つくば植物園で見かけました。5月頃淡黄紫色の独特の花が咲きますが、10月末ごろになって写真のような実が大きくなって、徐々に紫色に変わります。説明によれば、関東地方~琉球列島までの日本や朝鮮半島南部、台湾、中国南部に分布し、「Stauntonia hexaphylla」、アケビ科の常緑のつる性植物です。前掲のアケビの仲間ですが、実っても外皮が割れることは無いです。外皮を割って見ると、薄緑色の果肉が見えて、ほのかな甘みがあるそうです。アケビ等とともに古代から山の幸として大切にされてきた歴史ある食の植物です。写真は、10月27日に撮影しました。
今年も霞ヶ浦周辺の里山でアケビが実っていました。外側の厚い皮が写真のように裂けて中から種子を包んでいる白い部分が見えています。この甘くて白い部分(果肉)に包まれて小さな黒い種子があります。もう少しすると、小鳥が集まって啄んで行くことでしょう。子供の頃、友達と山歩きして食べた頃を思い出します。外側の厚い皮も料理に使われ、ツルの部分には、利尿作用があると言われています。写真は10月27日に撮影しました。