚き。
キムチ好きなアメリカンもいるんだね。
ていうか、キムチて温めて食べるもん?
キムチて漬物グループだよね?
アメリカの食べものアレンジも変わったものがあるもんだ。

(関係ないけど、アメリカ人の友人が初めてお寿司にチャレンジしようとしたが急に怖気づいてしまい、結局レンジで温めて食べたと言っていた。)


こういった臭いで人に迷惑をかけるのを臭いテロというらしいが、以前同じようなことをここでアップしたことを思い出した。

『大奥inUSA』


そんなこんなで私はもうすっかりいろんな臭いテロに鼻がやられているから、多少の臭いではビクともしないと思っていたが、
ある日のランチタイムに神話が崩壊する。


パントリー周辺の臭いが『Zoo(動物園)』だとすると、エレベーターの中はもうカオス。もう何が何だか、の香り。


地下にあるカフェテリアからの食べ物の匂い(しかも揚げ物多し)、昼に出勤してくる女たちの香水の匂い、昼休憩に運動してきた人の
汗&体臭Withそれをカバーすべくスプレーしたと思われる安物のボディーミストや制汗剤、喫煙してきた人の大人の匂い...
これらが全部ミックスされてるんだもの。


I got punched in the nose.(鼻にパンチ食らった=鼻がもげそう)と、よく英語では言います。(ケイエスの覚えても無駄なワンポイント英会話)


私がアメリカ社会で養ってきたものの中に「長い間息を止めておく」ことがあるのは、間違いない。





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