つくば植物園で見かけました。前掲のワカサハマギクと比較してご覧ください。葉の形や大きさが違い、花もやや小ぶりです。東北南部(福島辺り）～四国・九州の日当たりの良い野山・路傍に自生している野菊です。草丈は40cmくらいで、花は直径4～5cmくらいの白い花です。香りがとても良くて、この香りが香木である竜脳(ボルネオ樟脳)の香りに似ていることから名付けられたそうです。確かに観察路周辺は癒されるような香りに包まれていました。まさに菊香る秋の風景です。写真は11月12日に撮影しました。
つくば植物園で咲いていました。写真のように大きくはない花(3～5cm程度）ですが、とても香りが良くて存在感がります。説明によれば、日当たりの良い日本海岸（福井～鳥取）に生育し、「Chrysanthemum wakasaense」、準絶滅危惧（NT)に指定されているキク科の多年草です。リュウノウギクの変種だそうですが、それより葉も花も少し大きいとか。和名の由来は、福井県若狭地方に自生しているが発見されたことによるようです。花の時期は晩秋から初冬にかけての花が少ない時期です。写真のように昆虫がとまっていますから蜜が甘いのでしょうか？写真は11月12日に撮影しました。
