バージニア労働者

アメリカで働くってどんな感じ?アメリカの企業で働く統計アナリストの労働ブログ。アメリカ生活小話や猫も登場。

上がるハードル

2019年08月23日 | お仕事

今日ね、2Qの成績が出されたの。


本当なら先月の発表だったのに、ブラッドがめちゃくちゃ忙しくて
忘れた頃にあの悪夢が思い出される。


Be perfect, and...


あの時私すっごく腹が立っていて、もう何て言ったらいいか、I was sooooooo pissedだったけど、
とりあえず理不尽なこの怒りの矛先を、改善に向けようと思ったのは本当で。


だからあれからまた3カ月間、頑張ったの。


そしたらね、とりあえず前回悪かったAccuracyは改善されてて、
今度はTimelinessが下がってたのよ。


正確さを追求するには時間がいるじゃない?
そしたら今度はそれがネックになってレポートの期日をすこし遅らせてしまったのだった。
第一、提出するレポートの数が多いのに、その期日が同じような日ばかりとかいくら何でもきっついわ。


なんかこう、日本の物作りって世界的に有名だけれども、その製品の数を増やそうとすると品質管理が難しくなって、
品質管理を厳しくすると、どうしても時間もかかっちゃうじゃない。あれと同じメカニズムね。


でね、結局総合得点は、前回よりも良かったけど、私の中ではあんまり納得できなくてね。
私自身は結構頑張ったつもりだったから、肩透かしを食らった感じ。


前回の記事でフィルがエッセイみたいな分析解析結果を提出して、それが気に入られなかったのと同じ。
なんだかがっかりーーーーーーーー。


その気持ちが顔にもろに出ていたんだろうね、ブラッドが私の顔を見ながらこう言ったわ。

『僕はね、期待しているんだよ。ケイエスはこれからもっと伸びるよ。』


もし、私に少しの向上心が残っていたなら、その言葉は胸に響いたのかも知れないが、
こないだのダニーの一連の出来事以来、
もう本当に今は波風立てず、とにかく静かに仕事がしたいと思うようになったので、
ブラッドの言葉は全く私の心に沁みてはこなかった。


むしろ、重みでしかない。


今回もまた、今ここで襲撃事件があったなら、彼を盾として差し出し、私は逃げようと思いながら彼のオフィスを後にした。


キューブに帰ってきたらフィルとデミ嬢が世間話をしていて、私の不機嫌そうな顔を見るや否や、
2Qの結果でしょう?と聞くので曖昧に頷くと、
なんかもう何をどう頑張ったらいいのかわからんよね。と、二人が口を揃えて言ったので
どうやら二人とも私と同じ思いだったのかも知れない。


頑張れば頑張るほどお給料は上がるので、やり甲斐を与えてくれる実力主義アメリカ!と言えば聞こえはいいが、
その裏で、同じようにハードルの高さももちろん上がっていき、上手く飛ぶための技術は磨いていかないといけないし、
それに伴って、つまづく回数も増えるのだった。


まあ今いろいろ考えたってしょうがない。
3Qの始まりの7月はとりあえず上出来で、なかなか良い出だしだったし、
それに今日は金曜日だ。


深呼吸して、地道にやってくしかない。





いつもマイペースなフリちゃん。...これ、一体どうなってるんだろう。





猫って人間よりも骨の数が多いのは知っていたが、猫は液体で出来ているとかいう人もいるぐらい。

そっちのがわかりやすい。



皆さん、よい週末を!













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