つくば植物園の絶滅危惧植物花壇で見事に咲いていました。説明によれば、四国（高知県足摺岬一帯～沖の島～愛媛県佐多岬にかけての海岸に自生し、「Chrysanthemum japonense var. ashizuriense」、キク科の多年草です。母種のノジギクより葉が小さくて厚みがあり、裏面に白い毛が多くあり、葉の表面の縁が白く見えます。花は小さくても白い花弁が秋の陽射しを受けて華やかに見えます。写真は11月12日に撮影しました。
つくば植物園の絶滅危惧植物花壇で咲いていました。草丈は低く匍匐性があるように見え、葉に艶と厚みがあります。説明によれば、奄美大島、徳之島、沖永良部島、沖縄島の海岸の岩場に生育し、「Aster asagrayi」、キク科の多年草です。絶滅危惧IB類（EN)に指定されている、白い花がとても可憐な野菊の仲間です。沖縄植物図鑑によれば、夏に沖縄の西海岸でしか咲かない不思議な花だそうです。同じ仲間で葉がやや大きいオキナワギクは、秋に東海岸だけで見られるとのこと。植物の世界でも不思議な事が多いものです。写真は11月12日に撮影しました。
