つくば実験植物園の水草展で説明されていました。吹奏楽などでクラリネットやオーボエの美しい音を耳にしますが、その音を出す源になっているリードは、「ダンチク」から作られていると詳しく説明されていました。ダンチクは、陸生~湿生植物と記されていますが、葦より太くて直径は2㎝位あると写真で展示されていました。それを薄く削って楽器のリードとして使われています。写真は8月7日に撮影しました。
つくば実験植物園で水草展が行われておりました。その中でも珍しい説明がありましたので紹介します。日本古来の「篳篥」のリード(口にはさんで音を出す部分)は、水草の葦が使用されているとのこと。伝統文化を守る為に淀川に葦の保全も行われていると記されています。また、クラリネットやオーボエのリードに使われるのは、「ダンチク」と言う水生植物を使って作られていると説明されていました。
つくば実験植物園のあちこちに写真のような光景が見られます。今年は、急激に夏の暑さがやってきたような感じで、地中にいた蝉も慌てて羽化して繁殖行動に移ったのかもしれません。植物を観察師に来たつもりが、蝉の観察になってしまいました。この抜け殻はどの種類の蝉かわかりませんが、ミンミンゼミ、アブラゼミ、クマゼミ等が鳴いています。写真は8月7日に撮影しました。
今年の夏は、八月に入って暑さが一段と酷くなったように感じます。つくば実験植物園へ行くと森の中で各種の蝉が鳴き競っています。写真のアブラゼミは、以前より少なくなったように感じます。独特の鳴き声で直ぐにわかります。蝉の声は、夏の風物詩の一つかもしれません。写真は8月7日に撮影しました。