つくば植物園の熱帯山地雨林温室で見かけた珍しいランです。美しい赤紫色をした花が10cmくらいの花茎の先端に数輪ついています。説明によれば、ニューカレドニア島原産で、「Spathoglottis unguiculata」、ラン科の地生ランです。葉は緑が美しく先端は剣のように尖っています。写真は10月27日に撮影しました。
つくば植物園の熱帯雨林温室の水が流れる岩の苔についていました。とても小さな花ですが、白い仏炎苞が可愛く、中には黄色い花穂が見えます。説明によれば、カリマンタン島原産で、「Bucepharandra sp.」、サトイモ科と記されていました。白い仏炎苞の長さは約1cmくらいです。写真は10月27日に撮影しました。
つくば植物園の熱帯雨林温室の水が流れる岩の苔に付いているように見えました。説明によれば、カリマンタン島原産で、「Bucepharandra motleyana」、サトイモ科と記されていました。とても小さいですが、白い仏炎苞の形をした花が見えます。やや薄暗い所での撮影で、鮮明でないかもしれませんが、珍しい植物ですので、掲載しました。写真は10月27日に撮影しました。
つくば植物園の絶滅危惧植物展示花壇で咲いていました。黄橙色の筒状の花が下向きに咲いています。筒状の花の内側は赤褐色の模様が見えます。本来の自生地は沖縄(石垣島・西表島)などのようですが、筑波実験植物園では、生育の北限等を研究するためでしょうか、露地植えにされて花が咲いていました。和名の由来は、植物学者松村任三氏を記念してつけられたものだとか。説明によれば、琉球、台湾、中国南部に分布し、「Titanotrichum oldhamii」、イワタバコ科の絶滅危惧IA類(CR)に指定されている多年草です。写真は10月27日に撮影しました。
つくば植物園で見かけたとても貴重な植物です。白い花の形が鷺が飛ぶようにも見え、サギソウに似ていますが、全体的に草丈などが大きい(約40~50cm)ことが和名の由来のようです。説明によれば、本州~琉球列島に分布し、絶滅危惧IB類(EN)に指定されている「Habenaria dentata」、ラン科の多年草です。比較的暖かい地域の湿った草地に生育するとのことですが、各地で自然破壊が進んで、生育地を失っており、激減して絶滅が危惧されています。写真は10月27日に撮影しました。